FUTURE CULTIVATORS PROGRAM 公募
「FUTURE CULTIVATORS PROGRAM」は、クリエイターの皆様を支援し、新たな活動の種を生み出すことで、次世代のクリエイティブ(実り)をもたらすような“大地”として展開して行きます。第一弾のキュレーション展示においては、社会課題をクリエイティブな視点で解決することを試みるクリエイター集団「REBIRTH PROJECT」とともに、アーバンアート作品の公募・キュレーション展示を実施しました。
主催:トゥルースピリットタバコカンパニー
大賞
Photo by 表 恒匡
- 作品コンセプト
- 人間の些細な行動により自然環境に影響を与え、予測できない事態が起こっている。無秩序な大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会による資源の枯渇もその一つであり、人間の業を起因とした社会問題が数多く起こっている。コンクリートを割って花が咲いているのをよく見かけるが、この非普遍的な場所に咲いている状態は、自然の人間に対する抵抗にも見て取れる。錆という現象を人間が自然に与える影響や関係性の象徴として扱い、鉄錆でできた歪な花の整列はこの資本主義的な社会性を表している。
審査員特別賞
- 作品コンセプト
- 流れる寿司を目で追いながら、男は考えた。
寿司は、客の中の誰かが取ることを前提に、コンベア上に置かれ、回り始める。
しかし、誰にも取られることなく一周し、二周目に突入した時点でその皿は、客前で堂々と「リサイクル」に変貌を遂げているのではないか・・・と。
「考え過ぎよ。あなたのそういう細かいところが嫌いなの」
女は真っ赤な爪で、何周もしてそうなマヨネーズたっぷりのオニオンサーモンを取った。
男はカッパ巻きを注文した。
その他、リサイクルだと思うこと、リサイクルできればいいと思ったこと、計10点のループ映像をループ再生しています。
オーディエンス賞
Photo by 表 恒匡
- 作品コンセプト
- RECYCLEのサイクル。不必要になったものを根源的な形に戻し、再度必要なものに作り変える。NEW RECYCLEのサイクル。必要なものを根源的に捉え直し、不必要なものを問う。