結果発表
2023/10/06 15:30

TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 デザインコンペ

応募作品数:1166点
受賞作品数:5点
主催:東京ミッドタウン
協力:東京ミッドタウン・デザインハブ、株式会社JDN

グランプリ

動く募金箱
黒澤 杏
動く募金箱
作品コメント
人と人をつないでいる「バトン」と人と人をつなぐ活動をしている「募金」をかけ合わせた「動く募金箱」。主流の募金箱は一定の場所に置かれていることが多いですが、人から人へバトンのようにつないでいくことによって様々な人の動いた想いを乗せて届けることができるのではないかと考えました。

優秀賞

リバースけん玉
都 淳朗、太田 壮
リバースけん玉
作品コメント
リバースけん玉は従来の「球と皿」「剣と穴」それぞれの役割を入れ替えたけん玉です。シンプルな「役割の逆転」によって、既存の遊びを拡張しながら新しい楽しみ方とコミュニケーションが生まれます。この逆転の体験は、身の回りの既存の役割に目を向け、それらのつながりを考え直すきっかけになるでしょう。
記すビーカー
大原衣吹
記すビーカー
作品コメント
オリジナルの目盛りをメモできるビーカーです。六角柱型のビーカーの側面にフロスト加工が施されており、マジックペンで書き込むことができます。時に感覚に頼る調味料の配合を記すことで、親子の関係を、家庭の味を、もう会えないあの人の味を思い出しつないでいきます。
タイムシフトタイマー
楊 子秋
タイムシフトタイマー
作品コメント
「自分が過ごしてきた時間の中で、世界で何が起きてきたのか」それを出発点としたデザイン。タイムシフトタイマーは、計測器によって計測された客観的な時間の長さを具体的な出来事として表示し、私たちの現在の生活を歴史的な出来事や自然現象、個人的な記憶と結びつけ、世界と自分自身に対する理解を深める。
みんなの味噌汁.com
スイミー(栗原 渉、髙橋恵佑)
みんなの味噌汁.com
作品コメント
実家の味噌汁をフリーズドライにして購入できるようにするオンラインショップサービス。味噌や具など、実家仕様に自由にカスタマイズし発注をかけると、数日後には購入できるようになります。味噌汁は、家族と家族をつなぐ大事なツールです。いつどこにいても、家族をつないであげられる、そんなサービスです。利用者が増えれば、次第に日本全国各地・各家の実家の味噌汁の味が楽しめるようにもなります。

ファイナリスト

傘育て
A STUDIO(呂 木知、蒋 方、陳 陽)
傘育て
作品コメント
雨水や露の滋養を受けた朽ち木にはキノコや苔が芽生えます。そうですね、雨水は植物を潤すべきです。私は傘をさして世界の雨を家に持ち帰り、それを私の植物に与えて滋養を与えます。苔の小さくて柔らかい枝葉が徐々に広がり、美しい翠緑の景色を作り出します。木の割れ目はまるで小さな苔の庭園に変わり、生命力に満ちています。木の割れ目に生い茂る苔の景色を眺めると、雨の日の曇りが一掃されたかのようです。
シェアフード
蘭 雲傑
シェアフード
作品コメント
小さい頃に友だちとキャンディーを分け合った幸せな記憶が誰にでもあるのではないでしょうか。食べ物を分かち合うことで、味覚を通じて友だちとの友情が築かれ、人と人との距離が縮まります。シェアすることはシンプルな行為ですが、味覚という共通の感覚を通じて友だちとの距離が縮まり、食べ物をきっかけとして話題が広がり、新たに友情が育まれるのではないでしょうか。「Sharing Food」にはクッキー、チョコレート、フルーツキャンディーの3種類があります。シェアする体験は、一人で食べるよりもはるかに幸せなことです。
あやとり人間
Nyokki(三谷 悠、八幡佑希、柿木大輔)
あやとり人間
作品コメント
ようやく会えた家族や親しい友人と同じ空間を過ごす時、おしゃべりしたい時もある一方で、コミュニケーションは言語だけではない。子どもの頃のように一緒に遊び、おかしくて笑ってしまう時間は楽しい。本提案は親しい人と一緒に挑む巨大なあやとり。ぐっと離れたり近づいたり、リアルな距離感がコロコロ変わりその身体感覚が新鮮。少し先の未来に例えば4世代を超えて、慣れない動きに爆笑しながら、「つながる」時間を提供する。
成長フォント
髙野彩乃
成長フォント
作品コメント
子どもの頃の拙い文字は、成長とともにどんどん変化してしまう。残すべきものは写真だけじゃない。
子どもの手書き文字を、成長とともにフォントで残しておくサービス。
充電端会議
8000000Studio(馬鳥智貴、陳 宇澤)
充電端会議
作品コメント
充電という日常的な行為をデザインすることで、人々のつながり方が変わるのではないか。机の上のたこ足配線を眺めていて、そう思った。
置くだけで充電できる丘の他にも、物を置ける細長い谷、大きな盆地、小さな山々……
このシートは、サッと広げることでどこにでも微地形を生み、物たちと人々が集まるきっかけとなる。
ひとときのデジタルデトックス空間で、機器だけでなく私たちの和やかな時間も充電しよう。
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