結果発表
2024/03/01 10:00

2023年度 東京ビジネスデザインアワード デザイン提案募集

主催:東京都

受賞作品数:11点(最優秀賞1点、優秀賞2点を含む)
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します

最優秀賞

時を自在にデザインする真鍮ブランドの提案
榎本清孝・村上麻衣子(株式会社トムテ)
時を自在にデザインする真鍮ブランドの提案
テーマ
職人技で古美色を再現する「硫化燻し加工技術」/株式会社富士産業(葛飾区)
作品コメント
企業の高い技術力とデザインの力で、真鍮に新たな価値を与え事業拡大していくブランドプロジェクトの提案。
審査コメント
企業はデザイナーと出会い、良い刺激を受け、デザイナーも企業に対しシンパシーを感じ、お互いがリスペクトし合う協業の姿が印象的だった。
企業が持つ、真鍮素材からなる硫化燻しの技術は、従来の市場では伝統的な技術の活躍の場が少なくなっていることに対して、ビジネスデザインの提案、相対的に付随するプロダクトデザインを、二つを同時に高いクオリティでまとめることは容易ではない。
短い協業期間の間に良いコンセプトに到達しており、引き続きの協業と実現化を期待している。

優秀賞

自然に優しいゴムと廃棄材を融合させたプロダクトブランドの構築
土井智喜(soell株式会社)
自然に優しいゴムと廃棄材を融合させたプロダクトブランドの構築
テーマ
独自のゴム配合設計と幅広い加工技術/株式会社江北ゴム製作所(足立区)
作品コメント
みかんの皮やコーヒーのカスなどの廃棄材を天然ゴムと組み合わせて作るサステナブルな素材の開発と、その新素材を使ったプロダクトブランドの提案。自然に優しいということだけでなく、身近な廃棄物と組み合わせることで、ゴムをより親しみやすい存在にすることを意識した。
審査コメント
テーマ賞決定からこれまでの期間で金型の制作まで行っており、メーカー側との綿密なコミュニケーションの跡が見えた。
いろいろな素材にトライして短い間によく試されていたし、素材選定を通した地域企業とのつながりも素晴らしい。
現代的なアプローチ(サスティナビリティの確保)もできており、長期的視点で捉えられていた。
「ゴム」という素材としての需要はあるが不利な要素もある中で、廃棄素材との組み合わせは今後のものづくりにも必要な視点を示唆するだろう。
ワイヤーカット放電加工を活かしたアクセサリーブランドの提案
千頭龍馬、梅村隼多
ワイヤーカット放電加工を活かしたアクセサリーブランドの提案
テーマ
ワイヤーカット放電加工による微細・精密金属加工技術/有限会社オクギ製作所(東久留米市)
作品コメント
長年企業が顧客の依頼に応えていく中で培った高度なワイヤーカット放電加工技術と知見。それらを駆使した製品開発を行うことで、BtoC領域への進出だけではなく、自社の技術力をアピールするためのプロモーションツールへの活用、更なる技術開発のきっかけになることを目指したアクセサリーブランドの提案。
審査コメント
ワイヤーカットの捻り加工、精密に作れる技術の高さがうかがえた。
企業とデザイナーが出会うことで生まれる新たなチャレンジもビジネスデザインアワードの意義に沿っている。
企業がどういったフレームでデザインを活用していくかという目的の部分を、技術の高さを伝えるためのアイコンであると位置付けた点での提案として評価した。
今後の更なるものづくりの可能性に期待したい。
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