結果発表
2020/08/11 10:00

MIMARU TOURISM COMPETITION 2019

応募作品数:200点以上
受賞作品数:10点(ビジュアル部門:7点/アイデア部門:3点)
主催:株式会社コスモスホテルマネジメント、株式会社コスモスイニシア
ビジュアル部門

最優秀賞

有明椅子
亀田昌哉
有明椅子
受賞コメント
客室の電気を消し、有明椅子に座ってその明かりを灯す。何もせず何も考えない。どんなに時間が過ぎても、その明かりはいつまでも優しく照らし続けてくれる。有明椅子は、夜が明けても天に残り続ける月をモチーフにした「有明行灯」をもとに製作しました。電気を消し、江戸時代の夜を体感する。日本が誇る灯りの文化は、闇とは無縁になってしまった現代だからこそ旅行客の心により一層響くと考えています。

MIMARU賞

夜桜
山口季里子
夜桜
受賞コメント
日本では今まで震災や台風などによる被害をたくさん受けてきました。そんな中でも、皆で力強く立ち上がり、諦めず復興を目指す姿が見られました。そこから、暗闇の中でも一筋の希望の光に向けて、力強く伸びる桜をイメージして描きました。単純な絵ではありますが、日本の代表するものとして桜を選び、これからも日本に誇りを持って美しく咲き続けて欲しいという想いを込めました。

優秀賞

間(ハザマ)
木林稜登
間(ハザマ)
受賞コメント
日本らしい体験をもとめ日本を訪れる観光客に、身近な日本らしさ、日本の伝統、日本の美意識を五感をつかって体感してもらう装置としての空間、「間」(ハザマ)。ある時は、目隠しとして衝立に。ロビーや客室でもプライバシーを確保してくれます。またある時は、パーソナルな空間や茶室として使い方を問いません。使わない時は、折りたたんでおけば、邪魔になりません。
再生の炭&再生の輝き
ヒョーゴコーイチ(兵庫弘一)
再生の炭&再生の輝き
受賞コメント
作品は、樹々の炭化から始まります。日本国有の杉や檜、木の実や竹などを炭窯でじっくりと焼き上げます。その後、炭が手につかなくなるまで丁寧に磨き上げ、インテリアやオブジェとして生まれ変わります。また塗装はしていないので炭のもつ浄化機能は備わっています。新たに生まれ変わる炭の美の世界観を海外のお客様にご提供し日本の自然再生美を感じていただければと思います。
SHIBUYA
Iro Kitamura
SHIBUYA
受賞コメント
東京渋谷駅(スクランブル交差点)周辺で常に人々が行き交う仕事に向かう人や、外国人の方や、日本国内からも東京に来ると必ず訪れる活気に満ちて常に人が交差している街渋谷のすべての巡り合わせの瞬間を自分の作品スタイルと色で融合させて表現しました。やはり渋谷は現代における未来都市およびカルチャーではないかとそう思っています。
日本の裏道文化
八幡真由美
日本の裏道文化
受賞コメント
作品は、一般的な“観光地”ではなく、ホテルのすぐ側にある、日本人にとって当たり前の風景。ホテルに宿泊する外国人観光客の方々に、ホテルから歩いて行けるこのような昔ながらの日本らしい風景を、部屋に飾られた作品から知ってもらい、実際に訪れて、日本の魅力的な裏道文化にも触れて欲しいなと思います。
月夜の潮騒
梅﨑 健
月夜の潮騒
受賞コメント
日本伝統の漆喰を塗る左官に櫛引(くしびき)という技法があります。文字どおり櫛のような道具を使い味わいのある柄を描く手法です。今回、この伝統手法を参考にし、独自に新しい道具から作り、和紙に描いた作品を制作しました。月光が光り輝いている海から潮騒が聞こえてくるという日本の風情を表現しています。
アイデア部門

優秀賞

ホテルで、フォトサービス
川田洋介
ホテルで、フォトサービス
受賞コメント
旅の思い出とは、観光地やレジャー等を連想しますが、思い返してみると、宿泊施設も同等の思い出です。このスタッフとの写真をお渡しするサービスは、ホテルにとっても将来的に大きな資産となり得ます。システム内で、顧客と写真を紐づけることにより、再来館時に、スタッフの過去の記憶を呼び起こし、お客様とコミュニケーションを取るキッカケを作ることができます。
VegeDeli
スーパーボーイズ(伊作龍二、寺澤光佑)
VegeDeli
受賞コメント
私たちはベジタリアンの家族と出会い、彼らが日本が大好きなこと、しかし食事に困っていることを聞きました。今後も様々な国から訪れる観光客に、日本が誇るテクノロジーや食文化といった魅力を伝えていくには、多様化が必要不可欠です。私たちはそんな思いから、多様化への対応の一つとしてベジタリアン用のミールキットをアプリで注文、ホテル客室内でIoT調理器具を用いて日本食・日本体験を満喫できるサービスを考案しました。
Fanvenir
臼田知永
Fanvenir
受賞コメント
レーザー彫刻、AR技術を用いて木製扇子をカスタマイズし、ホテルサービスと連携することで、効果的に販売します。商品のカスタマイズ化が進む現代、お土産も個々の思い出でカスタマイズし、貴重な日本体験をモノとして記憶して欲しい、という思いで考案しました。観光の写真を扇子に彫るだけでなく、観光名所の3Dモデルや動画を付加情報として扇子に残すことで、訪日外国人が帰国しても日本体験を思い出したり、周りと共有したりすることができます。
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