結果発表
2017/12/28 10:00

KNBラジオCMコンテスト2017

受賞作品数:20点
主催:北日本放送株式会社
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します

最優秀賞

キンレイ
高原龍彦
作品
娘:おじいちゃん、最後に! 最後に食べたいものはある?
おじいちゃん:なべやきやキンレイの鍋が食べたいなー
娘:なべやきやキンレイ…(深刻そうに)…おじいちゃん他には?!
おじいちゃん:あの味がわすれられないんだ。あの鍋が…
ナレーター:間に合うかわかりませんが5日以内にお届けいたします。わすれられない味。なべやきやキンレイ
審査コメント
この作品をぜひ最優秀賞にしたいと思いました。
普通、人間の死をCMにはしがたいのですが、そこにチャレンジしていて、しかも決して悪い印象を与えていない。言葉の選び方が上手で、とても生き生きとしたラジオCMになっています。作者は大学生ですが、ラジオCMは音で構成されていて頭の中でドラマを作っていくものだということをよくご存じだなと感心しました。

優秀賞

空手道 千山道場
吉田洋晃
作品
男性:なんで道場で空手を始めたの?
少年:学校でいじめられてたから。
男性:じゃあ強くなったら、いじめっ子を見返したい?
少年:ううん。友だちになりたい。
NA:心も磨く空手道場、千山道場。
審査コメント
空手道場のCMがこんなにエモーショナルになるのかと驚きました。空手というものが力をつけるだけでなく心を鍛えるということを見事に描写していて、「本当に強い人は戦わない」というメッセージが込められた深くて大きなラジオCMだと思います。

※2017 57th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ラジオCM部門 ACCブロンズ受賞
ゆ~とりあ越中
宮本真帆
作品
女性:私が主人をそこまで連れて行き、後ろから押しました。間違いありません。
傍聴者:ザワザワ
裁判官:静粛に! 一体なぜ…?
女性:疲れきった主人を、見ていられなくて。もういっそ、楽にしてあげたくて!
裁判官:素晴らしいっ!
NA:疲れたあなたを後押しする癒しの空間。温泉の、ゆ~とりあ越中。
審査コメント
殺人事件かと思ったら、実は温泉に入ったというだけ。聴いている人の気持ちを「なんだ、そうだったのか」と裏切っていて、導入が重ければ重いほどギャップがあって軽く聞こえるという点で、とても上手にまとめられたラジオCMだと思います。
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