第14回 日本新薬こども文学賞 作品募集
応募作品数:1486点(物語部門:1124点/絵画部門:362点)
受賞作品数:16点(物語部門:7点/絵画部門:9点)
主催:日本新薬株式会社
※ここでは、物語部門の最優秀賞および絵画部門の受賞作品をご紹介します
物語部門
最優秀賞
- 審査コメント
- 文房具を題材にした童話はクレヨンや鉛筆などよくあるのですが、この作品のユニークなところは、消しゴムの消しカスを取り上げたことです。捨てるはずのカスをゆうちゃんが残しておく理由が胸にひびきます。消しカスは心のノートという言葉も秀逸です。外見とは裏腹に美しい気持ちが詰まった消しカスが愛しくなりました。(山本省三)
絵画部門
最優秀賞
I want to see a rainbow. Just once.
やぎひさこ
- 審査コメント
- 画面全体に現れる深い色彩のなかに、細部で金色を緻密にちりばめた、いくつかのモチーフは、不思議で美しい世界を創っています。古典的だけれど新しく卓越した表現技術は、くり返し眺めても、そのたび新鮮な発見があり、観る側に色々なストーリーを導き出させています。物語と合わさって、どのような絵本になるのか楽しみになる高水準の作品です。(坪内成晃)
絵画部門 こどもの部
優秀賞
- 審査コメント
- 迫力のあるトラの絵。
口を開けてキバを見せていますが良く見ると、真剣な目をした真面目そうなトラではありませんか。なんと歌っています!
周りに描かれたお花が、トラの歌声が素敵であることとトラが歌うのを楽しんでいることを感じさせてくれます。実際の歌声を聞いてみたくなる素晴らしい絵だと思いました。(花田睦子)
佳作
絵画部門 大人の部
優秀賞
- 審査コメント
- 絵を見た瞬間、ニヤッとしてしまい、楽しくおおらかな気持ちになりました。
風になびいて干してあるパンツは、ワニのお気に入りでしょうか。
どんどん、お話が広がっていきそうですね。
空の色が、地面から上まで、べったりと同じではなくもう少し色の濃淡を考えて、空気感と風を感じさせたら、ワニの気持ちも生きてきます。(かさいまり)
佳作
日本新薬特別賞