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2024/11/05 10:00
第9回 山本鼎版画大賞展
絵画・アート
主催:山本鼎版画大賞展実行委員会、上田市、上田市教育委員会
応募作品数:271点
入選作品数:157点 (受賞作品を含む)
大賞
88512963
張 雨倫
受賞コメント(一部抜粋)
この度は大賞を授与していただき心より感謝申し上げます。学部3年生の時に山本鼎版画大賞展のことを知り、当時公式サイトで先輩たちの作品を見ました。皆それぞれ版画を通じて、様々な絵と考えを自分のスタイルで表現していました。その憧れの山本鼎版画大賞展が、今回から立体作品も受け入れ始めたので私も出品が叶い、現在先輩たちと同じ舞台に立ち、そのうえ山本鼎版画大賞展の大賞に選ばれたのはとても光栄なことだと思いました。以前先輩たちの足取りを追いかけ、版画創作で自分らしい作品を模索しようと努力していた私はようやく期待していた自分に一歩近づくことができました。この度多くの人に作品を見ていただける機会を与えてくださった山本鼎版画大賞展の関係者の皆様に、心から感謝いたします。
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準大賞
day count : 91
鈴木遼弥
受賞コメント(一部抜粋)
日常的な風景はどれもありふれた像だ。僕たちの脳は、物事を意識的に見ていなければそれを認識することはできないという。
僕は時どき、自宅周辺をわけもなく散歩をすることがある。その時、何枚か写真を撮影する。目的のない散歩で撮った、目的もない写真はしばらく経ってから見返してみると「こんな写真撮ったっけ」と忘れていることがある。確かに自分が撮ったはずの写真だが、その場の空気感、時間感覚、何を考えていたかなどが全て曖昧に感じる。写真を撮ったという事実とそれを忘れてしまった意識が混在した状況は僕には特別な何かを感じさせた。
そんな写真を選び、水性木版画でその特別な何かを追求するために記録している。この作品で用いた手法は、版木の裏面を摺る方法で、インクのあるなしではなく、凹凸によるプレスの圧の現象のみが出力される。
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What’s wrong with freedom?
前田由佳理
受賞コメント(一部抜粋)
子どもの頃、図工や美術が大好きでした。しかし唯一苦手なものが「版画」でした。
「なぜ写し取ると図柄が反転するのか?」言葉では分かっていても、頭の中ではさっぱり分からず、混乱していました。だから版画の世界に踏み出すことはないと思っていました。それなのに、今も版画を作り続けている自分に改めて驚いています。
「版画」との出会いは、絵筆を握っても何も描けず、もがいていた時です。大きな真っ白いキャンバスが威圧感たっぷりに私の前に2年間立ちはだかっていました。そんな時にはがきサイズの銅版画を作りました。肩の力を抜いて描いた小さな作品。あの時の楽しさは忘れることができません。版画の持つ表情や図柄が反転することがとても面白くなり、せっせと作っていたら、版画人生を歩むようになっていました。そして、なんだか作品も大きくなってきました。
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サクラクレパス賞
Night view#3
民谷 茜
受賞コメント
この度はサクラクレパス賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
本当に自分の作品がこのような素晴らしい賞をいただいてもよろしいのかと思う反面、大変嬉しいです。初めての受賞なので、創作する喜びをこのようなシーンで感じてしまいます。今回の受賞で自惚れず、これからも一層制作に励みます。
最後になりましたが、このような素晴らしい賞をいただき、審査員の方々、また関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
優秀賞
欄干会大壁画-2
王 敬昇
受賞コメント
この作品は「欄干会大壁画」シリーズの第2部。
石窟が徐々にぼやけ、昔の信者は石となり、自然と一体化していた。
水池の中央にある彫像はすでに崩れているが、人々は池でのんびりと入浴し、起こっていることに無関心。
廃墟の中で新しい命がひそかに育っている。
世界は常に変化し、絶えず入れ替わっています。
私はリトグラフの手法を好んで使用している。
「水と油の反発」の原理は制作に大きな楽しみをもたらす。
「油と水」、「黒と白」などのバランスを守り、「版上の世界」を築くことを楽しんでいる。
神木
岸中延年
受賞コメント
シンプルな表現と技法で木版画に仕上げようと考えています。
スナップショットの写真をもとに、写真の陰影・明暗・遠近など画像の詳細を無くして行き、写真の再現ではなく、平面性と刀の彫り跡を見せるようにしています。
仕上がりの作品が、写真の再現から掛け離れ、彫り跡の木版画でありながら、写真と分かる表現になるように制作を進めています。
ぐるり
中村紗友里
受賞コメント
この度は優秀賞を賜り、大変光栄に存じます。日頃からご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
私はこれまで小説、演劇、版画と媒体を変えながら言葉に係る活動を続け、現在は音声を切り口に文字の形を変化させる平面表現に勤しんでおります。本作も「ぐるりぐるり」の音声を素材に、音の位置をイメージしながら制作しました。
言葉の形を知りたい。中高時代の演劇部で得た壮大な好奇心とささやかな試みに、拍手が送られたことは何よりの喜びであり、励みとなります。重ねて、この度の受賞に心より御礼申し上げます。
黒島傳治著「武装せる市街」(改訂版)二五〇-二五一頁
日髙衣紅
受賞コメント
私の作品は、摺り重ねたインクの層を通して時間や重みを視覚化し、印刷物の背後にある人々の存在や歴史的背景を表現しようとしています。そのため、平置きで展示することが適していると考えています。今回、山本鼎版画大賞展で平置き展示の新規定が設けられ、出品でき、さらに賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。展覧会の開催にご尽力いただいた美術館のスタッフの皆様、そして審査員の方々に、深く感謝申し上げます。
自画像
森 桜子
受賞コメント
腐食銅版画は刷り上がるまで作品の全容を見ることができない。そんな状況の中で陰影やモチーフの状態を模索して描画する行為を、自分の中に眠る核の部分を掘り起こす作業として認識している。自画像というテーマでの制作を通して、動物としての必然性に満ちた生と死、暴力性などの正体を現代人の視点から明らかにしたい。
立岩和紙賞
なぜ生きる ─ハシビロコウ ─
池内通子
受賞コメント
私の作品が立岩和紙賞を受賞できましたのは、日頃からご指導くださる皆様や、暖かい家族の支えによる賜物であり感謝の気持ちでいっぱいです。
私は野生動物が、過酷な環境で懸命に生きる姿に感動したり、励まされたりする一方で、なぜそうまでして純粋に生きれるのかとも考えます。人間の業を追い闇の心に連れ込む、このテーマをもとに嘴広鸛を10年描き続けています。この作品は、トナー描画のみによるウォータレス・リトグラフに挑戦し、己も過酷な状況に追い込みひたすら制作しました。嘴広鸛が問いかける人間への挑戦を感じながら…。
アワガミファクトリー賞
家の記憶
宮澤佐保
受賞コメント
今では、誰も居ない母の生家。ここにあるのは先祖の記憶、そして、時間も温度も失った古家だけだ。記憶が残された多少の品々、一つひとつと対話する思いで写真に収める。私は一体何者なのか。ずっと分からなかった。制作するうちに何かが見えてくるような気がした。
写された記憶は釉薬で陶板に転写した。釉薬には25年前に亡くなった祖母が生前に作った燻炭を練り込んだ。記憶は溶着し永劫の記憶となった。
作品は私と亡き祖母との共同制作。古家の軒下で朽ちていた鉄板は家の欠片だ。この作品は家の記憶そのものなのだ。
奨励賞
overlap #2
柏木優希
受賞コメント
デジタルをモチーフとし、色彩とピクセルの配置のみで表現する木版画制作を、大学生の頃から10年ほど続けてきましたが、この手法で作品を作り始めた当初よりも悩むことが増えました。結局のところ悩むポイントは変わっていないのですが、続けてきたからこそより一層真剣に作品に取り組めるようになってきたのだと思います。まだまだ満足できる成果を上げることができていませんが、このような形でご評価いただけることは大きな励みとなりました。ありがとうございます。
ひとり 24.4
鈴木知子
受賞コメント
現代人の孤独はあの魔性の女、阿部 定に繋がると思います。
私の思考でその定の裏側を切り取ったつもりです。作品を性的に見ることもできますが構いません。
人生は一瞬で変わるものです。
マッチ棒でそれを現したつもりです。
だれも描かない表現が理想ですが、それがどのように評価されるか葛藤もありました。
媚びずに信念を通して描き続けて良かったと思います。
窓の外を見る
関 萌瑚
受賞コメント
私は現在アパートの一階の部屋に住んでいます。
庭からガサガサと物音が聞こえ不審者が侵入してきたかと思い、恐る恐る覗いてみると、鳩が歩いているだけということが何度かありました。
今回の絵はそういった日常の不安をテーマにしています。
絵を描き加えた写真を色分解し、写真製版をした版を刷って完成した作品は、現実の世界と自分の妄想がフラットに繋ぎ合わされたものになっていると思います。
公式ホームページ
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山本鼎版画大賞展
上田市
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