結果発表
2019/10/18 18:00

TOKYO MIDTOWN AWARD 2019 デザインコンペ

応募作品数:1016点
受賞・入選作品数:10点(受賞4点・入選6点)
主催:東京ミッドタウン

グランプリ

すべてティッシュでできた
ティッシュペーパー
河合航路、南 和宏、西川佳織
すべてティッシュでできた<br />ティッシュペーパーグランプリ 『すべてティッシュでできたティッシュペーパー』河合航路、南 和宏、西川佳織
作品コメント
199組のティッシュペーパーと1枚の少し厚手のティッシュペーパーでできています。最後の1枚はボックスの内側をティッシュとして使います。ムダは一つもありません。サステナブルであり、機能を追求した真っ白な外観は、インテリアとしての美しさも兼ね備えています。このプロダクトを通して、たった1枚の紙を大切に想う気持ちを伝えたいです。これがティッシュペーパーの「THE NEXT STANDARD」です。

優秀賞

おみくず
YK(吉田隆大、北浦 俊)
おみくず
作品コメント
毎日使うペットボトルが、毎日を占うおみくじに。占い結果は、時に会話のきっかけに・時に背中を押してくれる存在になり、日常をささやかに彩ります。でも実は、運勢をつい知りたくなる本能をくすぐられラベルを剥がす度、いつのまにかプラスチックくずを分別していたり。いつの時代も「やらなきゃ」より「ついやってしまう」が新たなスタンダードをつくってきました。楽しく占いちゃっかりエコな、一石二鳥なラベルです。
sorou
高橋琴子
sorou
作品コメント
形が完成した時に、柄が「揃う」折り紙です。従来の折り紙は折る前の平面の状態で柄が完成され、形が完成し立体になった時に柄の見え方が変わります。この在り方が普通とされていますが、果たして立体になった時の柄の見え方は美しいのかと疑問を持ちました。立体になった時に柄が綺麗に見える折り紙があってもよいのではないかと考えsorouを制作しました。sorouは見える柄に焦点をあてた折り紙です。
LINKAGE
MAGNET(高橋鴻介、和田夏実、中山桃歌)
LINKAGE
作品コメント
遊びは人をつなぐもの。だとしたら、一緒に遊べるということが、今まで隔てられていた人たちをつなぐきっかけになるのでは? 目が見えず、耳が聞こえない盲ろうの方々が、触ることで会話する「触手話」から遊びのNEXT STANDARDを考えてみたら、すべての人が共有できる新しいゲーム「LINKAGE」が生まれました。これからの遊びがそんな思想で作られたら、きっと今までより優しい世界が広がるはずです。

ファイナリスト

白い電線
伊藤かをり、大村龍也
白い電線
作品コメント
真っ青な空に映える白色の電線です。光の反射で電線が白く見えたことがあり、色が違うだけでこんなに景色が変わるんだと感動した体験からデザインしました。あたり前・定番とされるものでも、ちょっと視点を変えるだけで新たな魅力を発見できるかもしれません。白い電線を見て、通勤中や通学中に上を向いて歩く人が増えてくれると嬉しいです。
継木鉛筆
比護拓郎
継木鉛筆
作品コメント
鉛筆木口に「組木」を使い、鉛筆同士を継ぐことで極限まで短くなっても使える鉛筆。組木とは、切り込みを入れた木材同士をつなぎ合わせ、立体に組んだり、材を延長することができる木造建築の技術。日本古来の技術を身近かつ実用的に触れることができればと思い、制作しました。
Japanese Pay
NEWPLAIN(守本悠一郎、越出つばさ、小林優也、有村大治郎)
Japanese Pay
作品コメント
日本で電子決済を「してみたくなる」デザインを考えた。この白く三角形の決済端末は、黒いスマホをかざすと「おにぎり」のように見える。日本人なら誰でもついついスマホをかざしてみたくなる、電子決済というネクストスタンダードへ導くためのデザイン。
アイコンブリスター
鳥山翔太、柳澤 駿
アイコンブリスター
作品コメント
患部の形をした薬のブリスターシートです。世の中には様々な薬の種類があるのに、どれも似たような形でブリスターシートに入っています。複数の薬を持ち運ぶと何の薬なのか分からなくなったり、飲み間違えてしまうこともあります。薬の入ったブリスターの形をそれぞれの効能を示す幹部の形に成型することで、一目で何処に効く薬なのかを認識できます。たくさん持ち運んでも飲み間違えない新たな薬のパッケージです。
逆から履歴書
nyokki(三谷 悠、八幡佑希、柿木大輔)
逆から履歴書
作品コメント
人材不足やテクノロジーによって働き方が多様化する時代。履歴書に求められるのは、採用を獲得するための書類であるだけでなく、働くことを前提として相互理解のきっかけとなることだと考えました。そこで、今の履歴書の記入項目をまるまる逆転させてみたらどうでしょうか。働く未来の「私」と向き合い、働き方から逆算的に対話していく履歴書になります。今まで通り使えるけれど、コミュニケーションが大きく変わる履歴書です。
お年玉カード
槇野 結、渡辺 光
お年玉カード
作品コメント
日本のお年玉文化に新しい形を提案する、ICカード型のお年玉です。お年玉において大切なことは、あげる大人ともらう子どもが、手と手を介してやり取りをすることです。来るべきキャッシュレス時代においても、それはリアルなコミュニケーションであってほしいと、私たちは願います。
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