結果発表
2022/10/24 10:00

第8回 公募展 みんなの美術展 MinArt Exhibition

応募作品数:198点
受賞作品数:6点(立体作品部門:3点/平面作品部門:3点)
主催:一般社団法人アマチュア芸術館
立体作品部門

みなーと大賞

醒蓮(せいれん)
山口雅孝
醒蓮(せいれん)
作品コメント
「睡蓮(すいれん)」は、夕方になると眠(睡)るように花を閉じることから名付けられました。
この作品は、それとは反対に、夕方になると目を覚(醒)まして、花を開く蓮があったら、という発想から生まれた作品です。
「シープスキン」という洋紙で「蓮の花」を作り、その花で照明の光を包み込むと、幾重にも重なった花びらを通して、柔らかな光を放つ「醒蓮(せいれん)」の花が咲きました。
審査コメント
紙と光の効果が見事でモノトーンであるにも拘らず色彩までも感じさせる作品です。

みなーと注目作品賞

ベタとダリア
TEAM紙蔵(ペパクラ)
ベタとダリア
作品コメント
熱帯魚のベタとダリアを掛け合わせたトリックアート風ペーパークラフトです。
審査コメント
画面から飛び出すベタが、元気一杯でありながらもダリアの花から生まれたような華やかさと躍動感、見飽きない魅力があります。

みなーと特別賞

浮かび上がる芳藤の手法 ─ 寄せ絵【五拾三次之内猫之怪】の立体化 ─
浅倉
浮かび上がる芳藤の手法 ─ 寄せ絵【五拾三次之内猫之怪】の立体化 ─
作品コメント
江戸の浮世絵師である、歌川芳藤の手法と空間把握能力を検証するため、【五拾三次之内猫之怪】を立体化した。猫と鈴は、発泡スチロールを粘土で覆い、凹凸を出した。模様は和紙を用いて表現している。芳藤の作品では描かれていない猫の表情や猫の姿を、自身でイメージし、形にした。
審査コメント
著名な作品を見事に立体化しており、気味の悪さと可愛らしさが共存する不思議、全体の構造も面白い作品です。
平面作品部門

みなーと注目作品賞

pollution
佐藤ツクル
pollution
作品コメント
SDGs目標15.陸の豊かさも守ろう
この課題を重視し、僕ができる表現として何を伝えられるか、何を考えさせられるか。一つでも多くの自然が救われるよう願い制作した。
審査コメント
螺旋状にうねる無数の突起が強烈なインパクトを与える。突起が木を突起の間に漂うものが汚染物質でしょうか? 環境問題を見事に表現しています。
たゆたい
正木俊行
たゆたい
作品コメント
2015年、滋賀県主催の「湖国を描く絵画展」でNHK大津放送局長賞をいただいた作品です。
審査コメント
水と光が織りなす煌めきと前景と中景の水草が観るものを穏やかな世界へ誘ってくれるようです。

みなーと特別賞

香水の香りの中で君に出会う
Koolhands Haru
香水の香りの中で君に出会う
作品コメント
匂いで思い出す一つのシーン
匂いでの意識の継起を表現
審査コメント
一見幻想的な絵の中に、観るに従い連想させるモノが現れてきて、次第にニオイまでも感じてしまうようです。それらを表現する手法の重ね方も巧みです。
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