結果発表
2020/07/01 10:00

第3回サンゲツ壁紙デザインアワード

応募作品数:444点
受賞作品数:6点
主催:株式会社サンゲツ

大賞

Falling Shadow
大谷 翔
Falling Shadow
作品コンセプト
障子に当たった木の影から着想。和を素材として取り入れながら、ラウンジやバーなど洋の空間にも馴染み、適度な主張を与えない。
受賞コメント
アパレルメーカーでグラフィックやテキスタイルのデザインの仕事をしていて、デザインの領域を広げられればと思い、応募しました。作品は、障子に木の影が落ちたようなイメージです。それをよりモダンに解釈して、空間を選ばずに用いられるようにデザインしています。

優秀賞

komorebi
Erica
komorebi
作品コンセプト
柔らかい木漏れ日の光が壁に映る瞬間をデザインしました。一人で過ごすときも、また大切な人と過ごすときも、優しい木漏れ日の中にいるような気持ちになれる、静かで動きのあるデザインにしました。
受賞コメント
木漏れ日の心地よさを感じさせるデザインとなるよう、作り込みすぎず、そして主張しすぎず、しかし、優しく空間を包み込む、そんな名脇役的なデザインになれるようにしました。この作品が受賞されたことだけでも大変嬉しく思います。

入賞

リフレクション
下田比奈子(滋賀県立大学)
リフレクション
受賞コメント
大学では住居系の学部で住空間について学んでいます。光の反射をコンセプトの軸としました。時間や季節によって移り変わる窓からの光が壁に反射し、空間に様々な光の色や表情を映し出します。普段時間の移ろいを忘れがちな、例えばオフィスの休憩室などを想定したものです。
Decay from the whole
津布久 遊(Piskunova Elizaveta Olegovna)
Decay from the whole
受賞コメント
有機的な線がまとまったり崩れたりするこの壁紙は、一つの自然現象の流れに包み込まれたような空間を演出します。今後も二人で何か一緒に手掛けていきたいと思っています。
gradation
永田 武(イレブンナインインテリアデザインオフィス)
gradation
受賞コメント
長い時間、そこに居ても飽きの来ないような空間を目指しました。木のフィーリングを持たせたテクスチャーを、階調とすることで、全体では錯覚を起こすようなデザインとなっています。

奨励賞

draw a line
河野 亮(武蔵野美術大学)
draw a line
受賞コメント
浮世絵に着想を得た作品です。浮世絵は、線の強弱や長さの違いだけで、雨や雷などを空間の奥行きを表現しています。今回も太さや傾きを変えた3本の線だけで、竹林のように見えたり、奥行きを感じられる日本的な風景を思い浮かべられる壁紙としました。
関連記事