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第2回KU/KAN賞発表!

受賞者

授賞式

KU/KAN賞とは


2008年12月9日、都市センターホテルにおいて空間デザイン機構主催の「第2回KU/KAN賞」の贈賞式が行われました。
この賞は空間機構の役員及び賞委員長の計9名により、19点の賞候補が選出され、審査が行われました。数度に渡る選出経過の後、グラフィックデザイナーの廣村正彰氏の受賞が決定しました。


<第2回KU/KAN賞>廣村正彰の『空間構造を解き明かし可視化するデザイン』の業績

廣村正彰の『空間構造を解き明かし可視化するデザイン』の業績
横須賀美術館 2007年4月 撮影:近藤泰夫
廣村正彰の『空間構造を解き明かし可視化するデザイン』の業績
北千住 丸井・食遊館 2004年2月 撮影:ナカサ&パートナーズ

総評
デザインという事態は、今、ある種、渋滞しているといっていいのかもしれない。解釈も、創造も、手法も、多種に及んで方向を競う。結果、奇妙な渋滞が感じられる。そんな中でKU/KAN賞の選出は今年度も難行した。安易な渋滞の解消は論外である。19点の候補が挙げられ、大きな都市空間の開発、長年にわたる商環境のプロデュース、美しい茶室、持続的なデザイン貢献、中には映画までもが論じられた。論議は、いわば、それら候補作の推選理由にどう肉付けし、デザインのリアリティーを探るかであった。数度にわたる選出経過の後、廣村正彰の「空間構造を解き明かし可視化するデザイン」の業績をKU/KAN賞2008に選出した。

廣村正彰のデザインの仕事は、きらびやかなものではない。サインデザインという限定された部位への働きかけによって、空間の骨格と生成を呼び起こす。建築家の山本理顕とのコラボレーションがサインデザインとの新しい出合いだったという。中学校校舎の建築空間に穴(ドット)をモチーフにしたサインデザインを組み込んだ仕事だ。サインデザインという部分が建築全体のアクチュアリティを生み出す動的なデザインがここから始まった。饒舌な意匠はなく、あらわされているものはインフォメーションの機能である。そっけないといってもいい。しかし、それらが場に即し、サインとしての絶妙な必然を見出すと、隠れた空間の次元を生み出す。空間を物理から解放し、インフォルムの場をつくるのだ。このように、サイン、あるいはグラフィックデザインという仕事を通じて、空間に豊かなコンテクストをいざなうデザインには、デザインの渋滞を抜け出す希望がある。それは、KU/KAN賞を始めようとしたときに論議した芯のようなものとも重なるように思われた。KU/KAN賞とする理由である。

空間デザイン機構 飯島直樹

審査員
飯島直樹 社団法人日本商環境設計家協会理事長(飯島直樹デザイン室代表)
井原理安社団法人日本サインデザイン協会会長(井原理安デザイン事務所代表取締役)
加島好修社団法人日本ディスプレイデザイン協会理事(株式会社丹青社)
柘植喜治社団法人日本ディスプレイデザイン協会副会長(千葉大学)
乃村義博社団法人日本ディスプレイ業団体連合会会長(株式会社乃村工藝社会長)
浜田 晋社団法人日本ディスプレイ業団体連合会副会長
(株式会社つむら工芸代表取締役社長)
前田利昭社団法人日本商環境設計家協会理事(株式会社シーパァフォァ代表取締役)
宮沢 功社団法人日本サインデザイン協会理事(株式会社ジイケイ設計取締役相談役)
山田昌之社団法人日本ディスプレイデザイン協会会長(山田昌之デザイン室代表)

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