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受賞作品発表 2010年11月
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同コンテストは、サントリーミドリエ株式会社が主催するアイディアコンペティションです。土を使わない緑化システム「ミドリエ」使用の素材「パフカル」を用いた「空間」「環境緑化」「プロダクト」デザインの未発表アイディアを募り、全国から188点の応募がありました。
最優秀賞を受賞したのは、大木陽平さんの「ROPE」。パプカルを紐状にして、より自在な緑の形を提案した作品です。“曲がる”“やわらかい”というパフカルの新しい特性を発見しただけでなく、何万種類にも発展可能なデザインを提案した事も高く評価されました。
受賞作品には、ミドリエの特性をよく考えられたアイディアが多く見受けられます。コミュニケーションツールの提案もあり、緑の可能性の大きさに気付かされます。街の緑を豊かにする「ミドリエ」とデザインの力で、屋外屋内問わず都会が緑で彩られる事を期待します。
今回は受賞作品5点をご紹介します。
応募作品総数: 188 点
入賞作品総数: 5 点
主催: サントリーミドリエ株式会社
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賞・賞金 |
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●最優秀賞 (1点) 賞金100万円
●優秀賞 (3点) 賞金30万円
●審査員特別賞 (1点) 賞金10万円
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審査/審査員(敬称略) |
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青木 淳(建築家)
飯島 直樹(インテリアデザイナー)
長谷川 浩己(ランドスケープアーキテクト)
加藤 芳夫(サントリービジネスエキスパート(株)デザイン部長)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、作者名、デザインコンセプト)
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ROPE
大木陽平
パフカルは土のようにばらけること無く、適切に水分を保てる素材です。そこで、その素材を紐状にすることで、より自在な形へと発展させられるのではないでしょうか。丸めたり、編んだり、垂らしたり、結んだ
り、巻き付けたり、自在な緑の形を提示できます。
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緑の丘
平沼孝啓建築研究所
階段の蹴上げ部分にミドリエをユニット化したものを設置する。パフカルの、垂直面に用いても型崩れせず土のように飛散しない性質によって、室内の階段に用いても高いメンテナンス性を確保できると考えた。蹴上げ部分は階段を上るときに視界の多くを占める部分であり、壁面同様に離れた位置からも視線がよく触れる箇所である。階段の下階では、視点の関係から踏み面は見えにくく、ミドリエを設置した蹴上げ面が連続して見えることによって・・・(詳細はこちら)
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Bouquet
澤田慎治
もらって嬉しい形です。
1.持ち帰るまで、嬉しい形
結婚式のブーケのような形。そのため、少しラッピングするだけで、持っていることが嬉しいです。パフカルは軽いので、持って帰る負担も軽減されています。
2.家で飾るのが嬉しい形
もらった植物を育てる器がないと困りますが、これはそんな心配がいりません。さまざまな人の生活に合わせられます。
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ツミドリ
3+1〈香山幸子+戸髙真理子+飯田真理+金井亮〉
積み木を楽しむように緑を楽しめたら…。そんな発想から生まれた「ツミドリ」。鑑賞のみだった緑の可能性を大きく広げます。従来の緑のように買って部屋に「置く」だけでなく、インテリアに合わせ組み合わせて増やす楽しさをプラスしました。パフカルの軽さとこぼれないという特徴が、手軽さ積む楽しさを実現します。50mmの立方体を基本にした8種類のブロックの表面に、様々なカラーで水を通さないコーティングを施し、パフカル自体が鉢の役割を果たすという新しい発想は、エコにもつながります。上面の開口部以外・・・(詳細はこちら)
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わだち
安井謙介
豊かな自然の土はどこまでもつながり、緑に必要な水の循環を支えてくれます。渓谷の緑は流されなかったわずかな土があるからこそ、力強い姿を見せてくれます。パフカルの性能から、そのような土本来の姿を想像しました。パフカルを連結させ、水を循環させるために、轍(わだち)のような溝を表面に施しました。連結する溝であると同時に、防水性を施された水路でもあります。シンプルなシステム程、無限の使い方を引き出すことができます。例えば、坂であることで発展し、坂であることで衰退しつつある尾道・・・(詳細はこちら)
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