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2019/11/01 10:00
子ども虐待防止 オレンジリボン運動 公式ポスターコンテスト 2019
グラフィック・ポスター
応募作品数:378点
受賞作品数:12点
主催:児童虐待防止全国ネットワーク
最優秀賞
長田裕子
制作意図
下を向いたときの子ども特有のぷっくりしたほっぺととがった口元が愛らしいのでそれを描きました。以前保育園に勤めていましたが、小さな手のひらにはいつも何かしらのものでいっぱいで、可能性に満ちていると思い、キャッチフレーズで表現しました。子どもたちの未来が幸せであることを心から願っております。
受賞コメント
このような賞をいただき、驚きと感動でいっぱいです。
以前保育園に勤めていたのですが、現場を離れてからも子どもたちの力になれたことが、嬉しくて仕方ないです。
多くの子どもたちが幸せで健やかに育っていける社会を心から願います。
審査コメント
着眼点が他の人と違い、小さい時の子どもに触れたときや眼差しから受けていた印象を思い出すことで、子どもとの接し方を見直そうとしているところが素晴らしいと思いました。
優秀賞
西村あゆ
制作意図
「誰か」のひとことで救われる子どもがいる。そしてその「誰か」は自分かもしれない。子どもがつらい思いをしている陰で、お母さんやお父さんも孤立している。その事実があるからこそ、虐待をしてしまった親ばかりを一方的に否定するのではなく、「周囲の人々が小さな異変に気づいて、親子を救う手段として受話器を取ってほしい」というメッセージを込めました。
受賞コメント
この度は、このような賞をいただきありがとうございます。
弟、妹がいるせいか、もともと子どもが大好きで、虐待のニュースを聞くたびに心が痛みます。助けの求め方も知らない小さな命に、少しでも手を差し伸べられればという思いで制作しました。
微力ながらも、このポスターで虐待の現状に目を向けていただける方が増え、苦しんでいる親子を救う活動にお力添えができればと思います。
審査コメント
救いを求めている子どもの表情から必死さと悲しみが伝わってきます。通告をためらっている人を後押しするキャッチコピーが印象的です。
オレンジリボンサポーター賞
熊谷圭悟
制作意図
人は物事をなんでも綺麗に捉えようとします。それは確かに、長い時間を生きていく私たちには必要なのかもしれません。ですが、本当に心に刺さるものは結局「本質」なのではないでしょうか。この作品は普段目を背けつつある、物事の本質をテーマに制作しました。私たちに必要なのは、私たちが心を動かされるのは、綺麗事ではなく本物の言葉です。
受賞コメント
企業賞とダブル受賞という結果になり、私の想いが多くの方に届いたこと、私と想いを同じくしていただいてる方がいることを感じることができました。このポスターをキッカケに一人でも多くの親子が救われることを願っています。この度は素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。
審査コメント
この何もひねりのない直球の表現ですが、児童虐待に関わるさまざまな問題点を集約すると「ぼくをたすけてください。」という言葉を本人が言える勇気やきっかけを与えることが一番大事なことに気づかされました。
ユース賞
池田琴歌
制作意図
この作品では、バラバラと崩れていくパズルのピースやドールハウスの中の人形などで家庭が崩壊していくさまを表しました。細部まで丁寧に描くことで、このポスターを見た人がどのように感じるか、深く考えてもらいたいと思い、制作しました。
受賞コメント
この度はこのような素晴らしい賞をいただきましたこと、大変光栄に思います。
今回のポスター制作を通じ、改めて虐待について深く考えることができました。
多くの人に虐待とはニュースや新聞の一コマではなく、身近なものだと知ってもらい、少しでも多くの笑顔が増えることを願っています。
審査コメント
虐待を暗示する黒い背景に温かい家庭が壊されていく様子が描かれており、十分考えられた作品になっています。ダイナミックな構図とカラフルなデザインが目立っているところもよかったです。
特別賞 東京都福祉保健局長賞
油江杏樹
制作意図
子ども虐待には、周りの大人たちの関わり方が重要であり、私たちみんなで、子どもたちを育むという意識が大切なのではないでしょうか。子どもに健やかに育ってほしいという願いを込めたキャッチコピーと、イラストには、オレンジリボンが結ばれた手で頭をなでる「優しさ」を表現しました。
受賞コメント
この度は素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。感無量です。
今回、オレンジリボンポスターを制作させていただくにあたり、「子ども虐待」について、とても考えを巡らせました。私が描き、デザインしたポスターで、見た人が「子ども虐待」と「自身とのつながり」を改めて考えていただけたらとても嬉しいです。
審査コメント
地域全体で子どもたちを育むというメッセージがダイレクトに伝わってきます。描かれている子どもの表情がとてもよく描かれています。
企業・団体賞
アイビー化粧品賞
正神美侑
制作意図
このポスターのコンセプトは「家族の絆」と「あたたかさ」です。ニュースなどで小さな子どもたちが一人で戦っていることを知り、「私にできることなんてない」と思っていましたが、このポスターによって、オレンジリボン運動をたくさんの人に知ってもらえるきっかけになればいいなと思います。
受賞コメント
この度はアイビー化粧品賞をいただき誠にありがとうございます。
今回虐待防止ポスターの制作にあたり、虐待の現状について深く考えました。このポスターを通してオレンジリボン運動が広まり、悲しいニュースがなくなることを願っています。そしてみんなが笑顔で温かい家庭になる未来にしていきたいです。
審査コメント
【家族の絆】と【あたたかさ】というコンセプトに共感しました。
コンセプトを、とても分かりやすく表現されており、色づかいからもあたたかさが伝わる作品だと感じました。
SBI子ども希望財団賞
石立ゆきな
制作意図
尊い命、笑顔が虐待によって失われることは、絶対にあってはいけないと思います。笑っている子どもたちと、それを守るオレンジリボンのすべり台のイラストは、大切な子どもたちを守りたい、という強い思いで制作しました。周りの人々が、あたたかい心でいられるように。
受賞コメント
SBI子ども希望財団賞に選んでくださった皆様、この度は誠にありがとうございます。
私自身が子育て中に不安になることが多くありますが、この公募をきっかけに虐待とは何かを明確にできたことと、賞をいただけたことは身に余る光栄です。勇気のいることでも、目の前の子どもたちの笑顔を守るためならなんでもできると心を強く持ち続けます。
すべての子どもたちが笑顔でありますように。
審査コメント
オレンジリボンが安全で安心な遊具として描かれている点が新鮮です。
イラストのタッチも柔らかく、子どもたちの笑顔も優しく描かれています。
コミットコーポレーション賞
澤田実香
制作意図
子どもには虐待を受けている子、虐待とは気づいてない子がたくさんいて、私たちが関心を持ち子どもの微かなSOSに気づくことが重要なのではないかと考え、今回制作させていただきました。ビジュアルではその気づきにくさを表現、またコピーではこの微かな変化で第三者の私たちが通報する勇気を持てるような内容にしました。
受賞コメント
この度は素晴らしい賞をいただきありがとうございます。
今回の制作で初めてオレンジリボン運動を知りもっとこの運動が広がって、通報をためらってしまう人の後押しができればと思い参加しました。このポスターを通して少しでも子どもたちの笑顔が増えることを願っています。
審査コメント
一見楽しそうな絵日記ですが、所々に涙をこぼしたような跡があり、この日記を書いている子どもの悲しさがひしひしと伝わってきました。また、涙で滲んだ文字をよく見ると「たすけて」という悲痛なメッセージを読み取ることができます。私自身も子どもの頃、父親から暴力を振るわれ泣きながら宿題をノートに解いていたつらい記憶があり、このポスターが放つ強いメッセージを感じました。
GSクラフト賞
岸森詩央
制作意図
命を救えるのは、誰でもできるということを伝えたくて制作しました。虐待を防ぐには周りの人や家族の協力が必要であることから、オレンジリボンと、守られるように抱っこされた子どもを描きました。
受賞コメント
今回このような光栄な賞をいただくことができて本当に嬉しいです。
このポスターコンテストでオレンジリボン運動の活動を知り、少しでも力になることができたらと応募させていただきました。
このポスターを通じて一人でも多くの人にオレンジリボン運動のことが知られると同時に、一人でも多くの子どもたちや悩んでいる親御さんたちが救われることを願っています。
審査コメント
温かい雰囲気のイラストに対し、全員が子どもを救える可能性がある対象者だと心に訴えかけられるキャッチコピーが響きました。
強い訴求力を感じ取れる作品に共感し、選定致しました。
全国遊技機商業協同組合連合会賞
熊谷圭悟
受賞コメント
素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。この作品は、本当の言葉に目を背けてしまう世の中に対しての「挑戦」のようなものでした。受け入れられて良かったというのが正直な感想です。少しでも多くの方の心に刺さり、私たち大人の助けを必要としている子どもたちを救うキッカケを作ることができればと思います。
審査コメント
「ぼくをたすけてください。」の自筆で書かれた文字が、非常にインパクトを与える作品で、虐待を受けている子どもの本質が表現されているところに、最も印象を受け、選考いたしました。
大和商事賞
CHEBLO 山田果林・桜子
制作意図
身近な子どもたちが、何気なく過ごしているようで、実は誰にも言えないことや誰かに気づいてほしいことがあるかもしれない。「友達といるから」「外で元気に遊んでいるから」そんないつもなら気に留めない「大丈夫」の中にあるかもしれない隠れたサインに気づいてほしいと思い描きました。
受賞コメント
この度はこのような素敵な賞に選考いただきありがとうございます。
幼少期の身近な経験から、大人になった今何かできることはないかと思い応募させていただきました。
この運動を通し少しでも多くの子どもたち、悩んでいる方たちが生きやすい世の中になればと思っています。
審査コメント
作画のレベルが年々上がってきているように感じます。作者の年齢も10代、20代が多くなり、アニメチックな作風が多かったと思います。
昨今の虐待のニュースが報道される中で、リアルなキャッチコピーも多く、ポスターに取り入れられていると感じました。
日本労働組会総連合会賞
光田淑江
制作意図
オレンジリボン=子ども虐待防止の認識をもっと広めたいと思い、リボンによって人の笑顔ができるイメージで作りました。優しくかわいらしく問いかけることで、まずは誰にでも目に留めてもらえるようなデザインを心がけました。
受賞コメント
この度は「日本労働組合総連合会賞」という素晴らしい賞に選んでいただき、大変光栄です。
「虐待かな?」という疑問に思っている段階でも電話していいこと、子育てに悩む母親自身の相談も受け付けていることなど、オレンジリボンの活動についてまだよく知らない人もたくさんいると思います。
より多くの人にオレンジリボンについて知ってもらえるきっかけになることを願っています。
審査コメント
まず、世の中の人に広くオレンジリボンが何かを知ってもらうことから、児童虐待のない社会を目指したいと思い、選定させていただきました。
このポスターを見た人が、児童虐待について考えるきっかけになればと思います。
東日本遊技機商業協同組合賞
楠瀬沙織
制作意図
「オレンジリボン」が虐待防止だけでなく、子育てを支える象徴的な存在であることを印象づけたいと思い、作品のコピーとイラストに取り入れました。「オレンジリボン」が地域の人々を結び、親子の絆を結んでくれますように願っています。
受賞コメント
この度は受賞作品に選んでいただき、ありがとうございます。
私も子を持つ母ですが、子育ては不安と迷いの連続です。孤独な子育てほどつらいものはありません。
一人で不安や悩みを抱え込まないでいられるような、明るく開かれた社会であってほしいと思います。
審査コメント
キーフレーズの「優しさ結ぶオレンジリボン」の絵と雰囲気がとてもマッチしています。
母親が優しく子どもに微笑みかける景色が世界に溢れていれば、子ども虐待がなくなるのではないかという思いと、虐待しそうなときにもこのポスターの絵を見れば思い留まれるような優しさを感じ、このポスターを選定しました。
地域の輪が子どもたちを守れるように、また悩んでいらっしゃる親に気づけるようになればと願っています。
公式ホームページ
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