結果発表
2023/06/29 10:00

第1回 「老後の日」フォトコンテスト

応募作品数:1110点
受賞作品数:9点
主催:グッドタイムリビング株式会社

Good Time大賞(最優秀賞)

待望
酒井悠介
待望
作品コメント
祖父に待望の初ひ孫ができたときに撮った写真です。こんなに弾けた笑顔の祖父を見たのは久しぶりでした。撮っている自分まで感動してしまいました。これからも成長記録を撮っていきたいと思います。
審査コメント
「待望」というタイトルが相応しいですね。まず光で少し滲んだ画面に、まさに待望の表情のおじいさまとひ孫さまの表情がまぶしい! 背景はご実家の玄関でしょうか。帰省して初めてひ孫さまと対面した瞬間が、ロケーションも相まって、しっかりと「待望」を表現しています。
受賞コメント
祖父とひ孫の写真を「Good Time大賞」に選んでいただきとても光栄です。
ひ孫の成長と共に祖父はより若返ったように感じます。
グッドタイムリビング株式会社様をはじめ、このご企画に携わった方々に感謝いたします。

優秀賞

おやつの時間
持田美塩
おやつの時間
作品コメント
何気ない瞬間に、笑顔が生まれる。
審査コメント
おばあさまのちょうど歯が抜けたところに、おやつのキャンディが覗いていて、ちょっと笑えてしまいます。撮影者との何気ない会話がなんとなく想像できてしまうような写真です。落ち着いた構図で、余分な情報を見せず、おばあさまの表情にすぐ目が行きます。
痛いの痛いの飛んでいけ
ERINA
痛いの痛いの飛んでいけ
作品コメント
コロナ禍で会うことができなかった96歳の祖母と2歳のひ孫の初対面の日。2歳なので人見知りをしていたけれど、たくさん歳を重ねてきた祖母の手に優しく触れ「痛いの痛いの飛んでいけ!」と言った姿が何とも言えない優しい時間が流れた瞬間でした。
審査コメント
歳を重ねたおばあさまの手を、痛そうだと感じ、優しく撫でてあげるひ孫さまの幼く小さな手。あえて顔を画面から外し、そこだけにクローズアップすることでより感情面を伝えることができていると思います。ひ孫さまの優しい気遣いが見て取れる、温かい写真です。
こんにちは
リオサホ
こんにちは
作品コメント
老婆の楽しい文章が目を引き撮影となりました
審査コメント
ドアにかけてある文章を思わずじっくり読んでしまいました。普段から他人を気遣う優しいおばあさまなのだろうと感じます。文章とおばあさまの表情が見事に一致した、すてきな作品です。
いい笑顔!
とわちゃん
いい笑顔!
作品コメント
ずっと飼ってた猫ちゃんが先日亡くなりとても悲しそうにしていたおじいちゃん。赤ちゃんが産まれてやっと満面の笑顔を見せてくれて子供の力に感動!!
審査コメント
お孫さまを抱いて笑顔になる写真は数多くありますが、数秒の時間の流れをしっかりと封じ込めた良い写真だと思います。おじいさまが笑ってこちらを向く前に、しっかりお孫さまと笑顔で見つめ合っていた時間があることが、お孫さまの笑顔とそれを向けている先から読み取れます。きっとすてきな瞬間だったのでしょう。
若いもんには負けんばい! 84歳笑ちゃんの誕生日
笑ちゃんズ
若いもんには負けんばい! 84歳笑ちゃんの誕生日
作品コメント
おばあちゃんの84歳の誕生日。親族みんながおばあちゃんの家に集まり、この日のために作った名前と年齢入りTシャツを着用!「笑子」の名前の通り、よく笑い楽しいことが大好きなおばあちゃん。おばあちゃんがいると場の空気が明るくなり、みんなが笑顔になります! 突然始まったチアダンスも、負けんよー!!と誰よりも高く足を上げる姿に、みんな思わず笑っちゃいました。
審査コメント
家族とはこうでしょう!ということを見事に体現した写真だと思います。見る人に元気を与えるすてきな写真です。
美しい瞬間(とき)
寺田 茜
美しい瞬間(とき)
作品コメント
98歳の祖父を老人ホームで看取ることが決まり、最期の数日間を一緒に過ごしました。一生のうちでもしかしたらこの時間が最も美しいかもしれないと思い、写真に残すことにしました。もう話すことができず、寝たきりの祖父でしたが、家族が病室に入ると嬉しそうな表情で迎えてくれました。この写真は、亡くなる前々日に祖父の親友とわたしと叔母が病室に集まり、とても嬉しそうな顔をしているところです。
審査コメント
普段審査の際はまず写真から飛び込んでくる情報で選ぶのですが、この作品は、作者の方の文章にある、「死」という言葉が先に飛び込んできました。それを読んだ瞬間に、おじいさまの表情が、いかにかけがえのない表情をされているのか考えさせられました。誰もがいつかは向き合わなければならない死を、温かく捉えた写真だと思います。
あげ!
M.H
あげ!
作品コメント
大好物の、母が作った天ぷら。いつの日か食べられなくなる日が来るんだろうな、と思わずシャッターを切りました。相変わらず美味しそうな天ぷらと、ピースサインのお茶目な母がお気に入りの1枚です。
審査コメント
たった1枚ですが、ストーリーを感じる写真です。普段から作っている揚げ物、そこにピントを置き、あくまでも主題であるのに、その後ろでピースをしているおばあさまがどのような気持ちでそれを作ったのか。さらには、この写真の裏でどのような表情をされているのかまで伝わってくるように思います。
離れていても
片山智士
離れていても
作品コメント
たとえコロナで帰省ができなくても、会いたい気持ちは変わらない。
審査コメント
楽しい写真ですね! コロナ禍で大変な中でも、それにめげず、楽しく暮らす工夫をされてきたことがよくわかります。画面の中のおばあさまの表情、皆さまのアクションが一致した瞬間に、上手に撮られたと思います。
関連記事