シェル美術賞2016
グランプリ作品には小川直樹氏の「メモリアル」、60周年特別賞(曽谷朝絵賞) には鈴木浩之氏「無題」が選出され、計8点の受賞作品が決定しました。
今年度の受賞・入選作品を展示する「シェル美術賞展2016」を2016年12月7日(水)から国立新美術館で開催します。会期中には、審査員と今回の受賞作家によるアーティストトークも実施します。また、過去受賞・入選作家の活動サポートを目的とする、審査員および当社推薦の過去受賞・入選作家4名の作品展示 「シェル美術賞アーティストセレクション(SAS)」も併設展示します。
>> シェル美術賞展2016 概要はこちら
応募作品数:791点
受賞作品数:8点
主催:昭和シェル石油株式会社
グランプリ
- 受賞のことば
- このような大きな賞を頂き大変光栄に思います。
自分が訪れた故郷の場所で得たイメージから作品が現れ、その作品が普段の日常から離れた場所で選考を通り、多くの方に鑑賞して頂ける機会を得た事に不思議な心持ちでおります。
この機会に多くの方に作品を御覧頂ければ、そしてそれが何らかの形で記憶の中に留まってくれれば嬉しく思います。
- 受賞作品について
- 描かれている灯台は私の故郷にあるものです。その昔灯台を作った当時の人々の姿、遠縁の詩人の男性が灯台下の松林の中で海を眺め思いを巡らせた時間、そして2016年に生きる私が改めて知る機会を得た境界の光景。灯台下暗しとは面白い言葉だと思います、流れて行く時間の中に気付くことの難しい深みや奥行きが隠されているのであれば、それを感じ紡ぐ事で人それぞれの世界の有様を見出す事ができるのではないかと思います。
本江邦夫審査員賞
能勢陽子審査員賞
島敦彦審査員賞
本江邦夫審査員奨励賞
能勢陽子審査員奨励賞
島敦彦審査員奨励賞
60周年特別賞 (曽谷朝絵賞)