結果発表
2016/09/09 10:00

第3回 税をテーマとした川柳コンクール

応募作品数:15,429作品
主催者:板橋区/板橋区教育委員会/公益社団法人 板橋法人会
一般部門

主催団体賞 板橋区長賞

寿(東京都・90代・女性)
講評
古くから「子は宝」と申します。家庭や学校だけでなく、地域ぐるみで大切に育ててまいります。その過程での学校教育や子どもの医療費助成制度などが、皆様に納めていただいた税金で賄われています。少子高齢化が進む中、一人でも多くの子どもたちを育てていきたい。そのためにも「税」を有効に活用し、安心して暮らせるまちを創るため全力で取り組んでまいります。(東京都板橋区長 坂本 健)

主催団体賞 板橋区教育委員会 教育長賞

あまた(埼玉県・50代・女性)
講評
税金の「ぜい」と贅沢の「ぜい」とで韻を踏み、家計を預かる奥様が、税金を意識しつつ、上手に家計のバランスを取っている様を「やじろべえ」に例え、ご主人が感心している様子が綺麗にまとめられた、優れた川柳だと思います。(板橋区教育委員会 教育長 中川修一)

主催団体賞 板橋法人会 会長賞

つぼちゃん2(広島県・60代・男性)
講評
新年を迎えると、すぐに確定申告の時期となります。一年間の所得を計算し、申告・納税をする必要があります。一番寒いこの時期は、納税者にとって、最も気を揉む時期なのではないでしょうか。しかし、申告・納税を終え一息つくと、もう季節は春を迎えようとしています。無事に納税を終えることが出来た安心感。そして、寒い冬が終わりを告げ、暖かい春を迎えることが出来る悦びを重ね合わせた素晴らしい川柳だと思います。(公益社団法人板橋法人会 会長 荒井宏二)

後援団体賞 板橋税務署 署長賞

ゴンのちち(愛知県・60代・男性)
講評
子よりも孫のほうがかわいい、という話しはよく聞かれます。きっと膝の上のお孫さんの顔を見ながら読まれたのでしょう。ほのぼのとした様子が目に浮かぶようです。
自分たちのため、子供世代のため、そして孫の世代のためと、今の納税が未来につながるものなのだということを実感できる一句だと思います。(板橋税務署 署長 北林隆明)

後援団体賞 東京都板橋都税事務所 所長賞

とまと(東京都・60代・女性)
講評
申告に行く道すらが、ふと「この道路も税金で出来ているんだろうな、税って案外、身近な暮らしの役に立ってるんだよね。私の税金もこうして社会の役に立つのかな…」といった気持ちになられたのでしょうか? そんな情景が目に浮かぶような一句です。税についてどこか遠くの話として捉えるのではなく、足元をしっかり見つめ、地域社会の一員としての自覚を持つ中でこそ生まれた作品だと言えるでしょう。(東京都板橋都税事務所 所長 丹羽恵玲奈)

後援団体賞 板橋区商店街連合会 会長賞

仕事あり納税できる有り難み
リコリス(東京都・50代・女性)
仕事あり納税できる有り難み
講評
世情を反映した厳しい句ですね。
近年はニートとか不定期雇用ですとか、過去にはない現象がみられ納税も楽ではない時代です。
私ども区商連会長が、「しっかり稼いで、きちんと納税しよう」と常々言っていますが、誰もが明るい笑顔で商店街でのお買い物を楽しんでもらいたいものですね。(板橋区商店街連合会 会計 北村 實)

後援団体賞 板橋区観光協会 会長賞

ゆきりん(埼玉県・40代・女性)
講評
今年は、訪日外国人数とその消費額が過去最高となり、「インバウンド」という言葉が観光業界ではキーワードとなりました。「免税も」で始まるこの句は、中国からの観光客の消費行動が、わが国の景気押し上げの力となった世相をとらえたウィットに富んだ一句です。(板橋区観光協会 事務局長 宮川修一)
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