結果発表
2022/09/12 10:00

ファッションシューズコンテスト 2022

受賞作品数:17点(一般の部:5点/学生の部:6点/子供の部〈小学生高学年〉:3点/子供の部〈小学生低学年〉:3点)(佳作を除く)
主催:日本ケミカルシューズ工業組合
※ここでは、グランプリ・準グランプリ・ユニーク賞をご紹介します

グランプリ

テーマ:自然の循環を助ける靴
菊池 顕生
テーマ:自然の循環を助ける靴
作品コメント(一部抜粋)
「本当に自然に優しい靴とはどういうものか」をコンセプトにデザインに取り組んだ。
木が育つ過程で吸収されるCO2は、木が朽ちて分解されるまでは炭素として固定化される。
しかし、日本では成長しきった木が有効活用されておらず、新しい木を植えることもできないため、炭素の固定がこう着状態にある。
そこで、木材をファッション業界に持ち込むことで、肌そのものが環境に優しいだけでなく、靴を作ることが植樹につながり、炭素の固定を促すと考えた。

また、靴のデザインにはシロアリの建設する構造物をあしらった。
シロアリは、日本では害虫としてのイメージが強いが、森林を保全するためになくてはならない生物だ。
木材に含まれるセルロースを分解し、土に戻し森林の物質の循環を保つ役割を担う。
また、自然界の3Dプリンターとして木や、食べた薬を無駄なく使って巣を作り上げる。

準グランプリ

テーマ:竹細工
塩谷 有希恵
テーマ:竹細工
作品コメント
素材は土で分解することができ、地球に優しいと感じた竹にしました。
また、竹をたくさん使用することで、竹害の緩和につなげたいと思いました。
デザインでは竹細工の、竹特有な曲線や編み方を組み込み表現しました。

ユニーク賞

テーマ:野菜の皮の有効活用
阿木 理香
テーマ:野菜の皮の有効活用
作品コメント
最近、話題になっている食品ロスの削減。
環境省によると、国内では毎年、食材の可食部が約600万トン、
不可食部が約2000万トン廃棄されているそうで、その半数は肥料や飼料となり、残りの半分は焼却・埋め立て処分されているそうです。
その不可食部である、野菜や果物の皮を使って靴を作ってみたら面白いのではないかと思いデザインしてみました。
テーマ:合成皮革
王 薇ティン
テーマ:合成皮革
作品コメント
合成皮革で野菜の形を作ってから、靴を組み立てます。
野菜は人間として重要な存在から発想して、食べるだけではなく、野菜から靴を作って履けるようになりました。
テーマ:マスクのリサイクル
南部 大輝
テーマ:マスクのリサイクル
作品コメント
コロナ禍で当たり前になったマスク。
現在世界で毎月1290億枚のマスクが廃棄されております。
レジ袋の有料化など自然環境を考えているのにマスクはいいのか?と疑問を持ちました。
そこで考えたのがマスクをリサイクルしてシューズに使用してオシャレを楽しみながら、環境のことも考えれる。そんなシューズがあれば、世界中の人が明るい未来になるのではないかと思い制作しました。
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