2016/03/09 9:00
「デザインのお仕事」新ロゴタイプ募集
応募作品数:412点
受賞作品数:1点
主催:株式会社JDN
受賞作品数:1点
主催:株式会社JDN
最優秀賞
栗崎 洋(グラフィックデザイナー)
- 受賞コメント
- この度はこのような賞を頂き大変光栄に感じます。「デザインのお仕事」の顔となるロゴタイプなので、想いを反映しつつ飽きのこない、長期間ご使用頂けるデザインを目指しました。
私個人としても昨年独立したばかりなので、今回の受賞は大変励みになりました。これからも社会で機能し、人に喜んでもらえるデザインを作り続けたいと思います。
- 審査総評
- 難しいお題だったと思います。ロゴタイプの募集なので、手がかりは文字通り「デザインのお仕事」のみ。カタカナ+ひらがな+漢字の組み合わせです。審査基準としては、信頼感が伝わる、webや印刷物での可読性、という二つが応募要項に示されました。
ご応募いただいた作品全体を振り返ると、図案と一体にしたロゴマークとしての提案と、ロゴタイプの提案に大きく二分されました。応募要項では「ロゴタイプ」の募集としておりますので、マークと一体になったものは規定外とも言えるのですが、どこまでの装飾をマークとするかという定義の難しさもあり、まずは全てについて一次審査の対象としました。
一次審査はJDN社員全員により、当社の作品投稿審査システム「コンペアプリ」にてwebブラウザ上で行いました。二次審査の前半では、一次で得票があったものを出力して、改めて全員で投票。後半は得票の多いものから順に討議しました。
結果として、最優秀賞を競った作品は、全てロゴタイプの提案でした。惜しくも受賞を逃した作品は、以下の点でわずかな一歩が及びませんでした。コンセプトから表現への落とし込み、世代による共感の違いというギャップを越える説得力、字詰めに代表される文字への注意力、等です。
審査基準と共に上記について一つひとつ検討を重ねました。こうしたプロセスを経て決めることができた最優秀賞には、審査員としてとても満足しています。新しい顔として、読者や広告主の皆様に愛していただければと願っております。
(統括編集長・山崎 泰)