結果発表
2025/09/16 10:00

子ども虐待防止 オレンジリボン運動 公式ポスターデザインコンテスト 2025

主催:認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク

応募作品数:814点(一般部門:606点/ユース部門:208点)
受賞作品数:15点
※ここでは、上位7点をご紹介します
一般部門

最優秀賞

山之内陽菜
制作意図
子どもだけではなく親にも優しく気遣う環境や、周りの人のちょっとした優しさがあれば虐待は少しでも減るのではないかと考えます。親子が安心して暮らせることを願って作成しました。
受賞コメント
この度は、素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。
大変嬉しく思います。
このポスターを見て、一人でも多く身近な親子へ優しい気持ちを向けるきっかけになることを願っています。
そして、困っている親子もたくさんの人の優しさを感じれる世の中になって欲しいです。
審査コメント
すっきりした構図の中に、明るい親子の表情が印象に残る作品です。親子をみんなで取り囲んで見守っていこうとするメッセージが明確に伝わってきました。言葉の通りにみんなの優しさが親子の安心を守っていけるのだと感じられる、とても良い作品です。

優秀賞

佐々木美樹子
制作意図
周りに支えられて笑顔が輝いているイメージです。
受賞コメント
この度は私の作品を優秀賞に選んでいただきありがとうございました。
みんなで守る親と子の未来をテーマにして、ただ抱きしめることで生まれる笑顔を描きました。
子どもは抱きしめられると笑顔になります。
あまり難しいことを考えず、毎日を優しい気持ちで過ごしましょう。
審査コメント
大胆な筆致ながら、ユーモラスな雰囲気を醸し出していて、楽しくなる作品です。親子の幸せを周りの人たちみんなで守ろうというメッセージがよく伝わってきます。ほほえましい気持ちになる良い作品です。バックの色の取り合わせも効果的な作品だと思います。

オレンジリボンサポーター賞、東日本遊技機商業協同組合賞

梶原七恵
制作意図
コピーの通り「子どもの出しているSOSの気づきにくさ」をポスターにしました。応募にあたり、虐待や育児放棄などについて調べ、問題は身近に起きていることを知り、周りの大人がSOSに気づくことで事件を未然に防ぐことができたらいいなという思いから制作しました。目に見えてわかりやすい暴力以外にも、ネグレクトや心理的虐待など困りごとはさまざまです。一見楽しく遊んでいるだけに見える子どもの裏にSOSが隠れている様子をシャボン玉で表現しています。私たち周りの大人が“事件になる、その前に”子どもが出すSOSに気づくきっかけになると嬉しいです。
受賞コメント
この度は「オレンジリボンサポーター賞」に選んでいただき、誠にありがとうございます。2万6000人を超える皆様に評価をいただけたことがとても嬉しいです。
デザインを通して人に何かを伝え、問題解決をすることはとても難しいことだと日々感じていますが、苦しんでいる方を少しでも救えるのなら、デザイン・コピーの持つ力を信じることができると思います。
審査コメント
一見伝わりにくいお子さんからの、静かな、でもそっと空に飛ばす「SOS」…そんな「わかりにくさ」を「わかりやすくする」ために、大人や社会ができることはまずは丁寧に見つめてあげること。その重要なメッセージを、優しく自然なトーンで、かつ洗練されたデザインで、みごとに視覚化されているところに、高く評価いたしました。

特別賞

鈴木康悦
制作意図
オレンジリボンのマークを見ていると、母が子どもを抱きしめる姿に見えてきました。その想いを形にしたのがこの表現です。言葉を尽くすより、まずは抱きしめること。それが、悩む誰かにとって最も心に届く答えなのかもしれません。
受賞コメント
素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。オレンジリボンのマークを見つめるうちに、母が子どもを抱きしめる姿が重なりました。悩んでいる方の中には、言葉を選びすぎて立ち止まってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、そっと抱きしめることだけでも心がつながる気がします。オレンジリボン運動が広まり、子どもたちが安心して過ごせる社会になることを願っています。
審査コメント
オレンジリボンの願いが込められたインパクトのある一枚です。力強くダイナミックにリボンを表現されたことで優しさと大きな愛がストレートに伝わってきます。
ユース部門

ユース最優秀賞

大石和可子
制作意図
オレンジリボンの中には、困っているお母さんに優しくしてあげている人と、子どもが虐待を受けているかもしれないから189に電話をしている人、泣いている子に声をかけている人、オレンジリボンの活動をパソコンで調べている人、親子を優しく見守っている人、募金の活動に参加している人、オレンジリボンを付けて活動を普及している人をかきました。このポスターを見た人がオレンジリボンについて知り、行動して、少しでも子どもたちの笑顔を増やせられるようになればと思います。
受賞コメント
素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございました。このポスターをかくことで、オレンジリボンの活動について調べ、いろいろな方法で困っている子どもたちを助けられることを知ることができました。私のポスターによって、オレンジリボンの活動をもっと多くの人に知ってもらうことができたらいいなと思います。そして、みんなの優しさで、笑顔の子どもたちが増えることを願っています。
審査コメント
つらそうな人がいたときにどうすればよいのか、その方法を発想豊かにいろいろと考えて絵にした工夫が優れています。それをうまくリボンの絵の中におさめています。周りの人にはどんなかかわり方ができるのか考えさせてくれる、アイデアに満ちた作品だと思います。

ユース優秀賞

岡田柚羽
制作意図
悲しんだり、お腹を空かせたり、虐待されて泣いてたりする子どものいない日本にしてほしいです。
今の私の周りにはいないと思うけど、もしいたら、私も悲しい気持ちになります。
だから、みんな笑顔で暮らせたら、と思いました。
オレンジリボン運動で子どもたちの笑顔あふれる町になって欲しいです。
受賞コメント
優秀賞ありがとうございます。とても嬉しいです。
私は今までオレンジリボンという言葉を知らなかったですが、おばあちゃんにこのポスターに応募してみないかと言われてオレンジリボンのことを調べました。そして、オレンジリボン運動は「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動ということを知り、私も何かできることはないかな、と考えていきたいと思います。今できることは、困っていたり元気がない友達の話を聞くことぐらいしか思いつきません。でももし、、大人に相談した方がいいかなと思ったら189に電話するように教えてあげたいです。
審査コメント
小学生の作品として、オレンジリボンが宙を舞い、ハートの形を作るデザインがとても印象的です。
愛情深く子どもを抱っこする母親と、ブランコで遊ぶ子どものイラストも温かさが伝わり、心に響きます。
背景も奥行きがあって街や人も楽しめました。
シンプルで伝わりやすい良い作品です。
堀之内 潤
制作意図
このポスターの工夫した点は、鳩を入れた所です。鳩は平和の象徴です。虐待のない社会を目指すという目標にあっていると思い、入れました。また、その鳩を多く描くことで、みんなでその目標に向かっていくというイメージを持たせました。オレンジリボン運動は、子ども虐待のない社会を目指す運動です。目指すということは、未来に向かって行動するということ。私は、このポスターを見た人に、近くにあるその小さな手をとって、守っていってほしい、自分にできることをしていってほしいと思い、このポスターを描きました。
受賞コメント
この度は素晴らしい賞をいただきありがとうございます。子どもに虐待をして取り上げられているニュースを見るたび心がとても悲しくなります。
少しでもこのポスターが児童虐待について考えるきっかけになってくれれば幸いです。
審査コメント
中央に力強いオレンジリボンと幼子の小さな手、背景に安全・安心の象徴としてたくさんの鳩が描かれています。丁寧で力強く気持ちを込めて描かれている作品は、ユース作品の中でも、強い印象を受けた一枚です。
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