第14回 あなたのさくら色 2021 コンテスト
応募作品数:372点(イラスト部門:176点/写真部門:110点/歌詞部門:86点)
受賞作品数:19点(イラスト部門:3点/写真部門:3点/歌詞部門:3点/審査員賞:8点/奨励賞:2点)
主催:レナ・ジャポン・インスティチュート株式会社
イラスト部門
1位
- 審査コメント
- さくらのヘアとおしゃれなウエアのマッチングが素敵です。(副田高行)
満開の桜のヘアースタイルのユニークな女の子が印象的。デジタル制作なのに手描きのような暖かさが表現できており、また元気強さを表現する黄色の背景が、この女の子の優しく可愛い色合いをより強く押し出していると思います。(小篠ゆま)
今年のテーマ、きっときっとさくら咲くのとおり、前向きなエネルギーを感じる、元気が出る作品です。19歳の可能性がみえます。(蟹瀬令子)
2位
- 審査コメント
- 油絵具を根気よく重ね、めくりつつ心象風景を描きだしている。(小林照子)
さくら色を重ねた深みのある柔らかな表現の中に、見えないフレーム。美しい中にある何か厳しさを感じて、なぜか心惹かれます。(蟹瀬令子)
3位
- 審査コメント
- 心温まる桜色のハンドペイントの暖かさの中に、目を引く黄色とブルーのキリンのカラーとのコントラストバランスが、暖かさの中にも元気さを表現しており、これから咲いていく桜の力強さ、元気さをとても感じます。また作品の額縁を英字新聞のような上でマスキングをしまたその上にもペイントをすることにより、暖かさと枠からはみ出る力強さも感じます。キリンの目も全体を引き締めるキャッチーなポイントになっているのかと思います。(小篠)
構図も色彩も「ほっこり感」を良く表現できた、心に響く作品だと思います。(秋元征紘)
写真部門
1位
2位
- 審査コメント
- なにげない日常のひとこまだが、誰もが「あるある!」と思う瞬間。(小林)
ビニール傘なのか、雨に濡れた花びらがしがみつく。日常の1シーンを見事にとらえた。(副田)
なにげないビニール傘に雨粒とともに付着した桜の花びらに注目したところが新鮮。アート感溢れる作品。(蟹瀬誠一)
なにげない日常の一コマがよくとらえられています。(蟹瀬令子)
- 審査コメント
- あどけない幼児とその周辺に存在する人々の心情が心に沁みる作品です。(小林)
優しい光の中の赤ん坊の鼻にチューブが。胸に刺さった一枚。(副田)
明るい日差し、自然の緑の背景に酸素吸入器を付けた赤ちゃんの眼差し。欧米先進国と比べて日本が遅れているホスピタルアートの一つとして「ホスピタルフォト」を提言する作品として評価する。(蟹瀬誠一)
あどけないのに背負った痛みがある、でも頑張っている姿に勇気づけられます。(蟹瀬令子)
3位
- 審査コメント
- 満開の桜の下。子供の表情がいい。ランドセルを傘にした構図がいい。(副田)
さくらの花を背景にランドセルと戯れる子供の笑顔が本当に幸せそう。コロナ禍で文句なしに癒されます。(蟹瀬誠一)
おばあちゃんとお孫さんのなごやかな関係がとても表現されています。背景の暖かな優しい桜の前で、ランドセルの蓋の下でやんちゃに微笑むお孫ちゃんが何とも可愛らしく、とても心和む作品だと思いました。また下の芝生のグリーンが、全体を引き締めており、自然の中にもコントラストが効いており、良い作品だと思いました。(小篠)
喜びに溢れている様子がこの時代ホッとさせてくれます。(蟹瀬令子)
歌詞部門
1位
- 審査コメント
- 詞として美しいと思います。詞のラインが秀逸なところがあって、捨てがたく思っています。特にBメロはするどすぎる。(湯川れい子)
今の時代を反映している歌詞だと思います。今みんなが感じていることを言葉にしていて共感を覚えます。(蟹瀬令子)
2位
- 審査コメント
- メロディーをつけるとしたら、AA´CBという展開になりますが、フォーク、ロック、シンガーソングライターなら、伸ばしたり、ツメたりで、言葉数を何とかはめ込めるでしょう。むしろ純粋詩としてもよいかと思います。(湯川)
3位
- 審査コメント
- あのツナミにさらわれて死んだ夫と沖縄に来ていた妻との物語。ツナミから9年後の物語です。毎年子供が大きくなるごとに「もう10才」になるの、「もう11才よ」と年を重ねていける歌です。(湯川)
審査員賞
湯川れい子賞
- 審査コメント
- 左右の眼の色が違うなんて、「デヴィッド・ボウイ」みたい。あまりにも閉鎖的なコロナ禍の世界で、もう人間界を越えて、スター・アニマルですね!!(湯川)
白と薄ピンクの統一感の中に、猫の肉球とピンクとブルーの猫の瞳の色がとても印象的でした。猫の肉球も桜の花のようで可愛く、コミカルでほんわかとした作品です。作者が過ごされてきた困難な状況から、一歩前に進もうとするチャレンジ心をとても力強く感じられ、これからの時代への希望が持てるような作品と思いました。(小篠)
小林照子賞
- 審査コメント
- 水墨画に色をにじませたようなおぼろな雰囲気がよい。(小林)
大変な撮影のための準備と、ベストなタイミングを根気よく待った結果と思われます。(秋元)
小篠ゆま賞
- 審査コメント
- スポンジタッチの柔らかいタッチと、シャープな線画とブロッキングでミニマルに表現したのが、コントラスティックで今っぽい!!(小篠)
繊細なラインの鳥が、さくらの花びらとともに物語をかたっていますね。(副田)
副田高行賞
- 審査コメント
- こけしのボディにカラフルでチャーミングな顔。これはもう、現代アートです。(副田)
いかにもユーモラスなイラストが日本伝統のこけしとコラボして面白いアート感をうみだしています。(蟹瀬誠一)
伝統工芸のこけしと近代ポップアートのマッチングが未来への可能性を感じさせてくれます。(蟹瀬令子)
蟹瀬誠一賞
- 審査コメント
- 上京時の当惑と喜びの交錯していてユーモラスに描かれていて、将来性を感じさせてくれる作品です。(蟹瀬誠一)
たじろぎながらも立ち上がる少女の気持ちが愛らしく表現されている。(小林)
秋元征紘賞
- 審査コメント
- 学生時代の悩みや希望が独特な表現で描かれている印象的な作品です。(秋元)
レナジャポン社長賞
- 審査コメント
- ひらがなと漢字の美しい組み合わせからうまれた絵のような歌でした。ゆっくりと時間が過ぎてゆくこの感じに曲がつくといいかなと願っています。(蟹瀬令子)
まるで浮世絵のような、絵が先に見えるような古文調の美しい歌です。和楽器バンドなら歌ってくれるかもしれせん。今回、最もさくらが見えた桃色の世界でした。(湯川)
- 審査コメント
- とてもシンプルなのに、勢いがあり美しい。さくら色の静と動がよく表れています。(蟹瀬令子)
奨励賞
審査員奨励賞
- 審査コメント
- 心安らぐメルヘンチックな表現をさらに深めていただくことを期待しております。
奨励賞
- 審査コメント
- 長年の素晴らしい制作活動を称えると共に、これからのさらなる活動に期待しています。