第28回 ザッカデザイン画コンペティション
応募作品数:2,396点
主催:台東ファッションフェア実行委員会
※ここでは、大賞、最優秀賞、審査員賞、松屋銀座賞をご紹介します
大賞
- 受賞コメント
- この度は、2部門での最優秀賞と大賞という名誉ある賞を3つも頂き、誠にありがとうございました。いつも支えてくれる周りの方々との“繋がり”と“感謝の気持ち”をデザインの力で形あるものに出来ないかという想いから考えたものが、プロの方々に選んで頂けたこと、賞という残るものにして頂けたこと、そして製品化という実際に形あるものにして頂けること、大変嬉しく思います。このコンペティションに挑戦し、本当に良かったです。これからは、今回のこのコンペティションで得た自信と新たな繋がりを大切にし、世界に誇れる台東区のファッションの分野と長く付き合っていけたらと思います。本当にありがとうございました。
- 審査コメント
- シンプルに、お洒落だな!と好感が持てた作品です。そのように思えるものが応募作品には意外に少ないのです。創りもよく考えられておりカバン、バッグと併せて二冠を取るに相応しいクリエーションでした。(鴨志田氏)
独自の世界観を持ち、非常に完成度の高いデザインで、ほぼ満場一致で大賞に決まった。またカバン・バッグ部門でも同じテイストの作品で最優秀賞を受賞なされており、この世界観で他のジャンルのデザインも是非見てみたいと思いました。(南馬越氏)
最優秀賞(クツ部門)
- 受賞コメント
- 「ブーツの筒状全面を、深夜のハイタワーと想定し、窓の3色で、各部屋の明暗を表現。360度どこから見ても美しく、お客様のコーディネートがキマる設計を致しました。」
- 審査コメント
- レザーとビニールの組み合わせが面白いし、デザイン画そのまま制作できたら履いてみたいという気持ちにさせる素敵なデザインだと思います。(沼田氏)
異なる素材を使った1足でプレイフルな印象です。(青木氏)
最優秀賞(カバン・バッグ部門)
- 審査コメント
- 女性なら誰もが持ってみたいと思うバッグなのではないでしょうか。洋服とのスタイリング提案も良かったと思います。(浅尾氏)
1つ1つの形状をしっかり考えており、実際に制作できそうな説得力がありました。バッグと対のデザインですが、ストーリ性があり、2つセットでも単体でも成立するエレガントなデザインだと思いました。(沼田氏)
最優秀賞(帽子部門)・審査員賞(青木氏・鴨志田氏選考)
tsunagari
JUNG SEA HYUN(ジョン セ ヒョン)
- 受賞コメント
- 私は、普段からデザインをしながら自分自身の限界にぶつかって、それをまた克服する過程を通して、喜悦を感じています。賞をいただき、デザインに対する勇気を頂くことができました。ありがとうございます。これからもデザインの作業を楽しく頑張ろうと思っています。
- 審査コメント
- 本体自体はシンプルな形ながら、生地部分と帽子がうまい具合に融合しているよく考えられたデザインだと思います。(沼田氏)
画力の強さが光った。この帽子を被ったイケメンがリアルに想像できて、説得力のあるデザインだった。(南馬越氏)
クラシカルな帽子と原始的な手法をミックスさせ、かぶる人の装いを提案しているデザインだと感じました。(青木氏)
さほど特徴がある作品ではないのですが、こんなのが似合うヒトが被ったら素敵だろうなぁとイメージできる作品ですね。作者のパーソナリティが伝わってきます。(鴨志田氏)
最優秀賞(革小物部門)
- 受賞コメント
- この度は最優秀賞という素晴らしい賞を頂きまして誠にありがとうございます。この作品は、ふたつ分の財布の収納を持ち、利便性を追求したものです。日常生活で使い易いようにデザインは極力シンプルにし、収納機能を重視しました。これからもちょっとした工夫で日常生活が快適にようなデザインを考えていきたいと思っています。
- 審査コメント
- この容量が収納できて、なおかつ薄く仕上げることが出来るのか、完成を見てみたいデザインだと思いました。(沼田氏)
プロドクト的な観点から使うひとのことを考えたデザインだと感じました。また、1つのものに2つのデザイン的側面や意味を入れる感覚が日本的な印象です。(青木氏)
審査員賞(研壁氏選考 クツ部門)
- 受賞コメント
- 審査員賞という素晴らしい賞を貰うことができ、今後の自信になったと思うのでこれからの活動に活かしていきたいです。
- 審査コメント
- クラッシックなウイングチップのキャンパスにいろいろな技法が組み込まれたアシンメトリックなデザインは、実用的であり得るためのデザインの抑制と、遊びが組み込まれていて、高級靴としてとても面白い提案と感じました。(研壁氏)
審査員賞(沼田氏選考 ベルト・サスペンダー部門)
- 受賞コメント
- 私は日本の物作りが好きで留学に来ましたので、物作りの街台東区のデザイン画コンペで入賞をいただきすごく嬉しいです。ファッション技術学科で洋服のパターンを学んでいますが、このきっかけで雑貨の分野にももっと関心を持って行きたいと思います。ありがとうございました。
- 審査コメント
- 商品であったら着けてみたいと思わせる夢のあるデザインだったなのと、素材の具体的な提案がされており、実現可能と思わせる説得力があったので選びました。(沼田氏)
審査員賞(南馬越氏選考 クツ部門)
- 受賞コメント
- この度は入賞だけではなく審査員賞という素晴らしい賞にも私の作品を選んでいただき誠にありがとうございました。「遊び心」と「こんな物が有ったら良いな」をコンセプトにしてデザインしました。少し遊び過ぎたかなと思っておりましたが、評価していただき本当に嬉しく思っております。授賞式を終えて思うことは、この受賞は決して自分だけの成果ではないということです。チャンスを与えてくださいましたザッカデザインコンペティション関係者の皆様と、自分を支えてくれた家族のお陰であると実感しております。今後も多くの皆様とのご縁を大切にしてイラストやデザインに携わっていけるように頑張っていきたいと思っております。
- 審査コメント
- 思わずニヤリとなるエスプリ。夏のシーサイドにこんなサンダルを履いて小麦色に焼けた女の子がいたら素敵だなと思いました。(南馬越氏)
松屋銀座賞
- 受賞コメント
- 好きなものをただ我儘に作っている中で、このような賞を頂けたというのは大変な励みになりました。この度は本当に有難うございます。
- 審査コメント
- 第一印象で気になり心の隅にひっかかった作品です。優しい佇まいが印象的でした。丸みの出し方、素材の選び方によって印象が大きく変わりそうなので、商品化にチャレンジしたいと思いました。幅広い年齢層のお客様に手に取ってもらえるようにしたいです。(浅尾氏)