結果発表
2018/01/25 10:00

ゲンビ「広島ブランド」デザイン公募 2017

応募総数:59点
主催:広島市現代美術館

※ここでは、川上典李子賞、藤森照信賞、皆川明賞をご紹介します

川上典李子賞

架~KAKARI~
北川 太我
架~KAKARI~
作品コメント
広島の伝統工芸である宮島細工の箸、宮島焼の箸置、備後絣の敷物を組み合わせた提案。箸は「瀬戸内しまなみ街道」の尾道大橋・因島大橋・生口橋をイメージし、箸置はそれぞれの橋が架かる島の形を、敷物は約140の島が点在する穏やかな瀬戸内海を表現している。日本的な言葉遊びをデザインに取り入れ、島々をつなぐ「橋」のように、架け橋としての「箸」が人と食とを結ぶ。

藤森照信賞

HIROSHIMA FAN・MIYAJIMA FAN
博多 努(一級建築士事務所Tree)
HIROSHIMA FAN・MIYAJIMA FAN
作品コメント
広島の世界遺産であり、2016年に登録20周年を迎えた原爆ドームと厳島神社。この二つの場所の記憶と情報を時間的要素と空間的要素に分け、折り畳めるコンパクトな道具/情報ツールである扇(FAN)の表面と裏面に掲載する。FANには「扇」の他に「愛着」という意味が重ねられている。

皆川明賞

水が“わ”を呼び、色をつくる
北山 裕貴
水が“わ”を呼び、色をつくる
作品コメント
広島市中心部を流れ、近隣には原爆ドーム及び平和記念資料館、そして厳島へ向かう高速船の桟橋がある元安川の水上にデッキを作る建築プラン。簡易店舗が設置され、野外ライヴも行われるデッキの上で人々の「輪」、そして「和」が生まれる。8月6日の夜には、川を流れる色とりどりの灯籠を鑑賞する場所になる。
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