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同コンペは大学院・大学・短期大学・高等専門学校・各種専門学校の学生を対象としたもので、今年で12回目となります。
今回のテーマは“原始の小屋”。テーマは、建築理論家マルク・アントワーヌ・ロジエの著作「建築試論」の口絵に描いたイメージ図からきています。簡素な木材で作られた柱と梁によって生み出された空間を建築の本質であると説いた「原始の小屋」。同コンペでは建築をとりまく状況が大きく変化した現代において改めて「原始の小屋」を構想した作品を募集しました。
最優秀賞に選ばれたのは千葉大学工学部の学生3人による作品「Primitive Way」。柱と梁で囲う事で空間を作ると説いたロジエとは異なり、境界を作るもの自体の中に空間を作ることで新たな生活の場を生み出した作品です。
今回は、受賞作品7点をご紹介します。
●過去の受賞作品
» 2007
» 2006
» 2005
» 2004
●応募作品数 : 638 点 (国内作品 : 464点 / 海外作品 : 174点)
●入賞作品数 : 7 点
●主催 : 株式会社シェルター
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【 Primitive Way 】
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贈賞式 |
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プレゼンテーションの様子 |
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最優秀賞作品「Primitive Way」 |
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最優秀賞を受賞した小林さん、関根さん、福井さん
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受賞者と審査員の方々 |
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賞・賞金 |
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●最優秀賞 (原則1作品) 賞状・50万円
●優秀賞 (原則1作品以内) 賞状・各20万円
●入賞 (原則3作品以内) 賞状・各5万円
●奨励賞 (若干名) 賞状・賞品
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審査/審査員(敬称略) |
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●審査委員長
千葉 学(建築家/東京大学准教授)
●審査委員
トム ヘネガン(建築家/東京藝術大学教授)
中田千彦(建築家/宮城大学准教授)
古谷誠章(建築家/早稲田大学教授)
元倉眞琴(建築家/東京藝術大学教授)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、作者名、コメント)
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Primitive Way
小林達宏(千葉大学工学部デザイン工学科)
関根達朗(千葉大学工学部デザイン工学科)
福井亜啓(千葉大学工学部都市環境学システム学科)
ロジエは人間が建築をつくりはじめた頃を建築の起源とし、それを原始的と捉えた。そこでは柱と梁で囲う事によって外との境界をつくり、生活の場を生み出した。私達は内外の境界をつくるもの自体の中に空間をつくり、新たな生活の場を考えた。サルのように登り、リスのように渡り、クマのように地中で眠る。まるで大昔の生活のようでもあり、自然に近づいてゆくような生活である。そこではこれまでにないような新たな生活の場面が展開されるのではないだろうか。
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解体する増築
後藤充裕(宮城大学大学院事業構想学研究科)
山田祥平(宮城大学大学院事業構想学研究科)
私にとって、現代にとって、原始はいったいどんなものであろうか。それは、きっと太古の時代に回帰する空間像ではないはずだ。現代の空間、特に住宅においては、自らが積極的に空間に関わることはなくなってしまった。唯一、私が空間に関われるとしたら、それはドアを開けるとき、カーテンを開け、窓を開け、外のにおい、風を感じるときくらいである。建具の操作、解体、これは、解体しながら増築する小屋である。
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豊かな家
齋藤慶和(大阪工業大学 大学院 工学研究科)
小屋には、それぞれ機能を持たす事が出来る。それを従来の住むための場所として成立させるには・・・(詳細はこちら)
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FURTIVE HUT
Gonzalo Del Val Marijuan(Universidad Politecnica de Madrid Superior de arquitectura)
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集束と現象の小屋
高栄智史(早稲田大学 創造理工学部)
村上毅晃(武蔵野美術大学 大学院造形研究科)
環境保全及び木育のための国産の間伐材を利用したフォリー。
垂直材を集束させ配置する事で・・・(詳細はこちら)
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A Bhuddist's Hut
Ekachai Pattamasattaysonthi(Massachusetts Institute of Technolog Department of Architecture)
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伸縮する小屋
張 昊(筑波大学 社会工学類 都市計画専攻)
小屋は伸縮する。
小屋は木の簡易フレームで出来ており、レールを通すことで・・・(詳細はこちら)
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