第30回 公募展 木彫フォークアートおおや ~ふるさとの命の姿~ 作品募集
主催:木彫フォークアートおおや実行委員会、兵庫県養父市
応募作品数:86点
受賞作品数:8点(入選を除く)
グランプリ(文部科学大臣賞)
- 作品コメント
- 私の幼い頃を重ね合わせて作りました。
「一緒にこの本読まない?」の一言がいえなくて、もじもじしています。
迷って迷って、でも一歩踏み出してごらん。
養父市ふるさと賞(兵庫県知事賞)
- 作品コメント
- 大屋で生まれて初めててのひらに蚕蛾を乗せた。
その小さな命が、微かに羽を震わせながら私の指を確かにつかんだ時、言葉にできないほど心が震えた。
養蚕の里大屋に、かつていたかもしれない少女に捧ぐ。
山田洋次記念賞
- 作品コメント
- 里山を棲み家とし、逞しく生きる一対の山鳩。
その姿を造形的に表現しました。
今日も山から元気な鳴き声が聴こえてくる。
優秀賞(芸術文化専門職大学長賞)
- 作品コメント
- 初めは寺の入り口に小さな小さな社を作り、持鉢を抱えている羊を置き、お賽銭を備えてもらっていました(現在も有)。
次に作品展に向けて持鉢を本に持ち替えて作ってみたら、違和感なく本を読む姿が出来上がりました。
羊くん、何を読んでいるのかと覗いてみたら、そこには楠の年輪だけ、というのもなんかオチがあるような気がしています。
第30回記念特別賞
- 作品コメント
- 蓮華蔵世界観によると須弥山のふもとには、難陀・跋難陀という二龍王がいて、ほとけの世界を守っているとのこと。
その二龍王に子供がいるとしたら、と想像して作品にしました。
実行委員会特別賞
- 作品コメント
- 第20回 木彫フォークアートおおやの審査講評会で、審査委員長の木村重信さんが、マッスとヴォリュームについて話されていて、圧倒的な塊、量感をいつか形にしたいと考えていました。
10年経って最近ハマっている植物に今の自分なりの答えを表現できるのではないかと作ってみました。
エケベリアにとまるテントウ虫の視点で作りました。
木彫フォークアート友の会賞
- 作品コメント
- お父さんのコートを着て、マジックのペンを葉巻に見立てて、刑事コロンボになりきっている男の子です。
大衆賞
- 作品コメント
- 猿の毛づくろい姿を彫ってみました。
母猿に抱っこされている子猿は不思議そうに見ています。
この人(猿)誰?
誰でしょうね。作者にも分かりません。
色付けに色鉛筆を使ってみました。