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コンテストやデザイン・アートに関わることを、ゆるりと更新します

コンテストと生成AI

今年に入りChatGPTを触り始めまして、AIの優秀さをひしひしと感じています。
昨年、海外の絵画コンテストでは「Midjourney」というAIを利用した絵画作品が受賞し、先日も「Sony World Photography Awards 2023」というフォトコンテストで、AI生成画像がクリエイティブ部門の最優秀賞を受賞したことで、それぞれ賛否両論が巻き起こりました。

現時点では、生成AIを利用した作品については、応募規約で禁止している企画が多いですが、MicrosoftやAdobe製品にもAIが実装されることが発表されており、生成AIを活用した作品制作の機会も増えていくでしょう。今後、法律が整備され、各業界団体の指針などが発表されていくと思いますので、本コラムでは随時そういった情報を更新していければと考えております。

今回は今話題のChatGPTを利用して、川柳コンテストの応募要項を制作してみました。

まずは、川柳コンテストの応募要項の作り方を尋ねてみました。
「コンテストの魅力を伝えることを目的とした川柳コンテストの応募要項を書いて」

「川柳コンテスト」とは、5-7-5の形式で詠まれる独特な日本の詩形である「川柳」を題材としたコンテストです。以下は、応募要項の例です。

1.応募資格
日本国内外を問わず、年齢・国籍不問。川柳に興味を持ち、作品を発表したい方は誰でも応募可能です。

2.応募方法
下記の方法にて応募してください。
・作品は5-7-5の形式で、日本語で記述すること。
・1人3作品まで応募可能。作品のテーマは自由。
・作品はWebサイト上で応募フォームに入力し、送信してください。

3.応募締切
応募締切は、毎年11月30日までとなります。

4.審査方法
審査は、複数の審査員によって行われます。作品の内容、表現力、ユーモア、深みなどが評価されます。

5.賞品
優秀作品には、以下のような賞品が授与されます。
・最優秀賞:賞金100,000円、トロフィー
・優秀賞:賞金50,000円、トロフィー
・入選作品:賞金10,000円、賞状

6.注意事項
・応募作品は未発表のものに限ります。
・著作権等の問題がある場合は、応募できません。
・審査結果に対する異議は受け付けません。

川柳は短い言葉で表現することが求められますが、深い意味やユーモアを含む表現が多く、奥深い魅力があります。川柳コンテストは、その魅力を広く知らしめる機会となっています。是非、多くの方に参加していただき、自分の川柳を通じて新たな魅力を発見していただければ幸いです。

という回答を得ました。
こちらからの指示が曖昧ということもありますが、具体的な応募要項の作成はまだ難しいようです。
上記回答を受けて、企画概要をより具体的にして、問いかけてみました。

「以下概要の川柳コンテストの応募要項、応募規約を作成して
・開催目的はコンテストの魅力を伝える
・応募方法はWebフォームからの応募
・大賞受賞者(1名)には賞金10万円、優秀賞受賞者(2名)には賞金3万円を支給
・審査員はcontest iroha チームメンバー
・大賞作品、優秀賞作品の権利は賞金の支払いを対価として主催者に譲渡、それ以外の応募作品は応募者に帰属したまま
・募集期間は7月1日からの2ヶ月間」

【応募要項】

1.コンテストの概要
本コンテストは、川柳の魅力を広く知ってもらうことを目的として開催されます。5-7-5の形式で詠まれる川柳の中から、最も優れた作品を選出し、表彰します。

2.応募資格
日本国内外を問わず、年齢・国籍不問。作品を発表したい方は誰でも応募可能です。

3.応募方法
作品は、Webフォームからの応募のみ受け付けます。応募する際は、作品の内容と共に、お名前・メールアドレスをご記入ください。応募作品の枚数には制限はありません。

4.募集期間
募集期間は、毎年7月1日から2ヶ月間となります。期間を過ぎた作品は受け付けませんので、ご注意ください。

5.賞品
・大賞:賞金10万円、表彰状
・優秀賞2名:賞金3万円、表彰状

6.審査方法
審査は、contest iroha チームメンバーによって行われます。作品の内容、表現力、ユーモア、深みなどが評価されます。審査結果は、発表日以降に当サイトで公開します。

7.掲載について
応募作品は、主催者が運営するWebサイトやSNSなどで紹介させていただく場合があります。

【応募規約】

応募作品は未発表のものに限ります。
作品のテーマは自由ですが、公序良俗に反する内容、または他人の著作権等の権利を侵害する内容の作品は応募できません。
応募者は、応募作品に関する著作権・知的財産権を有する者であることを保証するものとします。
応募作品の著作権・知的財産権については、応募者が保有するものとします。ただし、大賞受賞作品および優秀賞受賞作品の著作権・知的財産権は、賞金の支払いを対価として主催者に譲渡されます。

間違ってはいないですが、個人情報の取り扱いに関する文言が足りないので、これをベースに修正・追記する必要があります。
ここまで15分ほどしか時間がかかっていないので、今後AIの精度が上がっていくと、もっと手軽に応募要項が制作できるようになるかもしれません。

今回はロゴやキービジュアルの制作は行いませんが、画像生成AIアプリも多数出ていますので、そういったものを利用して、コンテストの開催がもっと手軽にできるようになるかもしれませんね。

今後の連載で取り上げて欲しいコンテンツなどがありましたらフォームよりお気軽にご連絡ください。