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結果発表
2018/12/13 10:00
北九州デジタルクリエーターコンテスト 2018[KDCC2018]
映像・アニメ・動画
受賞作品数:9点(入選を除く)
主催:北九州デジタルクリエーターコンテスト実行委員会
(西日本工業大学、北九州市、福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議、九州ヒューマンメディア創造センター)
大賞
怪獣神話
谷 耀介
作品コメント
かつて偉大な戦いで敗れた怪獣が死に際に思い起こす。メタ世界や時間、パラレルワールドを超えて対峙した2体の怪獣。あらゆる生命は歓喜の声を以ってその勝負をたたえた。
奨励賞
大霊廟II
安野太郎
作品コメント
人力足踏みふいご装置と幅2m奥行2m高さ4mの風箱装置を備えた、14台の自動演奏機械、4人のパフォーマーのための音楽作品。作品はコンサート形式で発表される。このパフォーマンスで表現される機械が演奏するために人間が働いている姿は、テクノロジーに依存した社会システムを生み出した人類が、いつしかそのシステムを維持するために活動しているというこの世とシンクロする。「大霊廟」は音楽を通して、我々の欲望のあり方を問いかける。(初演:2017年9月1日 横浜 BankART NYK Kawamata hall)
北九州賞
「AYAKASHI WORLD」「YOUKAI WORLD」「妖怪ワールド」
ミず鬼ずム
AYAKASHI WORLD
作品コメント(一部抜粋)
人間は昔から、目に見えないもの、非現実的なものに恐怖を感じてきた。その恐怖する心が、神秘的な力をもった存在や超越的存在を生み出してきた。そして時にそれらを「神様」として祀り、ある時は「妖怪」として忌み嫌ってきた。日本はいつしか豊かになり、電気が普及して日本国中が明るくなり過ぎたのに加え、世の中自体が百鬼夜行の様相になったのにおびえ、本物の妖怪たちが姿を消しつつある。彼らがのびのび暮らす場所はもうないのであろうか。だが妖怪感度を働かせば、いたるところに妖怪がいることに気づく。そう、大昔と変わらず人間の心の中に潜んでいるのだ。人間の心が醜ければ妖怪の形も醜くなり、人間が愛や自由や平和を求めれば妖怪たちも素直に力を貸してくれる。座敷童子や招き猫が良い例である。私は今回の作品を「AYAKASHI WORLD」と名づけ、様々な妖怪達を登場させている。
…
中谷日出 審査員賞
TRUSTLESS LIFE
加藤明洋
作品コメント
「TRUSTLESS LIFE」は、ブロックチェーンによって「信用」が管理される社会を体験できるボードゲーム。ブロックチェーン技術が社会に適用されれば、人々が互いに互いを評価することで生まれる信用を証明できる社会が実現される可能性がある。信用社会では、初対面の人と商取引をする場合でも、その人が間違いなく取引を行ってくれるのかなど、具体的な判断基準を持つことができ、取引の安全性などを保証する第三者機関に頼る必要がなくなる。しかしながら、こういったこれまでに体験したことのない世界を想像することは難しい。このように想像が難しい世界観をこのゲームで体験することによって、プレイヤーはブロックチェーン技術の適用された、現在の社会に対して別の選択肢になり得る社会を想像できるようになる。
小林 茂 審査員賞
群生地放送
藤倉麻子
作品コメント
インスタレーション。高速道路と付属する設備の描写である複数の映像をモニター、プロジェクター、布という3通りの方法で空間に出現させます。イメージの中で工業製品は非機能的な自律運動を始めています。近代都市の中に眠る呪術性を呼び起こすことをテーマに制作しています。非理性的な物を議論の蚊帳の外におくことによって生み出された亡霊と、合理主義の産物でありながら人の手を離れ自動作動していく亡霊という二つの霊を仮定しています。作者の制御を超える可能性のある3DCGソフトウェアによって、都市の設計者である人間の姿が不可視であるイメージを生成します。これらのイメージは、人間が決定し限定する想像力から自由であるとともに、人間の理想都市建設のゆくえを描くことができると考えています。
宝珠山 徹 審査員賞
New World
久保雄基
作品コメント
新聞という、世界を文字や写真で的確に情報化し大衆を操る強力なメディアを破壊し、それを使って新しく世界を構築していく映像です。映像の中のすべての要素やタイポグラフィは実際の新聞紙を超高解像スキャンした物から構成されています。この映像の面白いところの一つはよく見ると制作時期のニュースや、新聞の広告等がチラホラと垣間見えるところです。大量の情報が詰め込まれている新聞の雑多な感じは、現実世界の街の風景と似ています。私は世界に対する破壊衝動が尽きないので、新聞というメディアを切ったり破いたりして好き放題に再構成できたのは少し高揚感を覚えました。
ジュニア賞
まお
田村 翠
作品コメント
この作品は実際にあった話を元に作った物語です。家で飼っている猫のまおを中心に話を構成しました。まおが拾われる前、拾われた時、来た時、どんな感情、体験があったのか想像と実体験を織り交ぜて物語を作りました。色々なものを見て気に入った色合いなどを参考にしてカラーリングを行いました。
平和と愛につつまれた街
伊藤成生
作品コメント
平和と愛につつまれた街で自由に生きる人を表現しました。
やさしい手に包まれて
隈本和睦
作品コメント
やさしい手に包まれて生まれる平和や愛、自由を表現しました。
公式ホームページ
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