募 集 終 了
結果発表:2014年3月15日
優秀賞
安藤彰悟 ※チーム応募
異常気象が日常になるとき、街は建築と変わる。新しい街は、1つの建築で築かれる。ゲリラ豪雨などの都市型水害に頻繁に見舞われる今、大地を覆い尽くしている人工物を剥ぎ取り、大地の力を得る。道を元に建築を成長させ、自然によって得られる構造や形態によって、より強力な街を形成していく。街を襲う将来の環境の変化に対応する建築は、地震や津波などの災害だけでなく、海面上昇や地球温暖化に対しても機能する。
佳作
毛塚順次
植物の構造を参考に建築物の構造体と設備シャフトを一体化したフレームを考案しました。またフレームには耐火層を設け構造設備の防災性を同時に実現します。一体化することにより内装材が軽減されたり、階高が抑制できたり、工期短縮等様々なメリットが考えられます。
佳作
上垣内伸一 ※チーム応募
街の防災の対象は建築物ばかりではありません。崖は都市化と表裏一体であり、その土砂災害防止対策にもSRFが活かせると考えました。山林の樹木どうしをSRFの帯で結んで表土の滑落を防ぎ、降雨時の土砂災害の抑止を計ります。
佳作
西原尚平
第四の戦士として、一般にも広まりつつある太陽光の有効利用を目的とした「Mrサニーフェイス」なる怪人をデザイン中。一番の目的は、周囲が災害により深刻な被害を受け、壊滅的な被害を被っても、スタンドアローンで動き続ける地域密着型の小工場 口癖は「俺は第三次世界大戦が始まっても生き残ることができる!!」です
佳作
前嶋章太郎 ※チーム応募
HOTAI、GAINA、GENEを組み合わせ使用することで、建築部材を極限まで細く、薄くしたしなやかな建築の提案。羽衣の様に透け感のあるタワーは、建物が密集し暗くなってしまった現在の都市に木漏れ日を落とし、足元の広々とした広場は人々の憩いの場となる。また、足元の広場は災害時の避難場所、都市に聳え立つタワーは避難する際の目印として機能する。
GAINA賞
池田久司
古来より土は人間の生活にとって最も身近な素材のひとつです。伝統的な版築構法と最新のSRF技術を組み合わせ、土の特長を活かしつつ工業製品としての品質を確保し、地球・地域環境に配慮したプリミティブな未来の建材の開発を提案します。
特別賞
寿乃田正人(東京急行電鉄株式会社)
※チーム応募
過去最大の包帯補強。197本の柱を軸耐力補強。昭和40年代の新築当時は建築の賞も受賞した大規模マンションも老朽化し、不安な状態に。阪神淡路大震災直後に耐震化を検討するも区分所有者の同意は得られず頓挫。その後月日は流れ、東日本大震災を経て再び耐震化を検討。専有部に工事が及ばず、実行が可能な補強案でかつ捻出可能な工事費の中で最大限の効果を得られる方法として、合意に至る。