「コンテスト -作品のできや技術、容姿などを競う催し。(日本国語大辞典より)」
このサイトではコンテスト開催についての“いろは”をお伝えします。
「何から始めればいいのだろう…」と悩むあなたにとっての、いわばコンテスト相談所です。
日本最大級のコンテスト情報サイト「登竜門」の運営と、20年以上にわたるコンテストの実施支援の観点から、「コンテスト開催の基本」はもちろん「一味ちがうコンテストにする工夫」まで余すことなくお伝えします。
コンテストを開催するにはどうしたらいいのか。その先には何があるのか。
その第一歩をお手伝いするのが「Contest iroha -コンテスト相談所-」です。
数字を軸に、国内のコンテストと呼ばれるものをまとめました。
グラフを眺めると、コンテストの魅力や社会的な役割が見えてきます。
「登竜門」の読者調査と過去100件以上の実施支援の知見から編み出した“コンテストのナマ情報”です。
コンテストと一言に言っても、募集要項の作成から結果発表まで、多種多様なタスクがあります。まず何から手をつけたら良いのか、その上でどうすれば求めるレベルの作品が集まるのかをお伝えします。時系列に5つの場面に分けてご紹介します。
コンテストの概要として決めるべきことは次のとおり多岐に渡ります。
————————
募集作品の概要/賞や副賞の内容/募集受付期間/テーマの設定/
募集受付方法/作品提出方法/審査会概要/審査方法・審査基準/
審査員/結果発表日/作品の著作権の取り扱い/取得した個人情報の取り扱い
etc…
————————
「一体なにから決めていけばいいのだろう…」と思いがちですが、
まずは“コンテスト開催の目的”を明確にしましょう。
それを軸に、企画を詰めていきます。
「自社開発では出ないアイデアが欲しい」「コンテストの開催を通じてクリエーターとつながりたい」「コンテストをブランディングとして活用したい」など目的は様々です。
目的、目指す山を設定したところで、
応募方法や開催時期などを決めていきコンテストの骨格を埋めていきます。
副賞の内容や賞金額はどのくらいが適正なのか、スケジュールや審査方法など、
過去の類似コンテストを参考にしつつ、企画を進行していきましょう。
コンテスト運営の知見や豊富なデータを元に、こういった疑問や不安にお答えします。
漠然としたコンテストのビジョンを、実現するには何をすればいいのかを一緒に考えていきましょう。
オンラインでもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
企画立案で考えたことをカタチにしていきます。
まずは、募集要項を作成しましょう。
募集要項作成時にまず検討して欲しいのは、どんな人に応募して欲しいのか、
どのように作品を受け付け、どのように審査を進めていくのかという点です。
応募用紙による郵送、メール、Webフォーム、SNS投稿など、様々な応募方法の中から、
応募者が応募しやすく、主催者が審査しやすい応募方法が決まったところで、
作品の権利や個人情報の取り扱いのルールを定めていきます。
※詳細は権利についてをご覧ください。
募集要項が決まったら、次に告知準備に入ります。
多くの人にコンテスト企画を知ってもらうためにWebページを作りましょう。
その際に、そのコンテスト専用のビジュアルを作成することをお勧めします。
ビジュアル化することで、応募者の記憶に残りやすく、他の広報媒体にも活用できます。
そして各種情報サイトへの掲載、関連団体へのリリースへと広げていきます。
学校や施設にポスターやチラシを掲出してもらい、接点を増やすことも有効です。
作品が届き始め、応募者からの問い合わせ対応を行う期間です。
また、質問などを受け付ける窓口も決めておくと応募者との連絡がスムーズです。
コンテスト専用のメールアドレスを開設することが多いです。
コンテスト推進において、
効率的で、最大限効果的な方法をお伝えいたします。
「立ち上げ準備」編で取り決めた受付方法で、
事務的に処理していきましょう。
応募の約半数が締切間近に届くので、中間期間ではなかなか総数の予想が難しいです。
コンテストに関する質問も寄せられるので、こまめに対応しましょう
応募の受付処理は審査の方法に応じておこないます。応募者・作品の一覧を作成しておくことは必須とも言えます。記入不備や作品が規定を満たさない場合には、応募者に確認し、時間に余裕があれば再提出をしてもらいます。
次のステップ「審査会」編がスムーズに行えるように
しっかりとした準備をしましょう。
作品の審査方法はさまざまです。例として挙げると以下のようなものがあります。
・審査会場に作品を一堂に並べ、審査員が気になる作品をピックアップして討議する。
・コピーした資料や画像を見ながら審査員各自が作品に目を通し、気になったものに投票して得票数を基準に審査をする。
・Web上の審査システムを使用し事前に投票。必要があれば協議する時間を設ける。
このほか、審査を一般投票にして応募者以外にもコンテストに参加してもらう方法もあり、取り組みの周知拡大につなげることができます。
さらに審査を複数回実施する企画も多数あります。
一次審査を通過した方に、プレゼンテーションをしてもらうことで制作の意図や機能を具体的に知ることができます。もしも商品化を目的としたコンテストであるならば、ここでより詳細に確認して審査をすることが求められるでしょう。
審査会では、審査基準・段取りを全体で共有しておくことは大切です。
コンテストの趣旨や審査基準を事前に審査員に伝えることで、スムーズかつ適切な議論が行えます。
結果発表を行います。
メディア露出はもちろんのこと、お応募者への結果の周知、コンテストの目的を広く知ってもらう最後の山場です。
まず受賞者本人へ連絡をし承諾を得ます。
コンテスト募集開始時と同様に、結果も広くリリースをできるといいでしょう。
そのために、作品の写真や受賞者のポートレートがあると関心を持ってもらいやすいです。
意匠調査をすることで、既出のアイデアや類似商品がないか確かめることができます。
商品化を前提にしている場合、権利を守るために世に出すまで受賞作品の全貌を明らかにしない場合もあります。
また、受賞者には賞内定の旨だけを連絡しておき、表彰式でグランプリ等を発表するという演出も多く見受けられます。
表彰式の開催は必須ではありません。しかし表彰式は受賞者にとって印象に残る人生のハイライトとなり得ます。
表彰式を開催する際には、会場をおさえて式次第を作成し、音声や照明などは専門の業者に協力を依頼すると確実でしょう。司会者もプロにお願いすると、よりスムーズに式が進行します。
コンテストを開催してみると、反省点や課題が見つかる一方で予想外の収穫もきっとあることでしょう。応募者だけでなく、主催者にとってみても、得るものが多いコンテストになることといいですね。
コンテストの運営をサポートするオンライン応募・審査システム「コンペアプリ」のご紹介です。集まった作品の管理はもちろんですが、応募者の情報(個人情報)を安全に管理することも重要です。
膨大な件数の情報を一括管理するために、ツールを開発しました。個人情報の保護を最重要とした上で、コンテスト運営に特化した操作性を追求しています。
コンペアプリの活用場面はおもに2つです。
Web上での応募のエントリー登録・作品応募
オンライン審査
それぞれについて解説します。
Web上での応募のエントリー登録・作品応募
応募時に氏名や連絡先を登録してもらいます。入力項目や選択肢もカスタマイズが可能です。個人情報の取り扱いについても明記しておくことも重要です。
これらの情報は応募用紙への記入でも集めることができますが、入力されたデータを用いることで検索や一覧化が簡単にできるようになります。さらに登録順に発行されるIDも、応募管理に役立つでしょう。たとえWeb提出の方法を採用しないとしても、エントリーだけをコンペアプリ上でおこない、作品にはIDを記載して郵送で提出という段取りにすることで、応募者と作品のひもづけがスムーズになります。コンペアプリでお預かりした個人情報は、プライバシーマークのガイドラインに沿った保存期間を過ぎ次第、削除をしています。
コンテストの運営をサポートするオンラインツール(通称:コンペアプリ)。
こちらではオンライン審査について解説します。
審査員が各自のペースで審査をおこなえる環境を用意します。
まずは審査員ごとにIDとパスワードを発行します。それを使って各審査員がログインし、作品の画像とタイトルやコンセプトなどをWeb上で閲覧し、投票や採点ができます。
審査期間終了後にデータを出力することで、評価を一覧にすることが可能です。
審査員が多い場合や審査会の日程調整が難しい場合にご用命いただいております。昨今のオンライン活用の拡がりとともに、検討される主催者様も増えてきました。
コンペアプリは「登録」と「審査」のどちらか一方のご利用も可能です。お気軽にお問い合わせください。
コンテストを実施する上で、主催者、参加者、それぞれにとって重要になってくるのが、作品の権利(著作権など)をどのように扱うかです。ここでは、作品の権利についての基礎知識を紹介します。
作品の権利(著作権など)の扱いは、コンテストの目的によってそれぞれです。
※以下の内容について、正確さを保証するものではなく、以下の内容に起因する一切について責任を負いません。
応募作品のうち、著作権が主催者へ譲渡されないパターン。
受賞後に商品化する権利や、他で発表する権利などは作者が保有したままです。
※条件が付く場合があります
応募作品のうち、受賞作品のみ著作権を主催者に譲渡するパターン。
著作権の対価は報酬(賞金)をもって充てられる場合が多いです。
応募作品の全ての著作権が、主催者に譲渡されるパターン。
受賞作品以外でも、主催者がコンテスト以外の場面で使用することができるというものです。応募者にとって不利益になるので、推奨はできません。
上記は代表的なパターンであり、主催者の意向により、様々な著作権の扱いがございます。
関連する権利や詳細の記事です。
ヒアリングをもとに、コンテスト運営のサポート内容をご提案します。
「この業務は内部で対応する体制を組める」「ここまでは手が回らないからお願いしたい」など、相談いただく内容は企画によって様々です。
ここでは、3つのパターンのお見積り例をご紹介します。
コンテストの軸をつくるサポートをします。
広報ツールや審査フェーズを内部で確立できる方はこのパターンを選ばれます。
お見積り金額:概算¥1,000,000〜
たくさんの応募を集めるための広報活動や、審査の段取りもサポートします。「初のコンテスト開催でわからないことばかり…」という方にはこちらがおすすめです。
お見積り金額:概算¥3,000,000〜
大規模なコンテストをお考えの方へ向けたサポートです。コンテストの説明会や特設Webサイトの制作も承ります。結果決定後の表彰式もお手伝い可能です。
お見積り金額:概算¥5,000,000〜
ミニマム | スタンダード | ボリューム | ||
---|---|---|---|---|
企画立案 | 募集要項作成 | ● | ● | ● |
審査員コーディネート | ● | ● | ||
立ち上げ準備 | 応募受付フォーム作成 | ● | ● | ● |
窓口開設(専用メールアドレス取得) | ● | ● | ||
ビジュアル開発 | ● | ● | ||
WEBサイト制作 | ● | ● | ||
広報物作成 | ● | ● | ||
DM配送手配 | ● | |||
リリースメール配信 | ● | |||
説明会実施 | ● | |||
応募期間 | 応募受付 | ● | ● | ● |
お問い合わせ対応 | ● | ● | ||
応募データ確認(重複応募など) | ● | ● | ● | |
応募数集計 | ● | ● | ● | |
審査会 | 審査会準備 | ● | ● | |
審査会(1次〜最終)運営 | ● | ● | ||
意匠調査 | ● | |||
結果発表 | 受賞連絡(受賞者へ) | ● | ● | |
受賞結果発表Webページ作成 | ● | ● | ||
表彰式 | ● | ● | ||
賞金振込 | ● | |||
ミニマムベーシックボリューム | ● | |||
お見積り金額 | 100万円〜 | 300万円〜 | 500万円〜 |
コンテストを主催する人、審査する人、運営する人、いろいろな立場の人たちの声をお届けします。運営スタッフのコラムとして、ウラ話から豆知識、コンテストやデザイン・アートに関わることを、ゆるりと更新しています。
芸術の秋も深まり、デザイン/アートをテーマとしたイベントが、全国各地で行われています。主催は自治体・学校・企業・商業施設・団体など様々で、規模も数もパワーも年々増しているように感じます。この秋に東京ミッドタウンで開催され […]
郵便料金も、最低賃金も。あらゆるサービスの値上げが続く 2024年10月1日より郵便料金が約3割の大幅値上げ。また、令和6年度の最低賃金も50円程度の上昇と発表されました。近年の値上げラッシュは止まりません。コンテストで […]
AIによる画像生成技術が普及しはじめ、制作に自信がない方も作品を作ることができるようになったり、新たな芸術表現を模索できたりと、クリエイティブの可能性が広がっています。コンテスト界隈でも、イラストコンペやフォトコンを中心 […]