第3回 住友不動産販売ステップフォトコンテスト
応募作品数:39,913点
受賞作品数:2部門で500点(プロフェッショナル部門10点/一般部門490点)
主催:住友不動産販売
協力:アサヒカメラ
※ここでは、グランプリ・準グランプリ・銀賞の8点をご紹介します
プロフェッショナル部門
グランプリ
- 審査コメント
- 琵琶湖の白鬚神社は人気の撮影スポット。鳥居の写真は何度も写真コンテストの審査で見ていますが、さすがにこのアングルは初めて。まったく今まで見たことのないアングル、見たことのない構図に挑戦されたことは非常に素晴らしいと思います。真ん中のオレンジ色の鳥居を中心に、紅葉の最高の時季にこの浮かび上がるような表現は、神社ということもあって、神秘の世界を感じます。(織作峰子)
準グランプリ
- 審査コメント
- ものすごく浅いところですよね。このような写真は色々気を使って撮らなくてはならなくて、大変な作業なんですね。でもこの作品はそこも見せずに水面の上の木もよく見えて、イワナの躍動感とかお腹の部分の鮮やかな赤とか、そういうところを出したいという気持ちがあって、しっかりと大事に撮っている気持ちが伝わってきます。(高砂淳二)
- 審査コメント
- こういう風景というか、腐ってしまった木などは、湖や海辺に行ったらよく見る光景だと思うんですよ。よく見る光景にあえてこういうふうに寄るかたちで作品にしようという姿勢が、すごくいいアイデアだと思います。あえて何気ないところから切り取って、作品に昇華させるということは素晴らしいとあらためて思いました。(佐々木広人)
- 審査コメント
- 誰の顔も見えませんが、お尻が正面にあって、両方でお辞儀しているだけといえばだけですが、かわいくて楽しい写真です。しかも撮っているのはiPadということで、こういう写真がパッと撮れる時代になったんだなということも納得させられました。これからの写真かもしれないなと思いますね。(椎名 誠)
- 審査コメント
- これはマット紙に仕上げてあるところが面白くて、もし光沢だったらまったく印象が変わると思います。アンダートーンにしたことによって、光を当てた部分のきらめきがより一層特別なものになっています。自分で自分の作品をつくり出す、あるものをただ撮るだけではなく考えながら工夫して撮られているところが素晴らしいと思いました。(織作)
一般部門
銀賞
- 審査コメント
- 都会の空虚さを、枯れ枝と1羽のミミズクとでうまく表現しています。ミミズクの写真は普通、緑のなか、森のなか、山のなかで撮影しているケースが多いと思うんですけれども、都会のミミズクというのは作品としても初めて見ました。地球環境を始めいろいろなことを提言しているような作品だと思います。(織作)
- 審査コメント
- 色をものすごく強化した「どうだ、参ったか」という作品が多い中で、この作品のなにげない、波のしわしわを主役にした写真というのは非常にドキュメンタリーであり、楽しい写真になっていますね。地元の人にとっては当たり前の風景を教えてくれるというのは、こういったコンテストのいいところだと思います。(椎名)
- 審査コメント
- この場所を知り尽くしていて、この時間帯にここに行けばきれいな雪に、この木の影がこう伸びて、太陽がこう映えて、こうなるだろうと分かっていて行ったと思うのですが、お決まりの写真では無くそれを越えて訴えかけてくるものがあります。自然の綺麗さが一番表に出ていて、被写体の持っているものを大切に撮っていると思いました。(高砂)