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審査年 2002年 |
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●「センダイアートアニュアル2002」展覧会、10/26より開催。詳細はこちらで |
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せんだいメディアテークは本年度5回目の自主企画展覧会として、「せんだいアートアニュアル2001」を開催しました。
アニュアル - annual - とは、「毎年の、例年の」という意味です。「市民の創作活動をサポートする」ことを基本理念のひとつとするメディアテークでは、毎年秋に市民の方々が積極的・主体的に参加できるアートイベントを行っていきます。
記念すべき第1回目のアートアニュアル2001は、市民の方々から広く創造性あふれる作品を募り公募展を行いました。展示テーマ「波紋」を軸として、出品者が作品を制作し、メディアテーク学芸員が展示を構成し、審査員の方々が各々の専門性や知見からコメントを行うもので、三者それぞれがメディアテークを舞台に発表・表現し、会場に訪れた来場者をも巻き込んで互いに交流していくアートフェスティバルです。アニュアルの様子は会場だけでなく、インターネット上のホームページでも随時レポートされ、メディアテークから新しい市民の創作活動が発信されていきます。
2回目となる「センダイアートアニュアル2002」は、「セルフポートレイト」というテーマで作品を募集しました。審査員に田中秀幸氏、明和電機を新たに迎え、10月26日から開催されます。
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コンペの選評や今回の状況など |
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□作品募集
「波紋」をテーマとして、作品を仙台市民に限定せず広く募集した。募集部門は作品の大きさによって2つに分けられ、「一辺45センチの立方体に収まり、6面が壁(透明もしくは色つき)で囲まれているか、フレームを持ち自立すること」が条件となる「キュービックアート部門」と、「作品規定の範囲内である3m立方に収まる作品」という「一般部門」に別れており、このどちらかの規格に適合するものであれば、表現するメディアは全く自由である。募集期間は2001年8月1日から9月30日までで、キュービックアート部門30点、一般部門204点の応募があり、一次選考は今回はなしとし、全作品を展示した。
展示に際しては、メディアの種類で分類するのではなく、「波紋」というテーマをどのように解釈したか、どのようなテーマをもった作品かを考慮し、ゆるやかなグルーピングをして展示を構成した。
□賞と審査
作品の完成度のみを審査して優劣を決めがちな従来の公募展とは異なり、本展ではテーマ、地域性など5つの視点から設定した賞を設け、選考方法も審査員による選考や来場者の投票など多彩なものとすることで、出品者、来場者、審査員それぞれの作品の見方を交流できるようにした。11月11日には講評会・シンポジウム「アニュアル・レヴュー」を公開形式で行い、審査員の作品に対する生の評価と、来場者や出品者のやりとりが生まれる場を設けた。
□その他の特徴
本展では、作家による公開プレゼンテーションを採用し、作家と来場者とが会場の作品の前にて交流できるようにした。
また、本展の様子はインターネット上のメディアテークwebサイトでも詳細にレポートされ、全作品の画像や詳細項目、会場やイベントの様子が参照できる(http://www.smt.city.sendai.jp/ja/activities/saa/index.html)。
加えて定禅寺通りを活動の拠点とするsmtの性質から、毎年11月3日に開催されている「定禅寺通り杜のアート展」のご協力をいただき、アート展出品者に本展への出品をしていただくことができた。
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審査員
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阿部 仁史【建築家】、飯沢 耕太郎【写真評論家】、佐藤 一郎【画家】 中谷 日出【映像デザイナー、NHK解説委員】
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*各作品をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます
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■ アニュアル2001賞(受賞者全7組) |
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■ smt賞(受賞者全3組) |
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「庭の枯れたヒメリンゴの木からこけし人形を創る賦」
源間正彦
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■ あおば美術賞(受賞者全4組) |
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■ 定禅寺通り市民賞(受賞者全11組) |
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「兜(Kabuto)プター ─ 透明 生まれる海 ─」
Ναεγλερια Φοωλερι
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