結果発表
2021/03/05 18:00

第3回 愛川レッドカーペット

応募作品数:23点
受賞作品数:4点
主催:神奈川県愛川町

最優秀賞

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監督・脚本:秦 美鈴
作品コメント
高校3年生の夏(なつ)と陽奈(ひな)は小学校からの親友。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で会えなくなり、次第に疎遠になっていく。2人の女子高生のコロナ禍の青春を描き、今までの日々では気付けなかった“愛”を表現した作品です。

出演:蒔夏ねね、上村笑瑠
愛川町内のロケ地:古民家山十邸、箕輪耕地、愛川高校
審査コメント
親友である2人の女子高生の交流や表情の微妙な変化を1年前のクリップとオーバーラップさせながら、おそらく誰もが共感できる現在のやるせなさやもどかしさを表現し、シンプルに今を描いた秀作である。ロケ地となった愛川高校や箕輪耕地などの描き方も素晴らしい。

優秀脚本賞

PICNIC
監督・脚本・出演:鈴木タケシ
作品コメント
県立あいかわ公園でピクニックを楽しむ一組の男女。男が一生懸命に作ってきたお弁当に、相手は感心するが……。見た人が好きな人とピクニックに出かけたくなるような作品です。

出演:小岩崎小恵
愛川町内のロケ地:県立あいかわ公園
審査コメント
何も起こらない、男女の会話だけでお互いの愛を感じさせ、楽しく見せ切ってしまうところに、脚本の完成度の高さ、役者の芝居の上手さも感じた。ロケ地を美しく、堂々と捉えたところも良かった。

優秀視点賞

ダム愛
(チーム井上)
監督:井上裕季子
作品コメント
音のない世界で生きている「ろう」者にとっては、宮ヶ瀬ダム観光放流は音楽である。コロナ禍の「ろう」者の実体験を描いた作品です。

出演:みょんじゅ
愛川町内のロケ地:宮ヶ瀬ダム
審査コメント
「ろう」者である主人公にとって観光放流は遊興ではなく、圧倒的な放流から体に伝わる振動こそが生きるエネルギーであった。ハッとする視点であり、ドキュメンタリータッチのこの作品から発せられるメッセージの力は感動的であった。

優秀映像美賞

LOVE through THE RIVER ~逢瀬(おうせ)~
(垣澤社中 LOVE RIVER プロジェクト)
監督:藤代瞳子
作品コメント
塩川滝にまつわる伝説をモチーフに、厚木の郷土芸能「相模里神楽」を継承する垣澤社中が大胆に映像化。縁(ゆかり)の神たちの「愛」の物語を描いた作品です。

出演:垣澤瑞貴、金 宜伸、大岡伸次ほか
愛川町内のロケ地:塩川滝、塩川神社
審査コメント
伝統的な「神楽」の枠を超え、舞踊・演劇的手法も入れ、独自で悠久な「愛」を美しく描いている。高度な映像のクオリティーで、塩川滝の魅力やロケ地としての可能性を引き出した点も良かった。
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