サンスター文具 第25回 文房具アイデアコンテスト
応募作品数:4725点(一般部門:2841点/ジュニア部門:1884点)
受賞作品数:19点(一般部門:9点/ジュニア部門:10点)
主催:サンスター文具株式会社
※ここでは、グランプリ・優秀賞をご紹介します
一般部門
グランプリ
- 作品コメント
- テープの切れ目に挟んで使用するテープ用のしおり。
セロハンテープや透明梱包用テープは、使用する際に切れ目を見失うため、毎回使い始めに手こずることが多い。そこでテープ用のブックマーク「Tapemark」を使うことで、使い終わった際にテープに挟み込み次回の使用をスムーズにさせる。
- 審査コメント
- 優れたデザインというのは、ちょっとしたアイデアで、私たちの暮らしをより良くするデザインです。そのアイデアを見てみれば、なぜ今まで誰も思いつかなかったのか不思議なくらいシンプルだったりします。「Tapemark」は、そのようなアイデアの一つと言えるでしょう。テープの切れ目を爪で引っ掻きながら探し、その際に、斜めに切れてしまってテープを無駄にすることもなく、次につなげていける秀逸なアイデアです。(安次富 隆)
優秀賞
- 作品コメント
- 切れ目がすぐにわかるマスキングテープです。テープの素材となる和紙を色つきにして、そこに白をプリントすることで、テープをちぎった時に印となる色が見え、次の作業にスムーズにつなげてくれます。
- 審査コメント
- シンプルなアイデアながら、“こういうのが欲しかった!”という機能性あふれる作品。ほんの少ししか色が見えないのもスタイリッシュで、ちぎったところがアートに見えちゃう。マスキングテープというと賑やか模様が主流だけど、そぎ落としたシンプルさにセンスを感じました。(木原陽子)
- 作品コメント
- ハガキとガクブチがひとつにつながる。手間なく額装できるペーパーカードです。120円切手を貼れば、そのまま郵送できます。絵を描いたり、押し花をおしたり、旅先で見つけたかけらを貼り付けたり。フレームの余白があることで、それらはちょっと特別な「アート」になります。人と人をつなぐ、新しいコミュニケーションツールの提案です。
- 審査コメント
- 文字情報を伝えるという意味においては概ねデジタル化した世の中において、ハガキの役割は大きく変わったと思います。そんな状況において「ポストで送れるちいさなアート」の役割はコミュニケーションツールとして新たな可能性を大きく孕んでいるように感じました。ただのハガキとは違う、贈るための飾るためのツール。ポストに入れてポストに届くのは当たり前ですが、それすら新鮮に感じさせます。(ザリガニワークス)
- 作品コメント
- カレンダーやノートに使える、効果線の付箋。半透明で、上から重ねて貼ることができます。言わずと知れたマンガの表現は、効果的に重要度の理解につながります。
- 審査コメント
- シンプルで実用的! パッと既存のものを華やがせる爽快な作品でした。ステイホーム生活していると今日が何日か、いつミーティングがあったか、とか忘れがちになっちゃうんですよね。毎日が単調になるせいで大事なこともポカっと忘れちゃったり。そういうミスに対して効果的ですね! 他の効果もほしいですもん。ドドドドとかザワザワとか、ね!(ヒャダイン)
ジュニア部門
グランプリ
- 作品コメント
- 消しゴムは小さくなると使いにくくなってしまうので、「ずっと長ければいいのに」と思いこの消しゴムを考えました。「∞消し」は、自分の好きな色を、好きな長さに切って組み合わせられるので、自分だけの消しゴムが作れます。「∞消し」を使えば小さくなる心配はなくなり、ずっと長い消しゴムが使えます。
- 審査コメント
- 消しゴムをムニュっと切る感触、何色と何色を組み合わせようか、こんなつなぎ方はできるかな?など、ワクワクが瞬時に手に取るように伝わって来ました。商品のネーミング、“とう明のシリコンケース”や“自分で切れるカッター”など、アイデアをより良く伝えるまとめ方が非常に上手で驚きました。グランプリにふさわしい作品だと思います。おめでとうございます!(ザリガニワークス)
優秀賞(A. ペンケース・筆箱部門)
- 作品コメント
- このペンケースには、顔があってまるで心をもっているみたいにしました。文房具たちを、大切にしたいという気持ちにさせてくれます。
- 審査コメント
- 「手」が素晴らしいんです!! あるときは鞄の取っ手のようになり、またある時ケースを抱きしめるようにすっぽり収まる。そして最強なのは、他の子の手とつなげられること! いろんなものを大事にして日々生活しているそよ香さんの想いが伝わってきました。(木原)
優秀賞(B. 国語・算数・理科・社会・図工部門)
- 作品コメント
- はさみを渡す際にドラマが起こることはあまりありません。あったとしても相手に刃の側を向けて渡してしまう…といったようなマイナスのエピソードばかりです。そこで、自然と刃の方を持ちたくなる、また渡されたらちょっと嬉しくなる、楽しい会話につながるはさみが欲しい、と考えたのがこのブーケハサミです。はさみを渡す動作に文字通り花を添えます。
- 審査コメント
- 人の自然な行為を誘発してマナーを守らせるという高度なアイデアです。そういうアイデアだったら、他にも方法はあるかもしれません。「ブーケハサミ」が優れているのは、モノの貸し借りの時に生じる、人と人の心の通い合いにまで配慮している点です。さりげなくマナーを守らせながら、温かい気持ちも一緒に表すことができるというアイデアは、文具に本来の目的以上の価値を与えています。絵からも作者の優しさが伝わりました。(安次富)
優秀賞(C. 「つながる」で考えてみよう!部門)
study supporter
成田海裕
グループ応募
- 作品コメント
- 皆さんはまだ普通に服を着ているのですか? 「勉強は着る時代」このジャージのポイントは四つあります。まず右腕についているタイマー。このタイマーで勉強をしていた時間が計れます。次に左腕についている筆箱。服に筆箱がついているので、簡単にペンなどを運べます。ファスナーは単語帳になっていて知らなかった単語があったときは、いつでも単語帳に書けます。最後のポイントは寝そうになると電気が流れ起こしてくれることです。以上の四つのポイントで勉強をサポートしてくれます。
- 審査コメント
- まずキャッチコピーにやられた! 「勉強は着る時代」惹きつけますよね! そして説明文の冒頭「皆さんはまだ普通の服を着ているのですか?」という煽り! 最高ですね。肝心の内容ですがまあ着るまでもないものもあったりするのですが、勉強になにより大切なのはモチベーション! これを着るとモチベーション上昇間違いなし! これからの展開の可能性も考えるとアリですよアリ! 色んなブランドとコラボしてほしいものです。(ヒャダイン)