結果発表
2023/03/03 10:00

第12回 京都スポーツ写真コンクール

応募作品数:214点
受賞作品数:20点(佳作を除く)
主催:公益財団法人京都市スポーツ協会
※ここでは、上位13点をご紹介します

京都市長賞

勝機
武田仁宏
勝機
審査コメント
北京五輪でも話題となった種目であるスケートショートトラックの一コマ。ハイスピードで動いている選手の集団カットはこの競技ならではのハイライトシーンです。特にスケート靴のエッジが氷の上を削るように滑っていくところがシャープに見え、この競技の特徴も出ました。シャッターのタイミングやピントなど撮影技術の高さと、望遠レンズで速い動きを的確に捉えた秀逸なカメラワークが光ります。2年連続の市長賞、おめでとうございます。

京都市スポーツ協会会長賞

現役
大嶋加津也
現役
審査コメント
タックルの瞬間のタイミングを捉え、一人ひとりの生き生きとした表情が印象的です。
たとえ往年のキレがなくなっても、プレーへのひたむきさとスポーツを楽しむ雰囲気が伝わってくる素晴らしい作品です。

京都市教育長賞

ゴォール!
小巻真司
ゴォール!
審査コメント
サッカーのゴールシーンとして素晴らしいカットです。特に報道関係で使用する場合、このカットに伝えたい情報が全て入っています。ボール、ゴールポスト、相手GKとDFプレイヤー、そして何より決めた選手の両手を広げて喜びを爆発させている最高の笑顔、もう言うことがありません。プロでもこんなシーンはなかなか撮れません。ポジショニングの幸運もありますが、やはりカメラ技術とこの場面を撮ろうとした執念が実りました。

京都市体育振興会連合会 会長賞

ナイスパス
林 徹
ナイスパス
審査コメント
一つのボールに集中し、「次は頼むよ」、「しっかりとるぞ」、「後はまかせろ」と心をかよわせラグビーを楽しむ姿を捉えた素晴らしい作品です。

京都新聞賞

都大路に感動をありがとう!!
平田良夫
都大路に感動をありがとう!!
審査コメント
福士選手の都大路でのラストラン。多くのカメラマンが彼女の走りを撮るために今年の都道府県対抗女子駅伝へ出向かれたと思います。青森のアンカーとして28位のゴールでしたが「お疲れさまでした」と多分、作者も呟きながらシャッターを切られたことでしょう。円町の交差点を少し下がったやや上り坂の地点、事前に下見をされていたのか、絶妙な撮影ポイントです。画面構成が緻密で、パトカーが入った偶然はこの努力の賜物と思います。

KBS京都賞

縦横無尽
田山博憲
縦横無尽
審査コメント
ダブルダッチは、ロープ2本と三人以上が集まれば老若男女誰でも気軽に楽しめるスポーツですが、かなり激しい動きもみられます。この場面、早い動きの中で、三人それぞれのポーズや表情がユーモラスです。
特に真ん中の人物の顔がタイミングよくボールで隠れ、両手のしぐさと相まって、何者? と凝視してしまいます。また右の人物顔と跳び姿も面白く、シャッターチャンスが生きた作品になりました。

朝日新聞社賞

いざ!
今西唯夫
いざ!
審査コメント
全てに洗練された写真です。演舞している会場がこのようなスポット照明になっていたのか分かりませんが、体育館内の様々なものが背景に写り込まないような画面処理はこの作品の印象を大きく高めています。また剣士二人の一瞬の動きをうまく捉えた構図からは、緊張感が溢れ、凛とした厳しさが伝わってきます。背景を暗く落としたテクニック、モノクロでの表現力、見せるべきところはしっかりと見せるなど、作者の作品作りの姿勢は素晴らしい。

エフエム京都賞

執念のシュート
熱田 徹
執念のシュート
審査コメント
ハンドボールの試合ではやはり飛び上がってのシュートシーンが撮影のポイントになるでしょう。シュートの写真としてはやや俯瞰撮影ですが、小柄な小学生同士なので表情などもよく見え、振り乱した髪とともに「入れるぞ」といった大人顔負けの執念と勢いが溢れています。いいタイミングでシュートシーンを捉えました。ただ右上の選手に動きがないため、画面全体のスピード感が損なわれている感があり、トリミングでの再考があればと思いました。

京都サンガF.C.賞

歓喜のゴール
河野 實
歓喜のゴール
審査コメント
ゴールネットが揺れた瞬間。ネット越しに喜びと悔しさがよく伝わってくる作品です。
未来のJリーガーを目指して頑張ってください。

京都ハンナリーズ賞

闘志
吉田颯真
闘志
審査コメント
三人の敵プレイヤーに囲まれながらも「自分で決める」という強い意志を感じることができます。この強い意志がチームを盛り上げ、勝利につながるのではないでしょうか。コロナ禍の中、様々な方の協力のもと試合できることについても感謝したいですね。

ミズノ賞

泥試合
渡辺隆夫
泥試合
審査コメント
ラグビーではおなじみの泥にまみれた攻防シーン。顔は見せずにボールと手足だけの画面構成ですが、力強く激しい熱気が感じられます。最近の試合では人工芝グランドも多くなり、このような光景はあまり見かけなくなってきましたが、こういった泥にまみれたゲームを見るのも一つの醍醐味でしょう。プレーしている選手には申し訳ないですが大変撮りがいのある被写体です。

J:COM 京都みやびじょん賞

わあ~こわい
白木文枝
わあ~こわい
審査コメント
タイトルは「わぁ~こわい」ですが、画面からは真っ先に楽しそうな子供の表情が印象に残ります。望遠レンズでの子供のアップ撮影のようですが、アングルを低く、やや引き気味で背景に何か周りの状況が分かるような人やモノなりが入っていれば、より「こわさ」も表現できたと思います。ただ作品としてウインタースポーツの楽しさ、面白さは十分伝わってきます。

ワールドマスターズゲームズ賞

連携プレー
居原田晃嘉
連携プレー
審査コメント
鮮やかな朱色のライフジャケットが水面に写り込んでいる光景は大変印象的で、ドラゴンボートの赤の鱗模様も眼に残ります。舵取りのいい表情とは反対に、日差しが強かったためか、漕手がみんな帽子を被っていたので頑張っている表情が読み取れなかったのが少し残念です。岸辺でのんびりと見物している人たちと、レースに必死のメンバーとの対比がもっと表現できていれば作品としてのレベルアップにつながりました。
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