結果発表
2020/03/16 10:00

TOKYO POSTCARD AWARD 2020

応募作品数:297点
受賞作品数:7点
主催:株式会社龍名館

ART大賞

running TOKYO
ありん子
running TOKYO
作品コメント
2020年の東京を盛り上げていく人々を描きました。海外からの旅行客、東京から旅立つ人、東京で暮らす人、昔生きていた人、様々な人々を詰めこんでいます。中央には東京の名所、東京を出入りする人々を乗せた交通機関を描きました。
審査コメント
審査の過程では、この作品とともに鶴岡ふみのさん、岩渕美歩さんの作品も高く評価されましたが、「駆け巡れ東京」という今回テーマを最もシンプルに表現している点を考慮して、本作をART大賞といたしました。構図も安定しているし、落ち着いた躍動感にあふれています。時代を超えて、多様な人々が走る姿も楽しいです。(芹沢高志)

ART優秀賞

ハローニュー トウキョー
白坂佳介
ハローニュー トウキョー
作品コメント
いつ行っても新しい顔を見せてくれる「東京」。新しい発見がある「東京」。「東京」はおもしろい。2020はどんな顔を見せてくれるのでしょうか。
審査コメント
それぞれの建物や配置、そして色彩も、実際にはありえない風景なのに、なぜか東京を感じさせる作品です。時間も超越しているようで、懐かしささえ感じます。どこにもない街。夢のなかに一瞬現れる東京のようです。(芹沢)

審査員特別賞

Tower
井上里美
Tower
作品コメント
青と赤のコントラストをミニマルに表現しました。
審査コメント
ひと目見たときからずっと気になっていて、最終審査までやっぱり一番好きな作品でした。
仕事柄、美術館やギャラリーなど…色々な場所でアート作品を見るのですが「じぶんの部屋に飾るなら~」という目線で見たりします。こちらの作品「Tower」も、お部屋に飾ったら小さな窓ができるみたいで素敵だなぁと。
ホテルの宿泊者の想いと一緒に、世界中のいろいろな人の手元に届くといいなぁと思い選ばせていただきました。(新井まる)
東京の海に
木村有輝子
東京の海に
作品コメント
人や会社・文化が密集し、空から見ると海の底のように映る東京。その様子を、繊細な線や点の連鎖で表現しました。
審査コメント
人工的とも言える東京の街並みが、なんだかグニャグニャと有機的に見える不思議なイラストレーションに惹かれました。
海底を見ているようなイメージと、空から東京を見ているイメージがつながったということですが、まさに海底の生き物のように、互いに影響し合いながら生きている東京の姿が表現されていると思います。また、ポストカードということで文字を書きたくなるような余白がデザインされているところも良いと思いました。(関本明子)

2020特別賞

天まで駆ける
石原伸吾
天まで駆ける
作品コメント
東京タワーが空を纏って先まで駆ける的なイメージで作成しました。
審査コメント
毎年、東京タワーをモチーフにする作品は多く、これまでも数多く見てきましたが、水彩画風のタッチといい構図といい、極めて新鮮な印象を受けました。空を突き抜ける爽快感があり、初夏の東京を想います。(芹沢)

龍名館特別賞

“KAWAII” crowd
鶴岡ふみの
“KAWAII” crowd
作品コメント
日本には郷土玩具や民芸品など昔から「カワイイ」ものがたくさんあり、現代のゆるキャラもそういった「カワイイ」ものが元となって生まれてきたのだと感じます。時代を超えて駆け巡り続ける日本のキャラクター文化を、東京の民芸品などで表現しました。
審査コメント
可愛い猫や犬などの表情が民芸品を通して面白おかしく描かれています。客室にあると、それだけで朗らかな気持ちになるので龍名館特別賞としてふさわしいと思いました。(浜田敏男)

お客様審査員賞

花咲く東京を駆け巡る
岩渕美歩
花咲く東京を駆け巡る
作品コメント
東京に来た人、東京で活躍する人、東京から羽ばたこうとしている人の三人は、いずれも花がある人であってほしいという願いを込めて、描きました。
審査コメント
妖艶な女性の横顔と東京タワーや花火を背景に東京の美しい魅力を表現できています。投票に参加いただいた、お客様の目の付け所も素晴らしいと思いました。(浜田)
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