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1974年に創始された「JCDデザインアワード」。商環境を中心とする空間デザインの顕彰を目的として、毎年開催されてきました。主催は、2010年に創立50周年の節目を迎えたJCD。このデザインアワードについては、次の50年を切り開くような存在として、さらなる進化を目指しています。
審査では、単にデザイン技量の優劣を審査するだけでなく、時代を映し出す鑑として応募作品すべてに注目し、その社会的価値や革新性を評価。独自の視点でその年のデザインを切り取り、次世代に結びつけることを志向しています。
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JCDアワード公開審査とは
2010年に続き2011年も募集カテゴリーは「買うこと」「食べること」「集うこと」「楽しむこと」「伝えること」の5つ。どの分類を選択するかが、審査員へのプレゼンテーションの第一歩です。
一次審査はインターネット上で、JCD協会会員26名で構成される審査員団により行われます。参加者には、コンセプトや空間の目的、デザインでの新たな取り組み等を「写真5枚、図面1枚」という規定の中で表現することが求められます。各審査員の投票によって、二次審査の対象となる「JCD BEST 100」を決定。対象者は、改めてA2パネル2枚のプレゼンテーションを提出します。
このような過程を経た作品が並び、公開で審査を行うのがJCDアワードの公開審査です。
2011年の応募総数は海外からの17作品を含めて410点。昨年と比べるとやや減じたものの、例年に近い作品数が寄せられたこの状況には、不況、東日本大震災という中でも前向きな活動を継続するエネルギーを感じます。
二次審査会の冒頭、審査員長を務める飯島直樹氏が「優れた作品を精選するまでに、なぜ良いと感じるのか、どこが良いデザインなのか、あらゆる側面から議論する場である」と会の意味を確認しました。JCDデザインアワード選出の経緯こそ、デザイナーやデザイン関係者と共有したいという主催者の思いです。そのために、二次審査会は毎年、一般公開され、今年からはUstreamで中継するなど、ディスカッションをリアルタイムで公開。結果だけではなくその過程を見せることで、空間デザインの本質に迫ろうとしています。
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[公開審査の様子]
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審 査 概 要 |
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5つのカテゴリー
買うこと Buying ショップ/ストア/ショールームetc…
食べること Eating レストラン/カフェ/バーetc…
集うこと Gathering 大型商業施設/デパート/複合商業施設etc…
楽しむこと Enjoying サービス・アミューズメント/美容室/ホテル/リゾートetc…
伝えること Communicating オフィス/劇場/美術館/医療施設/教育施設/スポーツ施設etc…
※国内外の2010年4月1日から2011年3月31日までに竣工もしくは実現し、実際に稼動/機能している全ての空間作品を募集対象とする。
◆審査員
【1次】(ネット審査)
阿部秀夫、岩佐達雄、往蔵稲史仁、奥平与人、折原実紀、笠原英里子、加藤博正、金子洋伸、鹿目久美子、窪田茂、小泉誠、寒川徹司、末浪伸浩、大道寺祥司、高村裕之、武石正宣、太細通、辻村久信、中村茂雄、西原勝、橋本夕紀夫、長谷川演、平井充、文田昭仁、間宮吉彦、村松功勝 (50音順)
【2次】(公開審査)
飯島直樹、五十嵐太郎、小坂竜、近藤康夫、中村拓志、韓亜由美、皆川明(50音順)
◆公開審査会
日時 : 2010年6月18日(土) 10:00〜15:00
会場 : 東京デザインセンターB2F ガレリアホール
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主 催 |
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