結果発表
2020/01/16 10:00

第14回(2019年) クボタフォトコンテスト

応募作品数:3009点(テーマA:1231点/テーマB:1778点)
受賞作品点数:24点(テーマA:12点/テーマB:12点)事務局賞、努力賞を除く
主催:株式会社クボタ
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します
テーマA:お祭りの子どもたち

最優秀賞

鴻八幡宮例大祭
斎藤雄宰睦
鴻八幡宮例大祭
審査コメント
子どもたちの嬉しそうな笑顔と、それを背後で見守っている男性の優しい表情が印象的です。露出が適正で、人物が身にまとっている祭り装束の「白」の濁りを押さえて綺麗に表現できています。また、後方に神社の鳥居と大勢の人物とをボカシて写し込むことで、祭り会場の賑やかな様子を伝えるとともに、作品に奥行きと立体感とを持たせることに成功しました。

優秀賞

唐津くんち
長谷川裕二
唐津くんち
審査コメント
楽しくて、楽しくて仕方がないような、少年四人の表情をタイミングよく捉えました。伝統の祭りに参加した少年たちの、ちょっと大人に近づいた、そうした気持ちの昂ぶりが微笑ましく伝わってきます。また、撮影のフレーミングが適切で、この祭りが行われた場所の様子がよく写し出されていて、広々とした、心地の良い現場感覚が溢れる作品になりました。
平笠裸参り
中田丑五郎
平笠裸参り
審査コメント
寒風の中、大人たちに交じって伝統の祭事に参加した、子どもたちの真剣な表情が誇らしげに見えます。かなり冷え込んだであろう時に、祭りの隊列が来るのをじっと現場で待っていた撮影者のワクワクとした強い思いが伝わってくるような、臨場感のある作品になりました。また被写体隊列の白装束の色かぶりを、上手に修正した色彩感覚も高く評価できます。
テーマB:四季のふるさと

最優秀賞

斜陽に煌めく
小泉正樹
斜陽に煌めく
審査コメント
この被写体から得たインスピレーションを、適正なフレーミングで見事に映像化することに成功しています。古木の一本桜の重量感と、水面に映り込んだ軽やかで優し気な桜の情景を対比的に捉えた、撮影者が伝えたいと思うことがしっかりと的確に伝わってくる作品です。また、画面全体に漂う柔らかな「さくら色」が、この作品の印象を上品で、いっそう深いものにしています。

優秀賞

暮れる頃
平山 弘
暮れる頃
審査コメント
「ウユニ塩湖」を思わせるような見事な写し込みの作品で、画面の四隅にも緩みの無い力強さを感じ取ることができます。地元に住む利を活かして、無風の満ち潮時、形の良い夕焼け雲と数名の点景人物、といった限られた条件が整う日時を選ぶことができたことと、この場所を何度も何度も撮影して適正な露出を知り尽くした者の強さとが遺憾なく発揮された作品です。
湖上の雲海
逓駅隆英
湖上の雲海
審査コメント
奥行きと広がりのある見晴らしの良い作品で、十和田湖を流れる湖上の霧に動きが感じられて、見る者に心地良い季節の風の感触を思い出させます。また、全体に単調な色彩の実画像に適切な修正を加えることで、湖面の「青」、漂う霧の「白」、山並みの「緑」を美しく引き出し、深い印象的なものに仕上げることができました。
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