結果発表
2019/01/23 10:00

現代「阿修羅」展イラストコンテスト

応募作品数:287点
受賞作品数:6点
主催:株式会社奈良新聞社

グランプリ

観桜観人
kibi
観桜観人
受賞コメント(一部抜粋)
このたびは、グランプリをいただきまして誠にありがとうございます。小学生の頃に図録で写真を拝見し、その後修学旅行で実物にお会いして以来、心惹かれてやまない阿修羅像、そのコンテストで賞をいただけましたこと、本当に嬉しく思います。
もともと、奈良ののんびりとした空気が好きで何度も訪れているのですが、どうしても満開の桜山が観たくて、吉野山へ花見に出かけたことがありました。
神社の資料で歴史上の人々も同じ場所で花見をしていることを知りました。丁度桜は満開で、視界いっぱい桜色の、別世界のような光景でした。吉野駅に着いたのがロープウェーが動き出す前だったので、西行庵までの道を徒歩で登ったのですが、今よりずっと険しかっただろう山道を登って庵を作った西行や、義経、弁慶、秀吉、後醍醐天皇、そして名前の残らない沢山の人々を想像しながら歩きました。

準グランプリ

イマドキ阿修羅
茶露
イマドキ阿修羅
受賞コメント
このたびは素敵な賞をいただき誠にありがとうございます。
私自身奈良出身の奈良好きとしてとても嬉しいです。
今回は「もしも、阿修羅像が自由に動けて、もしもイマドキ装備で奈良観光ができたら…」という「もしも」を想像し、ポップでカラフルでイマドキな感じの阿修羅を描きました。
幸福な興福寺
レイニードッグ
幸福な興福寺
受賞コメント
大好きな興福寺で大好きな阿修羅を描いた絵を展示させていただけることを光栄に思います。
興福寺の阿修羅は仏教に帰依し悪鬼神としてではなく古代インドで戦闘神、音楽神、動物神、だった他の八部衆たちと正法を守る護法の善神になったお姿なのがとても大好きです。
興福寺から日本を見守りながら8尊が幸福な毎日を過ごしていて欲しい、この絵を見た人が幸せな気持ちになりますように、と祈りを込めて描きました。

興福寺賞

阿修羅
石居里佳
阿修羅
受賞コメント
このたびは名誉ある賞に選んでいただき誠にありがとうございます。とても光栄に存じます。
鎧をまとった八部衆の中にあってただひとり肌をさらし、年若い姿で儚さすら思わせる興福寺の阿修羅像を拝見するといつも、「善神」「悪神」共に併せ持つという存在の矛盾や緊張感と美しさ、そしてとても人間らしい揺らめきを感じます。
今回阿修羅を描くにあたって、これまで阿修羅像に対して感じてきたこれらの感覚を真正面から表現したいと思い、あえて単純な構図と色使いで描きました。

CLIP STUDIO PAINT賞

阿修羅 ─ 森羅万象
大橋由起子
阿修羅 ─ 森羅万象
受賞コメント
このたびは、CLIP STUDIO PAINT賞に選んでいただき、審査員の諸先生方に心より感謝申し上げます。
古代インドでは生命生起の善神とされた阿修羅。
その森羅万象を司るエネルギーとしてのイメージを表現しました。
今回の受賞を励みにして、これからも精進していきたいと思っています。
ありがとうございました。

奈良新聞社賞

過去と現代(いま)
優樹ユキ
過去と現代(いま)
受賞コメント
阿修羅の歴史を調べてみて、興福寺の阿修羅像は少年のような見た目をしていたので、そこを崩さないように描きました。三面の表情の細かい変化にも気をつけました。
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