┃ 贈賞式リポート
インターネット上のクリエイティブ表現の可能性を追求し、革新的なクリエイティブを制作したクリエイターを顕彰するコンテスト。アメリカ、イタリア、イギリスなど他国のYahoo!でも、クリエイターを顕彰しています。日本では2回目となるYahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワードの贈賞式が、2007年11月9日、六本木の「グランド ハイアット 東京」で開催されました。
ステージ真ん中には、BIG IDEA CHAIRと呼ばれる大きな椅子。受賞者のみが座ることを許される、栄誉のシンボルでもあります。今回の応募総数は581作品(一般の部265作品、クラインアントワークの部85作品、広告主の部231作品)。審査員と一般投票により、15作品が選ばれました。
受賞作品が発表されると、大きなスクリーンで作品紹介映像が上映され、会場の全ての人の視線はスクリーンに集中。受賞者は大きな拍手に包まれて、ステージへ。BIG IDEA CHAIRの前でトロフィーと賞状が手渡されました。
一般部門総評:
福田敏也氏(トリプルセブン・インタラクティブ代表取締役/クリエイティブディレクター)
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「入賞作品は、着想のユニークさ、メッセージの伝わりやすさ、構成の良さなどが評価されました。どれもクオリティが高かったのですが、今年を象徴するような作品がなく、グランプリは該当なしとの結果となりました。来年以降、審査員が思いもよらないような、驚くような作品がエントリーされることを期待します」
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アワード総評:
内山光司氏(GT INC./クリエイティブディレクター)
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「今回は総合的にクオリティが高かったものの、一般の部ではグランプリはなかった。圧倒的に前回を上回らないと厳しいものがあります。次回のグランプリを目指して頑張ってください。広告主の部について言えば、バナーは、先に進ませるための、通り過ぎるための場ですが、そこでユーザーの気持ちを盛り上げる仕掛けのある作品が評価されました。単なる広告でなく、ユーザーが面白がってくれるもの、うれしい・楽しい、がクリエイティブの種になっている作品が選ばれています」
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Yahoo! JAPANは、文化事業の一環として今後も優れたクリエイティブを顕彰していく予定とのこと。Yahoo! ならではの、世界へ通じる可能性を秘めたアワード。活躍の場を広げる場として、チェックしておきたいコンテストのひとつです。
BIG IDEA CHAIR(ビッグアイデアチェア)
Yahoo! USがスポンサーを務めるアメリカの広告賞の副賞として世界のクリエイターたちに贈られる椅子「BIG IDEA CHAIR」は、この顕彰式ためにアメリカから取り寄せたもの。今回グランプリを獲得したクリエイターについては、その写真がYahoo! JAPAN本社ロビーに一年間飾られ、多くの方の目に触れることとなります。