結果発表
2018/12/27 10:00

第29回 ザッカデザイン画コンペティション

応募作品数:3,281点
受賞作品数:8点(入賞を除く)
主催:台東ファッションフェア実行委員会

大賞、審査員賞(青木氏選考 クツ部門)

Samu shoes
Takin Niayesh(Doncaster Secondary College)
Samu shoes
審査コメント
なんだこの靴!? 最初に目にした時の強烈な印象が忘れられません。格好良いのか一瞬分かりませんでした。グロテスクにも感じるし評価するかどうか迷いましたが、何度か目にしているうちにそのユニークで個性的な魅力に引き込まれていきました。実際に作れるのか、履き心地はどうなのか、課題も多いですがポテンシャルの高い大賞に相応しい作品です。(鴨志田康人)

足袋とスニーカーという組合せが、いかにもというデザインではなくオリジナリティのある世界観になっていたのが良かったと思います。新しいデザイン構造をしているので制作上難しい部分もあるかもしれませんが、だからこそ上手く仕上がればとても新鮮な作品だと思います。(八木奈央)

ノスタルジックなモチーフを作者の再解釈によってデザインに取り入れているのが、スニーカーでの単なる現代性よりも、さらに一つ進んだ新しさを提案していると感じました。また、レザーでデザイン画にある質感をどこまで表現できるのか実際に見てみたいと思わせられました。(青木明子)

最優秀賞(カバン・バッグ部門)

Marshmallow
Victoria Alferonok
Marshmallow
審査コメント
ジャバラ部分が薄い革で繊細に表現できれば、美しいバッグになりそうだなと感じました。シンプルだけれども存在感がありました。(浅尾浩代)

最優秀賞(帽子部門)、審査員賞(八木氏選考)

バイカラー帽子
金 智希(文化服装学院)
バイカラー帽子
審査コメント
最初は印象が薄かったのですが、できあがったものをイメージしてみると、結構リアリティがあってお洒落だなぁと思いました。早く製品になったものを拝見したい作品です。(鴨志田)

シンプルなアイディアとデザインですが、今の気分を上手く取り入れられています。また、シリーズ化してバリエーションを増やしていけそうなポテンシャルも感じられたので選ばせていただきました。(八木)

最優秀賞(ベルト・サスペンダー部門)

REVIVAL
阿部剛丸(株式会社オンワード樫山)
REVIVAL
審査コメント
デザイン画のクオリティの高さ、ファッションセンスの良さ、商品化した際にマーケットでウケそうなリアリティを評価しました。(南馬越一義)

最優秀賞(革小物部門)

サスティナビリティ巾着ポーチ
前田 愛(東京モード学園)
サスティナビリティ巾着ポーチ
審査コメント
ほっこりする絵柄にあったら可愛いなというデザイン。和モダンな感じも時代と合っていて良いです。(南馬越)

審査員賞(勝井氏選考 クツ部門)

世界一ラブリーな革靴
市川こず恵(マロニエファッションデザイン専門学校)
世界一ラブリーな革靴
審査コメント
タイトルどおりに可愛いくファニーで、ロマンチックなデザインです。
フリル部分ですが、革素材だけではなくチュールなどの布帛とミックスすると、より一層グラデーションによるデザインの奥行きが広がるように思います。(勝井北斗)

審査員賞(鴨志田氏・南馬越氏選考 カバン・バッグ部門)

AMBIGUOUSNESS
阿部剛丸(株式会社オンワード樫山)
AMBIGUOUSNESS
審査コメント
バッグというカテゴリーにはまらない作品で審査会では物議を醸しましたが、新しい物事は往々にして既成概念から逸脱したところから生まれます。すでにアパレル業界でご活躍されているようですが、スタイリッシュでデザイン画のレベルも高く、迷わず審査員賞に値する作品です。(鴨志田)

トレンチコートとセットという今審査会で議論を巻き起こした問題作。クールでスタイリッシュ、そしてミニマルなデザインは高いセンスとクオリティを持っており、今のマーケットにもマッチしています。業界の枠を超えて新しいバッグの在り方を模索するきっかけになるのではないかと感じます。(南馬越)

松屋銀座賞

Lin Tote/Crossbody Bag
Yaejin Suh
Lin Tote/Crossbody Bag
審査コメント
分かりやすいデザインで真っ先に目に入った作品です。デザイン画のもつ洗練された雰囲気のまま商品化できそうだと感じ選びました。シンプルながらどことなく和を感じさせるところも魅力的でした。(浅尾)
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