第22回 高校生マンガ・イラストグランプリ《高校生限定》
主催:学校法人呉学園 専門学校日本デザイナー学院
応募作品数:740点
受賞作品数:18点(マンガ部門:7点/イラスト部門:11点)(入選を除く)、6校(団体賞)
※ここでは、上位5点をご紹介します
マンガ部門
マンガグランプリ
まんがが描けん時の漫画
杉浦 福(静岡県立島田商業高等学校)
- 審査コメント
- マンガグランプリおめでとうございます! 8ページという短い中に漫画の面白さを凝縮して詰め込んであって非常に面白い作品でした。ラーメンを作る作業工程、食べるしぐさ、どれをとっても素晴らしい表現力で読み手を納得させる出来だったと思います。ハッチングをメインで使用していますが、ここにしっかりしたベタ、トーンなんかが加わるとさらに画面が鮮やかになり見やすくなると思います。比率で言えば白4、黒(ベタ+ハッチング)4、トーン2くらいが見やすくなるのでぜひ参考にしてみてください。素晴らしい作品でした!
里中満智子賞
気になっちゃいます鶴田さん
和田侑里香(千葉県立磯辺高等学校)
- 審査コメント
- 全体的に分かりやすく面白い良いマンガです。必要最小限のコマ割りで構成できていてとても良いです。あらすじを5~10行の箇条書きにしてみると自分の中でストーリーの整理が付き、一番言いたいことが見えてきます。セリフで説明するのではなく、1番伝えたいコマを集中して描くととても良くなります。
今後の展開を考えるとするなら、顔を見られてもそのままで働きたい鶴田さんと、気持ちを伝えてしまった雇い主の続きを描く2話目、3話目もいいと思いますし、会社から同僚(女)を連れてきてライバル出現の回など、想像がとても膨らむ楽しいお話でした。
マンガ準グランプリ
夜空の散り散り
石本真理佳(千葉県立佐倉高等学校)
- 審査コメント
- 人間はいつか星になる
僕ももうすぐ星になる
死という重いテーマをキラキラ輝く
星の存在そこに希望、夢を持つ心情をテンポの良いセリフで表現されています。作画も丁寧で魅力的。明るいサブキャラの問いかけに一気に主人公の前向きで笑顔のラストは感動的です!
イラスト部門
イラストグランプリ
ストロベリーパーティー
うといぺんこ(千葉県立千葉高等学校)
- 審査コメント
- イラストグランプリおめでとうございます! 苺とクマ、そしてスイーツに囲まれた少女の世界観がとても可愛らしく、見ているだけで甘い香りが漂ってきそうな魅力的なイラストですね。絵も上手です。放射状に配置されたスイーツが視線を引き、全体の構図を美しく支配しています。また、苺好きなら口元のスイーツは苺その物を使ったスイーツにした方がより効果的ですし、少女を背景から際立たせるため、主線を太くしたりエフェクトを加えると、さらに引き立ちますよ!
イラスト準グランプリ
集中力が続かない日
百田果純(高知県 ヒューマンキャンパス高等学校)
- 審査コメント
- アイパットを中心に回りに描かれてる道具の数々。物の質感、表現も丁寧です。たくさんの小道具の情報を、彩色と分かりやすいパースで見易くしていますね。「ここは私のお気に入りのいつもの作業場!」なのになぜ集中力が続かないの?! このモヤモヤはクリエイターには共感大では?