「コンテスト白書2022」の集計をしていて気になったことの掘り下げ第4弾です。
コンテストの応募者数を増やすには、応募者が応募に至る理由を念頭に置いて、募集要項を制作できることが望ましいです。では、その応募理由にはどのようなものがあるのでしょうか。「コンテスト白書2022」より一部抜粋して記事にまとめましたので、是非、参考にしてみてください。
応募理由に関して、当社の運営するコンテスト情報サイト「登竜門」読者アンケートの結果では、以下のような分布になっています。
コンテストの応募者は、そのコンテストの参加資格にもよりますが、学生やアマチュア、実務者やプロというように幅広い対象が存在します。
この回答結果を見ると、全体では「趣味・いきがい・気分転換・腕試し」が最も多い応募理由です。カジュアルな理由で参加する応募者が多いとも読めますが、コンテストには、俳句や川柳、キャッチコピーやエッセー等、参加に対する敷居が比較的低いコンテストも数多くあるので、そういった応募者層が数を占めているとも読み取ることができます。プロアマ問わずライトな理由から、年間に複数件のコンテストに参加するような応募者が一定数いることも事実です。
また、応募理由を職業別の内訳で見てみると、クリエイティブ職における回答は「実績作り」が最多となります。クリエイティブ職のようなプロの応募者は、コンテストでの受賞や権威ある審査員に評価されることで、実務に活かすことのできる実績作りとして、コンテストに参加するというケースも非常に多いです。そのため、実績に箔が付くようなコンテストや豪華な審査員のコンテストは人気であり、応募数も多い傾向があります。
加えて、2番目に多い「賞金・賞品を得るため」という応募理由ですが、こちらも動機は様々です。文字通り副賞の獲得が目当てで複数のコンテストに参加している応募者もいれば、学生の応募者が卒業制作費の費用捻出を目的として参加するといったケースもあります。どちらも「賞金・賞品を得るため」に参加していることに変わりはありませんが、動機の部分では若干性質が異なるかと思います。
このように単に応募理由といっても、コンテストの企画やターゲット、応募資格等によっても異なる傾向があるため、コンテストの募集要項を検討する際には、その企画や趣旨に沿った検討が必要となります。コンテスト主催者の立場にある方は、是非、参考にしてみてください。
本記事でご紹介した応募理由は、「コンテスト白書2022」に掲載している情報です。カテゴリーごとの賞金相場等、コンテストの傾向をまとめている資料になりますので、ご興味がございましたらこちらよりダウンロードしてみてください!
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