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結果発表
2017/10/17 10:00
第11回 キッズデザイン賞
プロダクト・商品企画・家具
建築・インテリア・エクステリア
その他
応募作品数:462点
受賞作品数:298点
主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します
最優秀賞(内閣総理大臣賞)
西武鉄道株式会社 新型通勤車両40000系
西武鉄道株式会社、川崎重工業株式会社
作品コメント
「40000系」は、現在「スマイルトレイン」の愛称で親しまれる「30000系」車両の後継として、「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに「やさしさ」「沿線に寄り添う」「未来志向・先進性」をキーワードにした、これからの100年に向けて走り出す「進化したスマイルトレイン」です。
審査コメント
公共交通における子連れでの移動は、社会問題化している。ベビーカーを置ける空間構成や子どもが好む窓の外の景色が見られる窓の高さ、車内空気環境の向上など、子育てと移動という課題解決に向けた徹底した取り組みは高い社会提案性を有しており、こうした課題へ社会の目を改めて向けさせる説得力を持っている。これらの総合的な評価を踏まえて最優秀賞とした。
利用者の意識調査から課題抽出、解決策の検討、VRも活用した保護者・子ども視点での検証等、利用者目線を取り込む設計が細部にまで注ぎ込まれており、生活者視点に立った優れた移動空間を実現した。
子ども部門
優秀賞(経済産業大臣賞)
小児科オンライン
株式会社Kids Public
作品コメント
「小児科オンライン」はスマホで小児科医と直接相談できるサービスです。「子どもが発熱したけど救急受診は必要かな」平日18~22時に営業しているため、まさにそんなシーンに活躍します。「最近子どもの湿疹が気になる」そんな普段解決できない悩みにも対応しています。予約制なので待ち時間がなく、気軽な相談で子育てを支援します。
審査コメント
子育て層の孤立化や溢れる情報の選択の難しさから、育児の不安は増し、小児科外来受診者数は少子化と反比例して増加傾向にある。子どもが夜、熱が出たがどうしたらよいかわからない、といった悩みや不安への対応は育児者のみならず医療機関にも負担が大きく、緊急を要するケースばかりではない。子育て世代が使い慣れたアプリで小児科医に遠隔相談できることで、不安の解消と不要な緊急受診の削減という両面に効果が認められる。企業や健康保険組合との連携を進めている点も含め、ネットワーク時代の新たな子育て情報インフラ構築の取り組みとして高く評価した。
一般部門
優秀賞(経済産業大臣賞)
積水ハウスの分譲マンションにおける
安全・安心のための取り組み
積水ハウス株式会社
作品コメント
安全であるはずの家庭の中で、実は多くの事故が発生しています。マンションも例外ではなく、実際に起こり得る事故を未然に防止するためのアイテムを整備し、子どもが危険なく安心して成長できる、子どものためのユニバーサルデザインを分譲マンションにおいて展開しています。
審査コメント
子育て世帯の入居が多い分譲マンションにおいて、同社が蓄積した安全対策のノウハウを体系化し、具体的な対策まで一貫して取り組んだ実績を高く評価した。特にマンション特有のベランダからの転落事故や狭小な廊下にある収納扉、大駐車場での事故、エレベーターや自動ドアにおける事故対策等は有効なアプローチである。
子どもの事故事例データベースをアセスメントし、対策を施すプロセスをきちんと踏まえたものであり、住まい手に対する啓発ツールなどコミュニケーションにも気配りがある。
クリエイティブ部門
優秀賞(経済産業大臣賞)
錯視ブロックワークショップ
錯視ブロックワークショップグループ
作品コメント
自分が手で触るモノが錯覚を起こす。絵や画面の中ではなく、現実の物体で錯覚が起こることを体験することができる。自分で創った錯視を、様々な方向から観察すると、錯視の強さが観察方法で変わることに気づく。このような身体運動を通じた学びのしかけと、主体的な参加を促進するワークショッププログラムをデザインしました。
審査コメント
錯視は「視覚における錯覚」で形や長さ、方向などが特定条件や要因のせいで実際とは違って知覚されることである。錯視を活用して、子どもの科学的な見方や考え方の学習につなげようという意欲的試みである。見る角度によって異なる形になるなど、思いがけない発見があり、身体性を伴いながら自らの知覚の不思議に気づくことができ、ファッションや建築などの幅広い分野にも活かされる知見である。継続的な活動であり、その結果からも有効性が認められる、クリエイティビティを喚起する秀逸なパッケージと言える。
リテラシー部門
優秀賞(経済産業大臣賞)
こじまこども園
社会福祉法人こじま福祉会 こじまこども園、株式会社エムアーキ
作品コメント
子どもは自分で遊びを見つける。子どもたちが遊びという生活の中で、先生や地域の人々と共に、自然な街を作り上げていくことを期待した。そのために、木造園舎、芝生広場、ミニタウンで構成される保育園を、子どもの深層心理に残るサステナブルデザインで建替えた。こじまこども園は地域と支えあいながら子どもを育てている。
審査コメント
裸足で駆け回れる30メートル四方の広大な芝生、発見の喜びのある園庭、開放感のある快適な木造園舎など、保育施設としての優れた機能性を子どもの心に刻むサステナブルデザインとして巧にまとめあげた。保育室、廊下、ピロティまでフラットに走り抜けられる空間構成が心地よい。木造園舎の短工期実現、経営母体である自動車部品メーカーのプレス技術を活かした新開発のチタン瓦の採用、社員による伐採、製材による社有林の杉材活用など、CSV活動としての側面も評価できる。
消費者育成部門
優秀賞(消費者担当大臣賞)
日本と世界の子どもたちが創発。
「せかい!動物かんきょう会議」
せかい!動物かんきょう会議プロジェクト
作品コメント
「動物になって考えよう」を合言葉に、子どもたちが大好きなアニメーション手法を用いて、次世代の日本と世界の子どもたちが、よりよい地球の未来について話し合い考え合う「教育コンテンツ番組」を含む総合エデュテイメント事業です。本作品は2016年、モントリオールの企業と日本・カナダ共同開発合意し、世界規模でプロジェクトが進行中。
審査コメント
環境や多様性をテーマに生活や経済との関わりを理解する、歴史あるプログラムが、ITやAIといったテクノロジーを駆使してグローバルな展開に至った。日本の子どもたちが世界中の子どもたちとともに持続可能な開発目標(SDGs)を考えるきっかけとなり、経済や生産、消費、廃棄に至るまでサステナブルな視点を持つことの重要性を習得するという視点で本賞にふさわしいものと考える。
積極的な発言が不得手な日本の子どもも、キャラクターに仮託することで発言でき、世界の子どもたちとの交流を通じてコミュニケーション力育成にもつながる優れたプログラム構成と言える。
個人・家庭部門
優秀賞(少子化対策担当大臣賞)
母子健康手帳アプリ
NPO法人ひまわりの会、株式会社NTTドコモ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
作品コメント
妊娠・出産・赤ちゃんの成長を正しく学ぶアプリ。妊娠週数や月齢に合わせて「赤ちゃんの成長に合わせたコンテンツ」を毎日お届けします。自治体や病院から子育てに大事な情報も届きます。各種健診や予防接種記録など、紙の母子健康手帳の記録をすべてクラウド保管。紙の母子健康手帳と一緒に使って欲しいアプリです。
審査コメント
子どもの成長に合わせ必要な時に必要な情報を閲覧できる、インターネット・スマホ世代向けのアプリである。こうしたプッシュ型配信サービスは、情報に対して「受身型」になりやすい生活者へ然るべきタイミングで必要な情報を届けてくれ、紙の母子健康手帳との併用でさらに効果を発揮するだろう。自治体、企業、病院、先輩ママのアドバイスなどコンテンツも有用かつ豊富で、データのクラウド保管によって成長の記録を蓄積し可視化できる点も、子育ての苦労と喜びを実感させる記録になる。
地域・社会部門
優秀賞(少子化対策担当大臣賞)
JOHNSON TOWN
株式会社磯野商会、渡辺治建築都市設計事務所
作品コメント
15年前は、高齢化・老朽化し子どもが一人もおらず「磯野スラム」と呼ばれていた。米軍ハウスを改修し平成ハウスに建替えなどをして、子どもが50人以上住み、子育てをしながら家族の夢を叶えられるまちに生まれ変わった。
審査コメント
広大な住宅地の再生にあたり、街の独自性を活かしながらコミュニティ形成を重視した街づくりを実践してきた成果が15年を経て実証されており、喫緊であるストック住宅問題や地域再生に新たなライフスタイルの提案をすることで「子どもと住みたい街づくり」につながることを示す好事例である。
街に点在する路地をコミュニティ活動の拠点として活用し、住民の自発的なイベントや活動につながっている点も、地域の多様な住民が子育てに関わるモデルとして高く評価できる。
男女共同参画部門
優秀賞(男女共同参画担当大臣賞)
マミーズプロジェクト
ミサワホーム株式会社
作品コメント
ミサワホームのマミーズプロジェクトは、産休から復帰した女性営業社員が自身の経験とスキルを活かしながら働き続けられる新しい働き方のモデル。SNSの活用で可能とした時短による探客、親子参加型イベントの企画・実施、子育てにやさしい住宅のプロデュースなど、ママ営業がイキイキと働ける職場環境をデザインしている。
審査コメント
産後の復帰や育児に伴う時短勤務や不規則勤務の課題に対し、SNSなどのツールを活用したチーム体制を確立し、子育て支援と営業職としての実績向上の双方に貢献している。平日の分譲住宅を活用した地域の子育てママ向けのイベントや自身の経験や参加者の意見を反映した住宅提案など、子育てに関する「共感」がビジネス面での成功につながっている。職場男性の理解促進など多面的なプロジェクトから成立しており、勤務時間に制約のある他業種でも参考になるモデルである。
公式ホームページ
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