結果発表
2022/06/06 10:00

第5回 未来こども園デザインコンペ U30《学生限定》

応募作品数:70点以上
受賞作品数:4点
主催:株式会社ユーエス計画研究所

最優秀賞

床下に広がる子どもの世界
加藤穂高・濱井亮輔・山口 仰・山田裕大(福井大学)
床下に広がる子どもの世界
審査コメント
子どもの目線に着目し、床下空間を「余白」ととらえており、その中に環境や地域の「余白」という要素を取り入れられている点が評価され、最優秀賞となりました。
子どもたちが自由に動き回れる動線や、散りばめられたパレットが丁寧にまとめられており、楽しい案だと感じました。
こども園なので、安全面や防犯性を考慮できると、さらに良い案となるでしょう。

優秀賞

栖 ~成長に寄り添うこども園
梅田皓史・今野隆哉・藤原循平・リム プイホウン(福井大学)
栖 ~成長に寄り添うこども園
審査コメント
構造を解き屋根裏の「余白空間」を広げてDENをつくるという展開の仕方は面白いと感じました。一見危険な提案ですが、ネット遊具で安全性も確保されており、子どもたちにとってはこれ以上ない遊び場となるでしょう。
円形の園の中心に皆が集まる場所を設け、地域の人も呼び込むという提案は良いですが、外構にももっと提案があるとさらに面白い展開ができそうです。
Play Cube
石家佳奈・神原夏穂(立命館大学)
Play Cube
審査コメント
大きさの異なるグリッドによって空間が使い分けられ、年齢ごとで使われ方が考えられている点は面白いと思います。園全体が巨大なジャングルジムのようで、ワクワクする空間となっています。
グリッドによる使われ方の自由度の高さは、「余白」というテーマにも合っています。平面的に見た時に少し単調な印象があるので、中庭などが設けられていると、より多様な空間になったのではないでしょうか。

US賞

マチを内包する大屋根
市瀬智之・神谷尚輝・杉本竜也(名城大学)
マチを内包する大屋根
審査コメント
こども園の中に街の要素を取り込み、地域とのかかわりを持たせ、地域に開けたコミュニティの場としても展開できる点は素晴らしいです。「路地」を「マチの余白」とし、園の中にいくつも配置され、多様な空間体験ができるのではないでしょうか。
ここに立体的なデザインや各クラス同士のつながりが感じられるとより良い提案になっていたでしょう。
関連記事