結果発表
2025/09/05 10:00

第7回 バンフー 学生トートバッグデザインコンテスト《学生限定》

主催:株式会社帆風

応募作品数:2478点
受賞作品数:19点、1校(学校賞)
※ここでは、最優秀賞・優秀賞・審査員賞をご紹介します

最優秀賞

青山音々(HAL名古屋)
作品コメント
好きという感情は宝ものであり、すべての原動力だと思います。なので、人に限らず何かに対して「恋に“落ちる”瞬間」を描いてみました。
審査コメント
ふいに惹かれ、抗えず、気づけば心の中で大切な存在になっている。そんな想いが、勢いよくハートを射抜かれ、落ちる動きとともによくデザインされている作品だと感じました。このトートバックに物を入れる度、自分にとって、本当に必要な物なのか?も感じさせてくれそうで素敵です。(針谷誠児)

優秀賞

牧原あゆ(HAL名古屋)
作品コメント
私にとっての宝物は「毎日」です。なので日々をイメージして月の満ち欠けで毎日を表しました。移り行く日々を感じられる毎日が宝物になるそんなイメージでこのトートバッグをデザインしました。
審査コメント
「考えるより先に一目見て心が動くか」というのがビジュアルアートの根幹だと思います。この作品を見た時にまず反射的に「きれい!」と思い、あとからコンセプトを読んで【移り行く日々=宝物】というテーマだと知りました。日常の風景や思い出のワンシーンを描くのではなく、月の満ち欠けで【日々】を表現したセンスも最高です。何より、日常で使うアイテムに印刷されることを前提に見た時の馴染み方が良く、意外性と共感性のバランスが取れている作品だと思いました。(小磯竜也)
大山沙羅(桜美林大学)
作品コメント
私の宝物は、友達や家族、感情、そして食べ物。これらは私にとって、生きる上で欠かせない大切なものです。この作品は、その四つをテーマに作りました。この写真は、一見何気ない日常のひとコマに見えるかもしれませんが、私にとっては宝物のような一枚です。写真だけでなく、文字や形を使うことで、自分の好みを反映させたデザインを作り上げました。
審査コメント
何気ない日常を切り取り、情緒的にまとめられていてとてもセンスが良いと感じました。デザイン面では、写真の自然光の雰囲気、色の調和、タイポグラフィ、そして全体のまとめ方が素晴らしく、穏やかで楽しい空気感と日常が宝物であるという感性が伝わってきます。この素晴らしいバッグをぜひお友達にもシェアして皆さんの宝物となることを願っています!(荒金知乃)

審査員賞

石塚 錬(セント・メリーズ・インターナショナルスクール)
作品コメント
ぼくにとっての宝物は、6才はなれた2才の妹です。いつもぼくのまねをしてとてもかわいいです。妹はバレエが大好きで、楽しそうにおどっているすがたがきれいだと思って描きました! すぐ大きくなってしまう妹のいっしゅんを切り取った作品です。
審査コメント
他の作品とは違う何かをビビット感じ取りました。コメントを読んで納得、兄の大きな愛情なのでしたね。大事なものを入れる大切なトートバッグとなることでしょうね。(髙橋 一)
加藤舞子(HAL名古屋)
作品コメント
私はこの作品を通して、1番の宝物は「自分自身」であることを伝えたくてデザインしました! 大人になればなるほど周りが見えるようになり、社会を生きていく中で、自分を犠牲にして生きていくことが増えると思います。そんな時このトートバックを見て、一度深呼吸をして「自分」を少しでも見つめる時間が作れたらいいなと言う思いを込めて制作しました。作品にちょっとしたインパクトを加えたくて純粋な子供で制作しました!
審査コメント
子供を描いている絵のタッチが他の作品とは違う世界観を持っていて、審査員賞に選出させていただきました。外国を感じるようなタッチに、しかし、日本のパトカーや刀のおもちゃといった日本らしさを含んでいる点が、程よい違和感と共に作者のセンスを感じさせる良い作品だと思います。(高井 学)
森田大希(群馬県立前橋東高等学校)
作品コメント
宝物と聞いて真っ先に思いついたのは「サッカー」でした。また「車」も好きなので、その両方をかけ合わせました。タイヤをサッカーボールにして車のデザインや色合いを本校のサッカー部のユニフォームに沿って描きました。左上と右下にあるDとMは自分のイニシャルを好きな野球とアニメをモチーフに取り入れました。すきを詰め込んで宝物にしました。
審査コメント
きっと宝物というお題を聞いて【サッカー】と【車】がすぐに思い浮かんだんだろうと思うのですが、その二つの組み合わせ方がオリジナリティ溢れ過ぎててすごいです。しかも細部まで抜かりなくすべてのパーツにこだわりが詰め込まれていて、絵の中に「無くてもいい部分」が一つもありません。イニシャルの形の作り方も独特で見ていて楽しいです。そしてやはり、トートバッグに印刷されたところを想像した時に「絶対可愛いだろうな~」と思ったのが選出の決め手です。配色のセンスもめちゃくちゃ良いです。(小磯竜也)
西村ゆう(筑紫野市立二日市中学校)
作品コメント
宝物を大切に思う気持ちが、作品を通してたくさんの人に伝わるよう、心をこめて描きました。私の大切な宝物がトートバッグとして形に残ったらいいなと思いながら作成しました。
審査コメント
今回のテーマ「宝もの」に合ったコンセプト・作品だと思い選ばせていただきました。「宝もの・大切なものはコレクションしたくなる」という気持ちが湧いてくる絵だと思いました。色、テクスチャ、手描きの文字が素朴で温かみのある描写で、トートバッグのデザインとしても魅力的に感じました。(風見真理子)
石井沙奈(子供ファッションデザイン教室白金 中目黒校)
作品コメント
本を読む時間 本が大好きで本にまみれた空間が私の宝物。トートバックに本を入れてお出かけしたいです!
審査コメント
絵がとても可愛いらしく、色の組み合わせもセンスが良いですね。物としての宝物も素晴らしいですが「本を読む時間」や「本に囲まれた空間」を宝物と表現する感性はとても素敵で、多くの方に共感されるのではないでしょうか。自分の世界に深く没入し、本の中を泳いでいるような絵もまた素晴らしいです。私もこのバッグに本を入れて出かけたいと思いました!(荒金)
杉田乃唯(ものづくり教室みずたま)
作品コメント
やっぱり色んなものを見て感じられる自分が一番の宝物だと思って描きました!
審査コメント
「宝もの」をモノや記憶としてではなく、自身の感覚に意識を向けた表現に、本質的な価値の捉え方を感じました。日常に埋もれがちな「感じる」という力そのものを宝とする姿勢は、誰にとっても本来あるべき大切な感受性を思い出させてくれます。(針谷)
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