第23回 おもしろその年まんが大賞
応募作品数:331点(一般部門:52点/ジュニア部門:279点)
受賞作品数:11点(一般部門:6点/ジュニア部門:5点)
主催:広島市まんが図書館
※ここでは、大賞・優秀賞をご紹介します
大賞
- 作品コメント
- 大量のアマビエをばら蒔き、新型コロナウイルスを撃退。天国から志村けんさんが私たちにお笑いのプレゼント。
- 審査コメント
- この作品は志村けんさんが亡くなった後も白鳥のコスチュームを着ており、ギャグテイストの内容に思わずくすっと笑ってしまいます。志村けんさんを太い線で描くことで存在感や影響力の大きさを上手く表現しています。アマビエも可愛く描けており、三角形に配置したことで作品に広がりを感じます。新型コロナウイルスで暗くなりがちな私たちを、志村けんさんが明るく笑顔にしてくれる心温まる作品でした。
一般部門
優秀賞
- 作品コメント
- コロナ禍で毎日マスクが手放せない状況です。そこで家の中ではこんな状況になっているのでは、と思い描いてみました。
- 審査コメント
- コロナ禍であっても父のあるあるは変わらないという切なさと面白さを感じました。丸みのあるタッチでほっこりしますが、汚れも描かれているところにリアルさがあります。マスクだけで父の家庭での待遇を想像し笑ってしまう、とても漫画らしい作品でした。
- 作品コメント
- 2021年、菅さんとバイデンさんはどんなマスクをつけるのかな? ちゃんとしたマスクをつけて欲しい。
- 審査コメント
- 風刺のアイディアが素晴らしい。マスクをする人のものは小さい、していない人のものは大きいという対比も面白い。また、デジタルで描かれていますが、水彩画のように見える技術は圧巻で、アイディアとテクニックのコンビネーションに優れた作品です。
ジュニア部門
優秀賞
- 作品コメント
- マスクをしているときの日常的なあるあるを描きました。より、共感してもらえるように、はっきりした絵で、大きく表現しました。
- 審査コメント
- 作品を見て、思い当たる人を想像してしまう面白さがあります。同じテーマでも「笑顔に見えるけど実は違う」というのは多くあったが、この作品は新しいパターンで驚きました。口の動きでコミュニケーションが取れない今の状況を上手に表現できています。
- 作品コメント
- 安倍首相と桜を見る会と話題のデリバリー業者を一つにまとめました。
- 審査コメント
- 意外なものの組み合わせによる風刺がよく効いていて、ジュニア部門ならではの面白さがあります。内容に反して色づかいやキャラクターが爽やかなのが印象的です。桜と安倍元首相を大きくしっかり描き、そのほかの登場人物を簡素に描くことで、存在感が際立つ作品になっています。