サンスター文具 第23回 文房具アイデアコンテスト
応募作品数:3614点(一般部門:1712点/ジュニア部門:1902点)
受賞作品数:21点(一般部門:10点/ジュニア部門:11点)
主催:サンスター文具株式会社
※ここでは、グランプリ・優秀賞をご紹介します
一般部門
グランプリ
- 作品コメント
- 本から付箋が飛び出ない。端にぴったり合わせて貼ることで、本の中に収まる付箋です。小口染め加工を使って断面に色をつけることで、貼った付箋の位置が本を閉じていても分かります。付箋が折れ曲がって汚く見えてしまう事もなくなり、気持ちよく本を持てると思います。なるべく本の邪魔にならないように、付箋の紙面は半透明で、一辺の断面だけに色を着けています。そっと添えるだけ、必要最低限の要素で役割を果たすものがあっても良いのではないかと思います。
- 審査コメント
- 付箋は本から飛び出して使うモノいう常識を覆す画期的なアイデアです。ページの端にぴったり合わせるだけで目印になるという気付きが素晴らしい。「小口の付箋」を使えば、付箋が折れたり破れたりという不快な思いを解決してくれます。粘着部は透明なため、文字が隠れることを気にせず好きな場所に貼ることもできます。色違いの「小口の付箋」を複数並べて貼って、付箋に意味を持たせることもできそうです。工夫次第で付箋の使い方が変わるかもしれません。(安次富隆)
優秀賞
- 作品コメント
- チューブの反対側から糊が出るようにしたら使いやすいかも…?。そんな発想から考えた「RINO(リノ)」。不器用だと、細くまっすぐ塗るのが難しいので、こんな糊なら解消できると思いました。
- 審査コメント
- まさに逆転の発想! 思いつきの切っ掛けになった形をそのままデザインとネーミングに落とし込み、スピーディーな共感と用法の解り易さに結実させているのが本当に見事。「使ってみたい!」と思わせるデザインに落とし込まれているのが素晴らしいと思います。会社、学校で使っていたら「貸して貸して!」と人気者になりそうです。(ザリガニワークス)
- 作品コメント
- 15cmとか30cmの定規をよく見るけど、その長さに一体何の根拠があるのだろうか? そんな疑問から、ノートにぴったりサイズの定規を考えました。端がぴったり揃っているのがなんだか気持ちがいい。そんな定規です。
- 審査コメント
- 定規は色々なモノを測ることを考えてデザインされています。ですから、特定の何かに長さが合っているわけではありません。そのため、定規を使う時に、長すぎたり短すぎたりした経験があるのではないでしょうか。「B5定規」のアイデアの素晴らしさは、特定のモノにぴったり合った定規があってもいいことを気づかせてくれたことです。他のモノには合わないけれど、B5ノートとの相性は抜群。測るモノと、測られるモノとの関係を親密にするアイデアです。(安次)
- 作品コメント
- 日常の色を穴から覗いて、カードにぴったりな色を探してみませんか。日ごろ意識しない色のグラデーションや違いを感じれるかもしれません。「穴の開いた配色カード」は、観察したい色をピンポイントでしっかり観察できます。
- 審査コメント
- 色によって目の前のモノが別な風に見える、という「ありそうで無かったアイデア」がうれしいですね。「物事は別の角度から見ると別な風に見える」という頭の柔らかさを生むトレーニングにもなります。使う人によって「使い方の創造」ができるのも非常に楽しそうです。(角谷公英)
A4をぴったり3つ折りできる封筒
小井沼 桃、松本笑子
- 作品コメント
- 封筒に印刷された柄に合わせて折ることで、A4サイズの紙をぴったり3等分に折ることのできる封筒です。目測が難しく、もどかしい作業をぴったり気持ちのいい瞬間に変えることができます。
- 審査コメント
- とても簡単なデザインだけど、こういうちょっとした工夫で作業も見た目もすっきりするし、送る方も受け取る方も気持ちがいいと思います。テーマにもぴったりで、すてきなアイディアだなと思いました。(Little Glee Monster)
ジュニア部門
グランプリ
- 作品コメント
- 私は家で金魚を飼っているので、このアイデアがふと思いつきました。まるで、本物の金魚を見ているような気持ちになります。金魚も水草も動くようになっているので、毎回、変化が楽しめます。中を開くと水そうシリーズの文房具が入っています。
- 審査コメント
- ペンケースと文房具たちの織り成す徹底した世界観がもうカンペキ! もはや世界一小さなテーマパークと言っても過言ではないでしょう。必要な文房具は全て揃っているし、勉強の合間に眺めれば、疲れた頭や心が癒されるだろうなー。澄み渡っていくイメージ。閉じ具ががま口なのもすごくかわいい!(ピカちんズ)
優秀賞(A. ペンケース・筆箱部門)
- 作品コメント
- ボタンを開くと寄せ書きができるようになっています。クラスのみんなや友達と自由にかくことができます。外見はシンプルなデザインでデイリー使いができます。
- 審査コメント
- 大切な人達からのメッセージをいつも傍に置く事ができ、日々励まされながら過ごせそうです。時間中は無理でしょうが、試験の休み時間にも開いてみれば勇気がもらえそう! 寄せ書きを回す際にもペンを入れておけるので、メッセージもカラフルに賑やかに書いてもらえそう。ポケットの生地をメッシュにしていたり、外見をシンプルにしていたり、細かな配慮もGOOD!(ザリガニワークス)
優秀賞(B. 国語・算数・理科・社会・図工部門)
- 作品コメント
- 皆さんがよく知っている標識をモチーフにし、本物の標識と同じようにパッと目に入る目立つふせんです。標識が教科書やノートにあったら面白いなと思ったので作りました!! 勉強の大事なポイントやくり返しやりたいところにはると忘れたりしないというのが強みです。
- 審査コメント
- ほとんどの生活の規制、ルールは「標識」によってコントロールできます。「ノンバーバル」ですので、これは世界共通です。これを付箋の世界に落とし込み、ノートや本を「自分の思うままの世界観で支配できる」楽しみがあります。同じ本だけど人によって標識が違うなど、「オリジナリティ」を引き出す有効なツールにもなります。目からウロコでした。(角谷)
優秀賞(C. 「ON!」で考えてみよう!部門)
- 作品コメント
- おとしよりやめのふじゆうな人もつかえるものさしを考えました。えんぴつやペンでせんを引いた長さだけが「がめん」に表じされ、スピーカーからなんcmなんmmか分かる。あと音の大きさがちょうせいできる。そしてめもりをゆびでおさえるとなんcmなんmmか分かる。
- 審査コメント
- せんを引いた長さが、がめんに表示されるだけでなく、音でもおしえてくれるというのは、目がふじゆうな人や、おとしよりにほんとうによろこばれるでしょう。それだけでなく、くらいところでもせんを引きやすくなりますし、表示を見れば、だれでもせいかくな長さのせんが引けるので、とてもべんりですね。こまっている人をたすけるためにアイデアをかんがえると、よりおおくの人が助かるということをおしえてくれるすばらしいアイデアだとおもいます。(安次)