2015/10/22 15:00
Tokyo Midtown Award 2015 アートコンペ
応募作品数:1,566点(アートコンペ:250点、デザインコンペ:1,316点)
受賞作品数:14点(アートコンペ:6点、デザインコンペ:8点)
主催:東京ミッドタウン
受賞作品数:14点(アートコンペ:6点、デザインコンペ:8点)
主催:東京ミッドタウン
グランプリ
五金超大国II
田島大介
- 作品コンセプト
- 自分自身の居場所や存在意義を見失ったとき、孤独や不安を満たしてくれる自分だけの世界に閉じこもりたいと願いました。この作品は憧れや切望するものだけに囲まれた自分の心の居場所であり、自分が信じることができる世界の姿です。
準グランプリ
東京的遭遇:六本木
上坂 直
- 作品コンセプト
- 地下から地上へ繫がる出口。そして、出口に切り取られた地上の風景との断片的な出会い。
莫大な地下空間を移動できるようになった我々にとって、それはどこか不安を伴うような、都市的かつ東京的な入口だ。ロッカーという画一的な佇まいと不明瞭な空間性をもつアイテムを都市への扉とし、様々なものが断片的には垣間見えながらもその内側の不明瞭さが増大し続ける、そんな現代における大都市「東京」の在り方への違和感を込めたい。
優秀賞
DEADPAN
阿部岳史
- 作品コンセプト
- 普段意識しない「死」の状態を再現することがテーマです。普段生活している多くの人にとって「死」とはあまり意識上に上がってこないと思います。「割といつも近くにいるよ。」と言わんばかりに無表情で見つめている「死」。時折、存在を思い出し、恐怖ではなく静かな畏敬を感じる「死」。「生」が溢れているこの場所で、ひっそりと佇む、淡い「死」を目にすることは、人生の中の死の存在そのものように感じます。
グランドライン
尾花賢一
- 作品コンセプト
- 正体不明の覆面を被った人達。彼らは扉の前で行列をつくる。この先には何があるのか、なんのために並んでいるのか。明確な答えは分からないけれど、想像すると幾つものドラマが生まれてくる。点在する情報を集めて、繰り広げられる物語を考えるのはあなた自身。それはあなたが作り上げたもの。作品を前にして、あなたとわたしの物語を一緒に語り合おう。きっとそこには新たな出会いと、多様な価値を受容する美しい未来への第一歩が生まれるのだから。
Ebb
風間天心
- 作品コンセプト
- 各家へお参りに行くと、床の間には多くの文化が同居していることに驚きます。特に「水引」という文化に、仏教や神道といった「信仰」ではない日本独自の「こころ」を感じました。日本は現在、社会的にも物理的にも大きな波の危険に晒されていますが、どんな波に飲まれても文化は形を変えて残ります。中国の文化を日本流にアレンジした水引ですが、それを再度アレンジし、信仰に依存しない「新たな形の祭壇」を残そうとしています。
未確認生命体
三上俊希
- 作品コンセプト
- 突如出現した何かが鼓動を始めた。産み落とされたのか、異次元から現れたのかはわからない。それは今にも内部から何かが飛び出してきそうだ。何かはわからないが中に生命体がいるのは確かだ。