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発表 2011年1月 |
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「Type Designers Club Type Design Competiton」はニューヨーク・タイプディレクターズ・クラブが主催する、優れたタイポグラフィデザインを表彰する国際的なコンペティションです。募集分野は、エディトリアル、ポスター、書籍など、タイポグラフィ全般にわたります。今年の応募数は過去最高を記録しました。応募作品の近年の傾向としては、非ラテン文字の応募作品が増えてきており、審査する側に専門知識が必要とされてきているようです。日本人では、豊島晶さんの和文書体の作品『News』が入賞しました。
ここでは入賞した書体20点と、審査委員長を務めたフォントデザイナーJames Montalbanoのコメントをご紹介します。
エントリー総数 : 179 点以上
受賞作品数 :
米国 : エントリー数:48点、受賞数:10点
全世界 : エントリー数:131点、受賞数:10点
※米国外の計28カ国からの応募が全体の73%を、米国外の計6カ国からの応募者が受賞者の5割を占めました。
主催 : NY Type Directors Club
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【 News 】
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審査委員長コメント |
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「今年はこれまでで一番応募数が多い年になりましたが、応募作品の質が飛躍的に上がってきると思います。非ラテン文字のデザインは引き続き増え、審査員(*1)の専門知識がこれまで以上に必要になっています。審査員の方々は思いやりに溢れていて非常に協力的でした。彼らの選んだ作品についての真剣な議論を聞くことはとても勉強になり、デザイン分野に関係する人にとってはとても価値のあるものでした。審査員の専門知識に加えて、Maxim Zhukov氏の多大なる尽力なしにはこのコンペを成功裏に終わらせることはできなかったでしょう。同氏は非ラテン文字の応募に関する審査会による審査とコメントを取りまとめました。関係者の皆さんのお力添えとユーモアのセンスに感謝します。審査員は様々なスキルと経験を持ち備えていました」(審査委員長 James Montalbano)
(*1: Jos Buivenga、Jessica Hische、Steve Matteson、and Charles Nix)
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選定方法 |
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*各作品をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます
( 作品名、書体デザイナー )
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Brandon Grotesque
Hannes von Döhren, Berlin
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Eames Century Modern
Erik van Blokland, The Hague
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Aero
Chester Jenkins and Jeremy Mickel, Brooklyn, New York, and Providence, Rhode Island
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Palatino Sans Arabic
Nadine Chahine, Bad Homburg, Germany
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Tundra
Ludwig Übele, Berlin
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Amalta
Vera Evstafieva, Moscow
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Thuraya Regular
Kristyan Sarkis, Beirut, Lebanon
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Shift
Jeremy Mickel, Providence, Rhode Island
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Supria Sans
Hannes von Döhren, Berlin
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FF Suhmo
Alex Rütten, Berlin
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News
Aki Toyoshima, New York
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Daisy
Ludwig Übele, Berlin
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Matrona
Hubert Jocham, Lautrach, Germany
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Tabati
Lara Assouad Khoury, Beirut, Lebanon
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Nori
Neil Summerour, Jefferson, Georgia
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Eventide
Jeremy Mickel, Providence, Rhode Island
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Enzian
Jason Mannix and Lindsay Mannix, Washington, D.C.
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Elegy
Jim Wasco, Redwood City, California
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Poem
Alejandro Paul, Buenos Aires, Argentina
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Eames Poster Numerals
Erik van Blokland, The Hague
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