結果発表
2025/03/07 10:00

第1回 ARC style 木造住宅コンペティション《高校生・学生限定》

主催:株式会社ARC style

応募作品数:49点
受賞作品数:18点
※ここでは、上位3点をご紹介します

最優秀賞

くらいから、よくみえる
齋藤翔太、高尾耕太朗
くらいから、よくみえる
審査コメント
各居室から富士山の景色を見えるような間取りを第一に考えつつ、デザインとかっこよさを損なわない設計、室内をあえて暗くして景色が際立つようなPLANNINGはGOOD(日沼友和)

立体構成や窓の配置などデザインと環境に配慮したバランスの良い建物です。
あえて室内を暗く仕上げることで、FIX窓からの景色を浮き上がらせるという発想がとても素晴らしい!
この建物に設けたFIX窓(ピクチャーフレーム)からの富士山を見てみたいと感じました。(稲津幸司)

コンセプト通り暗いからよく見えるがうまく表現されている。
光の取り込み方がうまい。
現実的に構造を踏まえ間取りの配置が検討されている。(大屋信男)
受賞コメント
この度は審査していただきありがとうございました。
地方移住者の新たな暮らしや環境に寄り添ったコンセプト「くらいから、よくみえる」に共感していただいたことを大変うれしく思います。
この経験を糧にこれからも誰かのためになる創作活動を続けていきます。

優秀賞

富士を感じる大地の家
平松凌太朗(日本大学大学院 生産工学研究科 建築工学専攻)
富士を感じる大地の家
審査コメント
コンセプトや住む人のターゲットが明確でプレゼンも分かりやすい。
建物内から富士山を眺めるのではなく屋根に登って眺めるという発想もおもしろい。
私も屋根を登って富士山を眺めて見たいと思いました。(城市一成)

小屋のような建物に、吹き抜けとロフトによる開放的な空間が魅力的である。(日髙秀満)
受賞コメント
記念すべき第1回目のコンテストで優秀賞に選んでいただきありがとうございます。
「富士を感じる大地の家」というタイトルのもと住みながら常に富士山を感じることのできる住宅を設計しました。
都会に比べ自然環境豊かな静岡では山小屋のように温もりのある住宅が最適ではないかと考えました。
他にも吹き抜けやロフトなどの開放的な空間、屋根を登って富士山を眺めるアクティブな空間など都会では感じれないものや体験できないものは何かというような移住がもたらす可能性に寄り添った提案ができました。

審査員特別賞

Catenary Beam Residence
渡邉純平(日本大学大学院 生産工学研究科 建築工学専攻)
Catenary Beam Residence
審査コメント
曲線梁による屋根形状はどこかリズミカルで、ハイサイドライトによる光と風を取り入れた機能面でも優れた素敵な外観だと感じました。
アトリウムを中心とした配置計画は、人の気配を感じられ、どの部屋にいても明るく気持ちの良い空間へ仕上がっています。
そしてオフィスと住空間をアトリウムを利用して絶妙に仕切るアイデアが素敵だと思いました。
煮詰まった時やリラックしたい時には富士山を眺めながらバルコニーで仕事をしてもいいですね。
全体的にワクワクする住宅で「自分自身が住むとしたら…」を基準にして、この作品を選ばせていただきました。(宮本武靖)
受賞コメント
課題文において「リモートワークの浸透」がフォーカスされていたため、「仕事が嫌にならない家」という裏テーマを設定し、楽しく設計させていただきました。
外部空間のようなアトリウム、富士を眺めるバルコニーは実際に体感したい空間となり、「いつか自邸を設計したい」と強く思うきっかけとなりました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
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