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2017/11/09 10:00

【商品化】東京メトロ銀座駅リニューアル工事始まる デザインはコンペ入賞作をもとに決定

出入口イメージ。実際は光の演出によりさらに華やかになることだろう。画像は東京メトロプレスリリースより出入口イメージ。実際は光の演出によりさらに華やかになることだろう。
画像は東京メトロプレスリリースより

東京メトロ銀座駅のリニューアル工事が11月から始まった。デザインは2015年に行われた「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」を反映させている。

東京メトロでは、銀座線全駅のリニューアルを進めるため、2012年12月から銀座線の魅力向上に寄与する様々なアイデアを募るデザインコンペを実施。駅デザイン、および将来の駅のあり方を見据えた駅機能を公募した。

銀座駅デザインコンペについては、登録件数726件、作品件数182件もの応募が集まり、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選5点、特別賞5点、奨励賞2点が選出されていた。

東京メトロ銀座線 銀座駅デザインコンペ最優秀賞 吉岡あずさ

東京メトロ銀座線 銀座駅デザインコンペ最優秀賞 吉岡あずさ

リニューアルのデザインは、同コンペ開催時のテーマである「地下にいながら地上を感じることができる『銀座のまちの地下1階』」に基づき、「憧れの街~人と街をつなぐ光のゲートアベニュー」がコンセプトになっている。

出入口は同コンペ最優秀賞のアイデアを具現化し、光で街と駅をつなぐ演出を施す予定。ラインカラーに合わせ、レモンイエロー(銀座線)、シルバーホワイト(日比谷線)、チェリーレッド(丸ノ内線)の光のグラデーションがあふれる。

銀座駅を大通り(アベニュー)ととらえ、“地上のやわらかい光が届いているかのような”地下の駅空間、あるいは“車両が地上まで飛び出してきたような” 光でアベニューと街をつなぐ「光のゲートアベニュー」をかたちづくる意図だ。

東京メトロはこのデザインについて「銀座駅が、東京メトロをご利用いただいているお客様と地上の街をつなぐゲート(入口)としての役割を担うことへの想いを込めている」としている。

工事完了は2020年の予定。東京オリンピック・パラリンピックの年、銀座らしい“伝統”と“先端”の機能が融合したデザインにより、世界から銀座に訪れる方々が心躍るような駅に生まれ変わる。

東京メトロプレスリリース
http://www.tokyometro.jp/news/2017/190236.html

東京メトロ銀座線 駅デザインコンペ
http://www.tokyometro.jp/safety/ginza/competition/2015/index.html

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